宴の後で
戦後処理の回に入ります。
戦いを宴と不謹慎ですが、表現しました。
これからも変化を少ししていきます。
アバロンに帰還した面々は、驚いた。
街に人が多く居る。 元々、街は活気があったが、今まで以上にあることに驚いていた。
「一体、どうしたんだ?短期間に発展することは、ないと思うが・・・?」
「指令、あそこにギルドに努めている姉がいますので聞いてきますね。」
「頼む」
ギルド前で指示を出している身内を見つけたのか、一人の兵士が人をかきわけて、聞きに言ってくれた。
彼が二言三言話していると、当の彼女が彼と共にやってきた。
「お初にお目にかかります。 私は商業ギルドで職員をしております。 キリエと申します。 疑問の答えですが、先の戦闘が影響していると思われます。」
「へっ?」
先の戦闘であの近郊にいた民が、このアバロンに移住をしてきたとのこと。 試験的に肥料や雑草を漉き込んだりして肥沃な土地を目指して改良した。 その為か、広大な農地が出来たが、農民さんがいないため、休ませている場所となっていた。 そこに今回の避難民さん達が住むことになった。 ほぼ全員が農業や酪農に従事していた方たちで、ギルドも誘致したらしい。 その整理をしているときに帰還したようだったとのこと。
「まあ、彼らの事はギルドに任そう。 あと、いくつかの種も私が持っている物があるので、取りに来て頂けますか?」
「かしこまりました。 後ほど伺います。」
こうして、街を抜けて基地に行くと、今度は二足歩行のロボット(?)らしいものが、門の辺りを歩いていた。 これには、隊員全員が固まった。
全員が『これ、何?』という顔をして、立っていた。
「なにこれ?」
「どうだい?あたしたちの開発した警備ロボットは?」
相変わらずのブラウスにショートパンツ姿で現れた白衣姉妹の姉ことシイラ。
企んだことがうまくいって嬉しそうな顔をしていた。
「これはどういう事?」
「それはな。 警備ロボットだ!しかも依然隊長からもらったシステムに改良を加えた警備システムの一つとして、ロボットを作った!」
「そうですか・・・。 分かりました。」
「反応が悪いぞ!隊長。」
「すまんな。 執務室で聞くから。 彼らを休ませたいからね。」
後ろにいる隊員を指さして、彼らの顔を見させる。
疲労の色は濃い上に、兵器の消耗もあるから余計に悪い気を下らしく、素直に譲ってくれた。
「ありがとうな。 私は執務室に行くとしよう。 乗るかい?」
「ああ。」
「すまんが、指揮官舎までよろしく頼む。」
「はっ。」
シイラが乗り込んだことを確認すると、運転手の男性兵士に進んでもらう。 少し離れた所では、負傷兵は病院棟に運ばれ、兵器で整備が必要な物・車両は工場区画へ持っていかれた。 負傷のない者は各自の兵舎・居住区に戻っていく。 壊れた兵器は仕分けの為に一か所に集められて、明日を待った。
その区画を見ていたシイラが、待っていたおもちゃを手に入れたような顔で、マサルを見た。
「なあ、あの壊れた兵器の残骸をうちにくれない?」
「壊れたものを?撃てないぞ?」
「構わない!警備ロボットに積む兵器が、資材不足で取り付けられなかったんだよ!あれを溶かしてもう一回、リメイク生産をする!おくれ!」
「壊れている物なら良いよ。 ただし、報告はしろよ?」
「わかったよ!大好きだぜ!隊長!」
いうが早いか、乗っていたジープの後部座席から飛び降りると、走りながら話すと、あとは一目散に廃棄予定となった兵器の群れの中に走って行ってしまった。
「警備ロボットやシステム事を聞く予定だったが・・・。 あとで妹さんに聞けばいいか・・・。」
こうして、マサルは管理棟についてジョアンナから不在時の報告を貰う事にした。
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「そうですか。 そんなことがありましたか・・・。 彼女には私から言っておきます。」
「まあ、厳しくしなくてもいいよ。 しかし、そんなに欲しがっていたの?」
「ええ、警備ロボット用兵器資材として2t近くを請求されました。 戦争中だから余計出さないと伝えたら、床で転がって駄々をこねだして・・・。 本当に困ったひとでした。」
「お疲れ様。」
あの姉の相手をさせられた事で、疲れた顔をして思い出した様子。 申し訳なく、ひとまず一言、謝意を示したマサルだった。 とはいえ、廃棄兵器群でそれだけあったかな?と思ったら、彼女が大型トラックを貸し出し申請と共に一台トラックをもっていったらしい。 ひとまず兵器の一部を持ちだして、素材に戻してから小型の警備ロボットの搭載兵器に作り直すようだ。
「しかし、すごいね。 この量は。」
「指令がいない間に移住希望者が商業ギルドから。 入隊希望者は国と冒険者ギルドから来ました。 その中で有望そうな人は残し、それ以外は却下しました。 これでも減らしましたよ?」
「ああ。 ありがとう。」
それでも机から1メートルはある山が5つありますか・・・。
「とりあえず少しでも減らしておこう。 明日の為に。」
「はい。 よろしくお願いします。」
こうして、兵士諸君が繁華街や家族と至福の時を過ごしているときに、司令官は書類の海に埋もれていたまるで、社畜のように。
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