二人目の特殊職
ははは、驚いたか?さっき使ったのは、俺の魂だ。これは、強力な武器の素材になる他、俺を召喚することができる。』
ふーん。武器の素材にした方が良かったかな。
『おい、継承者よ。失礼なことを考えてんじゃないんだろうな?』
うわ、こいつエスパーかよ。取り敢えずこいつのステータスをみてみるか。
《看破》
name孤闘の大狼グランド level 1
種族 大狼
スキル 《突進》
《孤闘の誓い》
《人化》
《突進》
突進攻撃をする際、若干の補正がつく
《孤闘の誓い》
HPが50%を切った際、使うことができる
HPを毎秒1%減らす代わり、身体能力が格段に上昇する
《人化》
人になることができる
「人化?」
『あぁ、一応人になることはできる。』
「ならなってみてくれないか?」
『了承した』
そう、大体こういう時、なろうなら美女になるはずだ。まぁ、お約束みたいなものだろ。
そしてそこにいたのは…
犬耳をつけた…
背の高い…
イケメン野郎だった。
…なんでだよっ!?
俺のこの世で嫌いなもの、リア充とイケメンだ。え?完全に私怨だろって?ははは、世の中気にしない方がいいことあるんだよ。とにかく、この世はなんで俺を美女と会わせてくれないんだよ…あぁ、せめてゲームの中でもと思ったがそういう運命なんだな。諦めよう、そうしよう。
「お、兄ちゃんグランド倒したんだな。もう少し時間がかかると思ったぜ。」
あぁ…そういえばいたな。おっちゃん。
「ところで、これで剣聖の試練は達成しただろ?そこのところどうなんだ?」
「ん?俺は確かにグランドを倒せとは言ったが、それだけとは言ってないぞ?他のも倒さなきゃいかん。」
え?いやそれ詐欺だろ!?
「あと2体だな。」
いや多くね?
「嫉妬の悪魔・ディア、憤怒の豪鬼・グレンこの2体だ。因みにこの2体はお前さん一人でも行くことができる場所にいるぜ。それとファスト周辺にはいないな。」
憤怒に嫉妬?思い当たるのは7つの大罪だが…
「その2体の場所は?」
「探せ」
まじか。中々きついな。グランドだって、さっき倒したら、もういなくなっちまったからな。他のプレイヤーよりも早く倒さなきゃいけないんだろ。取り敢えず先決は今のプレイヤーと同じところに追いつくことか。
「それよりも兄ちゃん、まだ武器や防具はまだ新調してないんだな。そんな状態でよくグランドに勝ったよな。」
あぁ、そうか。ずっとこのままってわけにもいかないしな。
「どこかオススメとかないか?おっちゃん」
「そうだな。お前さんならあそこでもいいかもな。フィオンっていう防具鍛治師なら知り合いだぜ。場所はセンドっていう街だ。西の山を進んだところだ。多分孤闘の皮を渡せば作ってくれるだろ。」
おいおい、ファスト以外の町って聞いたことないぞ。今のプレイヤーは、ファストで、レベル上げしながら次の町を探っている状況だろ。
「まずはセンドを目指してみたらどうた?」
「…そうだな。だが武器はどうするか。まだ弱いままだからな。」
「んー、俺は剣聖になって貰った剣をずっと使ってきたからな。旅人同士で作ったらどうた?」
あー、そうなるか。だがその言い方だと剣聖になりさえすれば強力な武器が貰えるみたいだな。それまでのつなぎなのだが、そのためには後2体の敵を倒さないといけない。だが一応孤闘の核はあるし、これで作ってもらうのもありだな。ま、核で剣が作れるのかっていう問題はあるが。うん。結構問題だな。
「おい、グランド行くぞ。」
『了解した。』
「お?もう兄ちゃん行くのか?」
「そうだな。早くセンドっていう町にも行きたいしな。」
「そうか…なら暫くの別れだな。まぁまた2体倒したらこっちに来ればいい。そん時に剣聖にしてやる。これはホントだ。まぁ楽しんでこい。俺はこの職業の関係上色んなとこに行くことがあったが、世界は広いぞ。お前さんは旅人だし、せっかくなら楽しんでこい!」
あぁ…そうだな、本当に楽しみだ。始まって、急に特殊職の獲得、それに呪いともいえる称号の獲得など、例を挙げればかなりあるが、なんだかんだ俺はこのゲームを楽しんでいる。これからも楽しんでいかなきゃ損だよな。
「グランド、行くぞ」
『そうだな、継承者よ。』
俺たちの冒険はここからだっ!!
