0話 〜英雄の始まり〜
世界には2柱の神がいた。
慈悲深く、優しい女神イミル。
非情で、力を好む男神エン。
性格は正反対だったものの、互いを認め、調和し、世界を見守り、人を見守っていた。
だがあるとき、変化が訪れる。
人が傷つけ合い、騙し、欺き、裏切り、そして殺し合っていた。
戦争が起きたのだ。
戦争は人だけでなく、世界にも影響を及ぼしていた。
草木は枯れ、風が止み、そして多くの動物が絶滅した。
世界嘆き、願った。
「人を、殺してくれ。人を、罰してくれ」
2柱はそれに応える。
「人を殺そう。奴等に罰を与えなければ」
「人を赦そう。彼等に機会を与えなければ」
2柱は激しくぶつかる。
そして、2柱は袂を分かつ。
「魔物を生み出す。魔物が奴等を罰する」
「祝福を授ける。祝福が彼等を守る」
魔物が生まれたことにより人は戦争を辞め、手を取り合った。
そして、人と魔物の戦いが始まった。
人は祝福を授かり、<職業>を得たものの、魔物の力はそれを凌駕していた。
祝福は人を守る力。
祝福そのものに魔物を討つ力はない。
魔物の侵攻は止められず、いくつもの国が亡びた。
このままだと、人は滅びる。
見兼ねた女神イミルは神器を授ける。
「その神器、3つの力を持ち、人を助ける」
人は反撃に出る。
<剣皇>、<大魔道士>、<絶槍>、<狂戦士>、<聖騎士>、<無影>、<賢者>、<覇拳>、<天斧>、<閃脚>、<弓聖>そして、神器を与えられた者の12人を筆頭に魔物を追い返す。
長き戦いの末、魔神エンを封印する。
魔神エンを封印せし12人、英雄となり、世界に平和をもたらした。
〜完〜




