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神様に愛され続けて十七年、私が初めて怖いと思ったのは隣の席の陰陽師くんでした

作者:kaka
最新エピソード掲載日:2026/05/27
花宮凛は、生まれた瞬間から神様の声が聞こえる女子高生だ。
 幼い頃から祖母に「絶対に誰にも言ってはいけない」と育てられてきた彼女は、高校二年生になった今も、ごく普通の学校生活を送ってきた——表向きは。
 四月の半ば、凛のクラスに転校生がやってくる。
 鷹司澄。日本最大の陰陽師の名家出身。学校に潜む「異形」を祓うために送り込まれた、冷酷な実力者。
 最初の授業で席についた彼は、隣の凛をひと目見て——固まった。
 ——こいつから、神気がする。
 人間には出せない神の波動を放つ少女に、澄は敵意を向ける。だが凛のほうは、澄の強大な霊力に素直に感動して、呑気に「陰陽師くん、すごいね」などと話しかけてくる。
 何者だ、と問い詰めようとするたびに、なぜか神様に邪魔される。
 お前は敵か味方かを決めようとするたびに、なぜか凛が先に動いて異形を片付けてしまう。
 これはたぶん、「神様に守られすぎている女の子」と「最強の陰陽師くん」の、最悪な出会いから始まる、少しだけ不思議な話だ。
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