エピローグ
登場人物
東条 一 :二十二歳 俺
佐々木 裕人:二十歳 俺?
白井 伊織 :十七歳 俺? いや私? 女子高生
渡瀬 沙紀 :二十二歳 俺? いや私? 美しいOL?
石田 大造 :六十代男性 俺? いや……おっさん
由香 :遠距離恋愛していた元カノ。『サヨナラ』の置き手紙でフラれた
係長 :鬼のような(?)係長
斉藤 美奈 :二十四歳 隣デスクの少し気になる女性。父親が会社の専務
斉藤専務 :閻魔大王のような(?)専務
あれから、一年の月日が過ぎようとしていた。
仕事帰りに突然スマホが着信を知らせる――。まったく見覚えのない番号なのだが、なぜかピンとくるものがあった。
『よお、オリ、久しぶり。同窓会をしようぜ。お前なら連絡方法とかわかるだろ』
「……わかるかよ」
佐々木の声だ。お前の番号すら俺のスマホには登録されていないというのに……。
しかし、一年ぶりの佐々木と少し話した後、留守電サービスに三件の不在着信がほぼ同時刻に入っていたのに気がついた。
それぞれが……まったく同じ内容の簡易留守電を残していた。
十月二十六日、同窓会をやろう――。
日付、時間、場所ともにまったく同じ希望で留守電が入っている……。
あいつらは……本当に変わっているんだろうか。もしかするとまったく変わっていないんじゃないだろうか。
まったく、いつまでたっても心配させやがる……と、思わず笑ってしまった。
焼鳥屋『友鳥』には佐々木と伊織が先に着いていた。
「よお、久しぶり!」
軽く挨拶すると佐々木も軽く返答する。
「よおオリ! 一年ぶりだな」
伊織は感極まって……泣き出している。だいぶ苦労したのだろう……この一年間。
「久しぶり。ああ、……私の顔、……私の体」
そう言いながらベタベタとまとわりついてくる伊織を、さらりと避ける。
ちょっと邪魔。ハグしてやりたい気持ちはあるんだけど……。
見られると……いろいろ困る。誰にかって? それはいろいろだよ、いろいろ。
とりあえず店に入り席に着くと、上着を壁のハンガーへと掛ける。今日は少し肌寒い。
「へい、いらっしゃい。東条君じゃないか、久しぶり」
「久しぶりです」
あれからこの店には何度か来ている。もうマスターもすっかり知り合いで、ちょっとした常連客気取りだ。俺達はビールを頼むことなく、残りの二人を待った。
ガラガラ――。
「こんばんは」
そっと入ってきたのは……おっさんだ……。
「おっさん、久しぶり」
おっさんはこちらを見て、なんと泣き出してしまった……。
「お、お、久しぶりー。わしの顔、わしの体」
しかしおっさんは俺ではなく、……伊織に抱きつく。
伊織も目に涙をためて抱きしめ会う。
「……おい、佐々木。これは美しい再開か」
「……ああ。孫と大好きなお祖父ちゃんの感動の再開に見えるなあ」
おっさんと伊織が座ると、マスターが注文を聞いてきたので、先に食べ物だけ注文しておくことにした。
「レバ、ハツ、ズリ、カワ、くび、ケツ、とり!」
佐々木が即座にドヤ顔でそう言う、
「わしのセリフを!」
おっさんが立ち上がって猛抗議した。佐々木は飲んでもいないのに、もう上機嫌だ。
「ハッハッハ。東条君と同じ注文するんだねえ」
マスターが伝票にメモしながらそう返答すると佐々木とおっさんが俺を睨みつける。
「んん、なにか問題でも?」
腕を組みながら偉そうに答えてやった。
「俺のオリジナルのネタなんだぞ!」
「常連気取りやがってこの野郎!」
「フン。お前の物は俺の物。お前は俺の物だ」
俺も立ち上がり、佐々木に指を差して言ってやった。
「気持わりーこと言うな」
皆のテンションはもう上がっていた。そこへマスターも口を挟む。
「そう言えばさあ、もう一人の可愛い~女の子は来るのかい?」
俺達はマスターの方を見て答えた。沙紀のことだろう。一度しかここへ来ていないハズなのに、よく覚えていると感心してしまう。
「ええ、来るはずです。その時にビール頼みます」
「はいよ。あの子ってさあ、最近売れてる若手女優によく似てたんだよねえ」
俺達は顔を見合わせた。
最近のテレビや芸能界なんて……まったく興味がなく、誰一人として知らない。マスターはそんな俺たちに説明した。
「ほら、『ミサキ』って言ったら名前くらい聞いたことあるだろ。あの子にそっくりなんだよ」
うーん。ミサキ?
