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「スキル????」  作者: 古来 冷翠
4.アミ編
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78.赤のダンジョンへ

〜前回のあらすじ〜

コンパスの指す先は、自然にできたダンジョンだ!

タウの不自然な攻略のせいで面倒だけど、頑張ってボスを討伐します!

扉を開ける。中は暗闇だった。

赤のコンパスを片付け、シンは火を灯した。

視界が明るくなる。

そこは、洞窟の中のような感じだった。

ただ、大量に魔物…スライムがいる。

逆に言えば、スライムしかいない。

奥に地下へと続きそうな階段もある。


「僕の見解だと、ここは地下5階まである。というか、ボスっぽいのが地下5階にいる」


「じゃあ、まずは私が敵は倒すよ」


リゼが買って出る。


「じゃあ次は僕。地下3階は、アミに任せた」


任された。

とりあえず、首を縦にふる。


「じゃあ、行きまーす!」


リゼがそう言った直後、スライムたちには大量の氷柱が降ってくる。

災難だったとしか言いようがない。


「ふたりとも、走って!」


「「了解」」


身体強化しつつ、階段まで走り抜ける。

時間が経つと魔物が復活するのだ。

あ、ボスは除いてね。


急いで階段を下りる。U字型のような、踊り場があるタイプの階段。


「じゃあ次は僕が行くよ。魔力は温存しておきたいし…」


そう言ってシンは剣を取り出す。


「はいよっと」


シンは、身体強化しつつ、剣を優雅に振っていた。いつの間にか、スライムがいた場所には魔石が落ちている。

それだけで、道は開いている。


「おぉ、すごいね」


「だよね〜、私の剣とはちょっと違うんだよね〜。次の階でやりたくなってきた」


死なない前提なのが、さすがだなと思った。


「よし、アミ、リゼ。走ってきて」


その合図で、階段まで走る。

私はどうやって倒そうか。




階段を下りてきた。


「じゃあ私が行きます」


一応、何をやるかは階段の最中で考えた。


「ふー、よし」


使うのは、風魔法と刀。クナイはこのような場には向かないだろう。


刀を振って、その軌跡を斬撃として、風魔法で送り出す。

単純に風魔法を使うよりも、魔力消費が減る。

パッパッと刀を振る。

わずか1分ほどで片付いていた。


「OK!行けるよ!」

辺りは魔石だらけだ。

昔なら1個1個丁寧に拾っていただろう。しかし今は、数が多すぎて拾う気にもならない。


「アミも成長したねぇ」


「そうだねぇ」


ふたりがすごい温かい目で見てくる。

まあ、害はないし、いっか。



地下4階にまで来た。


「じゃあおそらくラスト、私が行きます!」


リゼはそう言って、剣を取り出す。


「よっと」


なんと言えばいいんだろう。

一瞬で道が開いた。

おそらく、スライム一体一体に確実に攻撃を当てていったのだろうが、早すぎる。

これは、魔法学院で見たのと同じだろうか。


「やっぱり何度見てもすごいね、これ」


シンも感嘆している。


「よーし、行こう!」


リゼがルンルンで呼び出してくる。


「はーい」


「今行くよ」




階段を下りる。

正面には、先程の1/4ほどの廊下。もちろんスライムで埋まっている。

それと、正面に大きな扉。


「これは、正解っぽいね。ボスだ」


リゼがつぶやく。


「とりあえずここは僕が片付けて、すぐに扉を開けるね。不意打ちに一応警戒しておいて」


すぐにシンが動き出す。

スライムがいなくなった。剣で倒したのだろう。

そして、重そうな扉が開く。

それと同時に、炎の攻撃が飛んできた。


「シン、危ない!」


そう思ったが、大丈夫なようだ。

シンのまわりに炎が着いた途端、刻まれる。


…いや、ほんとにそうなんだって。

意味わかんないけど。


とりあえず、扉に向かって走る。

その途中で、


「シン、なにそれ」


と聞く。

「アミに見せるのは初めてかな?僕のスキルのひとつだよ。フルオートで攻撃を切り刻んでくれる」


うん、やっぱりスキルってすごいね。私のスキルってしょぼいよね、なんでだろう。


とりあえず、扉の中に入る。

全員が入り終わると、扉がそれを見越したのか、閉まる。

もう、開かなさそうだ。

ほんと、タウはどう帰ったのだろう。


「これは…ドラゴン?」


前を見る。すると思わずつぶやいていた。

そう、目の前にいたのは、ドラゴンだ。


「リゼ、鑑定!」


「ちょっと時間がいる!前戦った最後のやつよりも強い!」


つまり危険じゃん。


「とりあえず攻撃!アミが主に攻撃、僕は後方支援、リゼは鑑定でき次第報告!」



「「はい!!」」


何の意味もないのかもしれない。

でも、やらずにはいられない。

まずは、風魔法を飛ばしてみる。


カンっといい音がして、消えた。


「鱗にちょっと傷がついたかな…ってくらい。シン、炎お願い!」


リゼが解説をくれた。悲しくなるだけなんですけど……。


「把握」


シンが、高火力でドラゴンを燃やす。

そしてそこに私は風魔法を撃ちこむ。


「うーん、ダメージは入ってるけど…これやり続けても魔力切れのほうが早いね」


シンの言う通りだ。


「鑑定できた!主に相手は炎を使う!鱗は硬い、水攻撃が効きにくい」


リゼは言いながら、炎がなくなった隙に毒を打ちにいく。


グガァァとドラゴンが叫ぶが、すぐに対策される。


「この隙に!」

私は、できるだけたくさんのクナイを作る。

そして、風魔法を付与し、ドラゴンに向けて投げる。

ドラゴンの肉はえぐられていく。段々と、段々と。


ドラゴンが叫び、回復しようとする。


「勝ったかな…」


リゼが言った。言ってしまった。

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