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第14話 初打席③

俊太はビビってるだけだと決めつけた二年生ピッチャーは、ど真ん中にストレートを投げた。


「ガキーン!」


バットの芯から外れた鈍い音がして、ボールはファールゾーンへ転がっていった。


「くそ。前に飛ばない・・・」


俊太としては、ジャストミートしたつもりだったが、フォームが固まっておらず、

前にはじき返す事ができなかった。


次の球もファール、ボール、ファールと続き、

とうとうピッチャーが力尽きた。


「フォアボール!」


俊太は10球以上を投げさせて一塁に出塁した。

前に飛ばす事すらできず、ふがいないと思う俊太だったが、

結果的には、1球でも多く投げさせる指令を見事にやってのけ、

フォアボールで出塁という結果に、1年生チームメイト達は盛り上がった。

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