沙紀に「ミ」が付いてると考えると関連性があるかもしれないが、聞いたことがない。伊織は女子高生だから知っていてもよさそうだが。
「ごめん。知らない。ていうか、あたし受験勉強中でテレビ見てる暇なんてないもの」
「――受験勉強中! その最中に居酒屋に来る女子高生があるかあー!」
男三人がそう突っ込んだが、マスターは……聞いて聞かないフリをしていた。
すると噂をすればなんとやら。店の扉が開いて沙紀が顔を出した。
「ごめん。仕事長引いちゃって遅くなっちゃった」
「よお、沙紀。ちょうど今、お前の噂をしてたとこなんだ」
佐々木がテーブルへ手招きした。
「マスター、生五つ」
「あいよ」
マスターが厨房に戻り、忙しそうにジョッキにビールを注いでいく。
俺は久しぶりやら……なんやらで、沙紀になかなか話しかけられなかった。頭の中には別れたあの日のことが今でも鮮明に思い浮かぶ。
一段と綺麗になっている……。
「ところで、沙紀ってさあテレビかなにかの仕事してるの」
伊織が全員の率直な質問を代表でぶつけた。
「あれれ、なんで知ってるの。全員テレビなんて見ないでしょ」
俺達に情報をもたらせてくれたマスターが生ビールを運んで来た。
「もしかして、テレビで最近よく見るミサキちゃん?」
マスターがそう聞くと沙紀は細く綺麗な人差し指を唇にあてて言った。
「ハイそうです。でも内緒ですよ、内緒」
「へえー! やっぱりそうなのかい。じゃあちょっとオマケするからさあ、後でサインしてもらえるかなあ」
沙紀は笑顔で頷いた。
……なんだか沙紀は遠くの人になってしまったみたいだ。
「なんだか沙紀は遠くの人になったみたいだなあ」
佐々木が俺と全く同じ感想を口にする。
「でも残念。ここにいるのはミサキではなく、ただの酒好きの沙紀なのでした」
沙紀がジョッキを持つと上にかかげる。
「じゃあ私達の同窓会にカンパーイ」
みんな急いでジョッキを持って同じようにかかげる。
「「カンパーイ!」」
一年前はほぼ毎日のように行った乾杯である。懐かしい響きだ。
酒が進むつれ、現状の話から苦労話へ変わっていった。みんな俺の想像以上に苦労している。記憶喪失のフリをするのも、意外と大変のようだ。
「まったく、なんで俺達だけこんなに苦労しないといけないのかのう」
「そうそう。オリのせいだからね!」
みんなそう言って俺を見るが。俺だって苦労している。俺の苦労というと……、ヤバい。実はそんなに苦労していない……。
あれから斉藤と付き合い始め、ほぼ一年が経過しようとしている。仕事も充実し、昇進もしているが、斉藤専務のコネではないと信じている。
今でも仕事では色々と苦労しているが、……いきなり他人になってしまったこいつらの苦労に比べれば屁でもないのだろう……。
「俺のせいにするなよ。っていうか、その話はもう言いっこなしだ」
話を逸らそうとした。すると佐々木がとんでもないことをいいだしたのだ。
「へっへっへ。それでよお。俺もそのなんつーか、義務感に駆られてよ。へっへっへ、お前らはどうだ」
佐々木が、なんか悪い顔をして他の三人に小声で語りかけた。他の三人も悪そうな顔つきをする。
「へっへっへ。オリ一人だけいい思いさせる訳にもいかないからなあ」
「そうそう。あたしだって有名人と知り合いになりたいしー」
こいつらが何を言いたいのか解らなかった。
「お前らいったい、何をしたっって言うんだ?」
俺の一体なにが羨ましいんだ。
自分のコピーのような奴が押し掛けてきて、毎日飲んで、殴られて、あの一週間は……。
確かに人生で本当に楽しい一時だったかもしれない。
――まさか!