まぁ打ち切りではないんだけどな。
さて、まずは剣の新調だな。魔剣闘士だし、剣がメインだ。というかよくここまで{初心者の剣}でやってこれたな。自分でもそう思うぜ。まぁ特殊職だからだろうな。特殊職、様々だな。
♦︎ ♦︎ ♦︎
取り敢えずファストに来たが…
「うーむ、武器、何処で買うかな。」
鍛治屋といってもかなりの数がある。プレイヤーがやっているもの、NPCがやっているものなのだが、どうしたものか。
「取り敢えず掲示板で一回聞いてみるか。」
【IDO】infinity dream online について語るスレ82【神ゲー】
823;名無しのプレイヤー
兎ちゃんが狩れない(´;ω;`)
824;名無しのプレイヤー
いつもの風景だなw
825;名無しのプレイヤー←ユーイチ
すまん、ファストでいい感じの鍛治師っていないか?オススメ教えてくれ
826;名無しのプレイヤー
ggrks
827;名無しのプレイヤー
なら俺が教えてやろう。始まりの武器店っていうとこがオススメだぞ。
828;名無しのプレイヤー
俺のオススメはポンスっていう鍛冶屋だなNPCがやってるぞ
829;名無しのプレイヤー←ユーイチ
じゃ両方行ってみるな。助言サンキュ
830;名無しのプレイヤー
〉〉828おい、そこはやめとけw
取り敢えず両方行くか。
まずは始まりの武器店だな。
「いらっしゃいませ」
簡単にいうと内容としては基本的に初心者向けだな。{初心者の剣}の上位互換って感じのが売っている。だがそこまで惹かれる物はないな。
暫く見てみたが、中々良いのは無さそうだった。
よし。ポンスってところに行ってみるか。
「失礼しまーす」
「失礼するなら帰って。仕事の邪魔。」
…え
「あの、剣を見せて欲しいんですけど…」
「なら私と勝負して。一発私にいれたら考えてあげる。」
《身体強化・STR・AGI》
な!?速い!だがこのくらいなら…
《極界》 《エンチャント・無》
一気に接近して斬る!
「へぇ、中々やるじゃん。私の名前はポン。魔剣鍛治師。よろしく。」
「あ、あぁ。俺の名前はユーイチ。魔剣闘士だ。」
「へぇ、貴方も特殊職なの。まぁ剣を見てくんでしょ。見てって」
特殊職なのか…また変な人と縁ができたな。
「あの…それもあるが多分剣の材料があるんだが、これで剣を打ってくれないか?」
「見せて」
「これだ」
「へぇ、孤闘の核。見たことない。面白そう。これで剣を打たせてくれるの?もし、やってもいいなら無料でやる。」
え?まじで?無料でいいのか。有り難いな。
「あぁ勿論だ。」
「ありがと♪少し時間がかかるから1日くらい待ってて」
お、おお中々ぐいぐい来るな。だが楽しみだ。
「楽しみにしてる。」
「うん♪」
武器の性能については何かアイディアがあれば募集します。良ければ感想に書いて頂けたら幸いです(≧∇≦)少しでも面白いと思って頂けたらブックマークや感想などもお願いします(`・ω・´)




