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終わってみたら


 ふむ、にしても


 「オグ、アグ・・・」


 なんか戦ってる兵士がいっとったが。


 「オガッ!がっ!オグボ・・・し、シシ、シ」


 こやつ、魔人とかいうておったが、要は魔法使いが暴走するとこういうことになるということかのう。

 よく魔力の暴走だとか感情が暴走して校舎の窓ガラスを割るようなもんかの。


 まぁ、よいか。

 で、あいつの強さは・・・・・中ボスクラス?

 

 階層主クラスじゃけど、まぁ、今のステなら個人でも対抗は可能じゃな。


 じゃぁが、


 「メル、光球、集中」

 「はい」


 メルもおるし、ここはレベル上げの良い機会じゃ。

 とくに魔人といえば、やはり聖属性が有効。

 で、光属性もそれに次ぐ効果がある。

 で、メルの光の魔法って聖属性よりっぽいからより効果がありそうである。

 現に


 「うらぁ!」


 試しに儂の拳に宿らせたあと殴ったら、けっこうダメージ与えられた。

 当たったところがぐずぐずとやけどするような感じになっている。


 いい感じの追加効果である。


 「ごば、がほ」


 魔人がなにかうめいておるが気にせず、止めさしてやらんと。

 

 「おーい、メル。わしが足を止めておる隙にどたまにいっぱつかましたれ」

 「は、はい」


 拙いながらもいくつもの光球を回転させ、その遠心力で一気に射出。

 わしがもっておる魔術で光と聖をかけあわせたような感じのものじゃな。


 で、なんか頭振っておるようじゃから、アイアンクローで固定して


 

 ほれ、くらえ



 ドドドドドド―――


 ちょいと後頭部を小突く。

 うん、なんかめり込んだけどまぁよいか。


 にしてもけっこういきおいありすぎじゃないかのぉ。

 一発一発は小さいがとにかく数が多いか。


 まぁ、一滴の水もピンポイントで当て続ければいずれ岩をも穿てるからの。


 



 で



 「ふぅ、これでオッケーじゃな」


 倒れふしている肉団子。 

 んで、その上に佇むわし。

 一応、メルに勝ち名乗りなんかさせてやりたいんじゃが、わしの横を微妙に避けておる。


 ・・・・わし、ちょっと泣いちゃうぞ。

 

 まぁ、白ローブ来てこんな偉丈夫がどんとたっていれば無理もないか。



 ともあれ、


 「よっしゃーー」


 にこやかに腕を天に突き出す。


 今日の空のように晴れやかじゃな。



 おや?

 何やら何人かの人がこちらへ来る。

 うむ、では現状の報告くらいはしてやるかの。



 では、えっと、おし、あの一番先頭に立つ、偉そうなものに声かけようかの。



 魔人から降りてっと。


 「あー、ん、ん・まぁ、なんだ、その」

 

 「よし!確保!」

 

 「は?」

 というまもなく、いきなり腕を掴まれるや、何やら封印の魔法でも使われたか、どんどん拘束されていった。



 「サ、サンーーーー!」


 近くにてメルの悲痛な悲鳴が聞こえていた。



首が痛いし、風邪ひいた。寒いから気をつけなきゃいけなかったのに・・・・

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