「そのまさかさ。みんな献血したよなあ」
佐々木が言うと、皆がうんうんと頷いている――。
「ああ、した。記念品までもらったわい。まだまだ現役じゃ」
おっさんが腕を曲げて力コブを作る。おっさんのくせに、なんて太い腕をしてるんだ!
「学校祭の時に献血カーが来てね、吸い込まれるように行っちゃったわ」
伊織が手を前で組み、上をみて夢見る乙女の表情で呟く~。
「私も仕事の合間に行ったら……えらい騒ぎになっちゃって。マネージャーとかは「やめろ」とか「大丈夫か」とか心配するし、もう大変だったんだから~」
沙紀が楽しそうに言う。
咄嗟になにか言ってやろうと乗り出した時、
「さきちゃんの血なら俺も輸血されたいなあ~」
……カウンターの向こうからマスターまでもが話に割り込んでくる――。あんた、どっから話に首突っ込んで来るんだ! 怪しい会話が聞かれていないかヒヤヒヤするではないか。――しかし……。
「お、ま、え、ら……」
一年前のようにお説教モードに切り替わっていた。でもマスターに聞こえないように小声だ。
「お前らなあ……俺の苦労を見ていて分からなかったのか? 突然家に得体の知れない奴らがやって来るんだぞ。いくら記憶が同じだからって普通の感覚だったら気持ち悪いだろうが。まったく、人の苦労も知らないで勝手なことばっかりしやがって……」
「じゃあオリは献血してないの?」
まさかの言葉のクロスカウンターを伊織から放たれた。
「ぇえ?……」
一同静まりかえって俺を見る。
「……した」
どっと笑いが沸き起こる……。おっさんなんかは俺の頭をペシペシ叩いて笑っていやがる~。もう俺が説教できなくなってしまった。赤面してしまううう……。
……俺が献血してるということは、俺自身が反省や心配などしていないことバレバレだ。それどころか、そんな波乱万丈の生活を待っているかのようだ……。
そうさ、ハハハ、この世に俺みたいな奴が大勢増えても、世の中は悪い方には進まないのさ――。
ビールを口に運ぼうとして酔った勢いでそんなことを考えたとき、俺の心臓が大きく鼓動を撃つのが聞こえた。
――ドックン!
まるで心臓が口から飛び出してしまいそうなくらいの大きな鼓動。俺は必死で胸を押さえた。
――この感覚は、なんなんだ。まさか、心筋梗塞か――?
初めての感覚……いや、以前にも一度だけこんな感覚があったのを思い出す……。
あれは……、
――ちょうど一年前だ!
あの日の俺は、会社で係長と仕事のことでやり合った。なんで係長は――あんなにも物わかりが悪いんだと。上司があれでは部下が伸びるはずがない。もし俺が係長だったら仕事の能率をもっと上げられるだろう。そんなモヤモヤとしたことを考え、その日も酒を飲んで眠った。しかし朝方まで眠れなかった――。
イライラしたその考えの矛先が向かったのは俺自身だった。俺のような上司がいればいい。確かにあの時もそんなことを考えた時だった。
安アパートに響き渡るような大声を上げたんだ。「クソ―」って。……和式便器にまたがりながら……。
――その時だ、ちょうど今と同じように心臓が「ドックン!」と大きな鼓動を撃ち……すぐにそれは治まった。
あの時は寝不足と飲み過ぎだったと思ったが、……佐々木が俺の所へ来たのは……、ちょうどその日の夕方で……間違いない――。
ようやく今わかった――!
こいつらが輸血された時ではなく、時間が経ってから脳と肉体を支配した理由が!
輸血された時に体を支配してしまえば、家族や誰かがその異常に気付き、バレてしまう。だからずっと血液の中に潜み、少しずつ脳と肉体を支配し、その時を待っているのだ――。
俺からの合図を、ずっと待っているのだ――。
次なる者がたった今、生まれてしまった――。
……なんてな。
「どうしたのオリ、飲み過ぎた?」
「いや、なんでもない。大丈夫だ」
おっさんが時計を見ると、
「さて、わしはもう寝る時間が迫ってきたようだ。帰るとするかのう」
上着を着ると帰る支度を始めた。おっさんらしい古臭いコートが似合い過ぎている。
「それじゃあ忘れてなかったら、また来年ここで会いたいものだ」
「ああ、じゃあなおっさん」
「突然誰かが家に訪れても、驚くんじゃないぞ」
俺はそんな別れの言葉を告げたが、みんなは冗談で聞き流し、笑いながらおっさんに手を振った。
座り直して飲もうとすると、佐々木と伊織も申し合わせていたように帰る準備を始めた。
「オリ、俺達も電車があるうちに帰るわ」
「また来年ね~。オリ、沙紀、二人とも仕事頑張ってね」
「ああ、伊織こそ受験勉強頑張れよ」
「いい大学でないと出世できないわよ」
沙紀が言う。
「いや、いい大学を出てもそれだけじゃ駄目だって。肝心なのはいつでも向上心を持ち、生き生きと仕事を頑張り続けることさ」
「でも、いい男を仕留めることができれば、それも実力なんじゃないの?」
伊織がそういって片目を閉じた。
はあ? いい男? 誰のことだ……。
「じゃあな」
「ああ」
佐々木と伊織に俺たちは小さく手を振った。
「さてと、じゃあ俺達も帰るとするか。終電間に合わなくなるだろ?」
そう言い俺は、ふと気付いた。
売れっ子の女優が、まさか電車で帰るはずがないか……。タクシーか? ヘリコブターか?
「大丈夫よ、変装用の眼鏡と帽子とマスクがあるから」
……ということは、沙紀は電車で来たのだろう。俺はマスターに「おあいそ」をお願いした。
「じゃあミサキちゃんのサイン、よろしく頼むよ」
マスターは沙紀でなく、年甲斐もなく照れながら俺に色紙とマジックを渡す。この店のどこかに飾る気なのだろう。店内にはまだ一枚も色紙は飾られていない。
沙紀に渡すと沙紀はマジックのキャップを歯で噛んで開け、サラサラと書き込む。キャップを噛んで開けるのは、俺の癖なんだが……やめた方がいいぞとは言わない。もう、言えない。
沙紀はサインの練習も必死にしたのだろう……。
マスターに渡して握手までしていた。
「ありがとうございます! じゃあ今日は三万円のところ……、タダでいいや」
「やった、マスター太っ腹!」
「――え、タダ? それは悪いですよ」
そう言って財布から札を出すが、マスターは受取ろうともしない。
「いいから、いいから。それより来年は大河の主演、がんばってね!」
……へ?
「ありがとうございます! 御馳走様です。また来ますね」
沙紀がそう言って扉を開けて先に出ていくので、慌てて俺も礼を言って後を追った。
駅へと向かう途中、沙紀に頼んでみた。
「沙紀、……俺にもサインしてくれよ」
俺の手にはマジックが握られている。友鳥の店長に借りてきた物だ。
「いいわよ。……どうしたの? 急に他人行儀になっちゃって」
マジックを受け取ると、俺の上着をめくってTシャツにキュッキュと寒い音を立てて書いてくれた。
俺の宝物になるのかもしれない。そして、来年の同窓会に沙紀は……もう、来ないような寂しさすら感じる。
ここにいるのはもう沙紀ではない。ミサキなのだ。沙紀は変わり、沙紀に対する俺の対応も……変わってしまっていた。
もう昔のようには戻れないのだろう。その証拠に、
「はい三万円」
「え? ……高すぎないか」
沙紀は急に冷ややかな顔をする。前にも俺の前だけで見せたあの顔だ。
美しき故、冷たくすべてを飲み込んでしまいそうな魅惑の表情……。
「さっきの友鳥ではそれくらいの価値があったわ。あなたにはそれが払えないの」
「……。ちっ、あーあ、結局は焼き鳥代を払うことになるわけか」
ケチなところだけはまだ俺と同じなのか? 仕方がない……。沙紀も色々と苦労をしてきたのだろう。直筆サイン……安いものだ。
そう考えながら財布をズボンのポケットから出すと、その財布と俺の手を沙紀は両手でギュッと握った。
「でも、……体で払ってくれるって言うのなら……それでもいいのよお?」
――!
心臓は先程とは別の拍子を刻んでいる。
「でも俺は……今、斉藤と付き合ってるんだぞ。さっき言ったハズだが……」
「知ってるわ。でも、そんなの関係ない」
一生懸命考えたが、うまい言葉も考えも浮かばない。それは酒のせいだった……と思いたいが……。――いやいや、俺はまた頭を大きく振った。一年前にも言ったことを口にする。
「――いや、それだけは絶対駄目だ! 道理や摂理が許しても俺が許さない。この俺がだ!」
財布から札を出そうとして、小銭を地面にばらまいてしまった。
すると沙紀は、困ったような顔をして俺の顔を直視する。
「終電もう間に合わないし~」
ばらまいた小銭を拾いながら呪文のように俺は呟き続ける。
「タクシーがある。タクシーがある。タクシーがある……」
「久しぶりにあのアパートに帰りたいし~」
「……なに言ってるんだよ。もう二段ベットも処分したから……寝るところがない」
必死に考えていた。
二段ベットがない状態ということはだな、どういう結末が待っているか――。
俺と沙紀とが二段ベッドにならなくてはならないのだぞよ? 小銭を持つ手がカクカク震えてしまう
「オリは……私の体には興味なくなたの? 一回寝たら、それでもう終わり?」
一緒に小銭を拾う沙紀のその言葉に、頭の中のなにかが外れた気がした。
ああそうか、これは俺のタガが外れた音なんだな……。欲望のタガが……。
沙紀は腕をグイっと引っ張る。俺はもう無理はしない。これが生き物のサガであり、繁殖力であり、人類存続の『鍵』なのである。
そして『鍵』は『鍵穴』に差し込んでこそ、意義があるのだと断言したい。
「……アパートの前で、佐々木や伊織が待ちぶせしているかもしれないな」
ふとそう思ったのだが、沙紀はその可能性を否定する。
「それは絶対にないわ。あの二人も今頃は……、どこかホテルの部屋の中よ」
「――えっ? ホテル?」
どういうことか聞き直した。
「あの二人ったら……、出会ったその日にもうできちゃってたわよ。その日のうちに夜な夜なベッドをギシギシ揺らしていたんだから」
「あ……あいつらめ~」
……ため息が出てしまう。
まったく、この世に俺みたいな人間が大勢増えたら、一世紀後には食糧難間違いなしだぜ……なんて言いながら……。
沙紀と俺は、安アパートへと肩を並べて歩いた……。
俺の名は東条一。
どこにでもいる……青年である。
ご愛読ありがとうございました!
感想や評価、お待ちしております!
献血にご協力下さい!?




