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「スキル????」  作者: 古来 冷翠
3.前哨戦編
71/120

71.魔王城へ

毎日投稿最終日です!次週からは土日それぞれに1話ずつ投稿していきます。ふと思い立ったので次回から軽すぎるあらすじも入れたいと思います。

「くそっ…逃がした…」


「何を?」


「…!、…情報を聞き出すチャンスを」


少し、動揺していそうだ。

…何に対してなんだろう。


「まあ、素直に中に行きますか」


シンが魔王城を見上げる。


「そうだね。あそこまで圧倒されると…」


「行ったほうがいい気がするよね」


全員の意見が揃ったということで、魔王城へと歩く。


「あいつは中々に強いよね…」


私はそう言う。


「なかなかなんてもんじゃなかった!私の毒があんな一瞬で消されるとは…」


「ちなみにどんな毒を使ったんだ?」


シンが聞く。


「最大ではないけど…まあまあな強さだよ」


つまり、普通の人ならやばいやつね。


「じゃあ、中も警戒が必要だね…」


魔王城を見上げる。


そんな会話の中、魔王城についた。




まずはシンがドアを開ける。


「…やばそう」


リゼの第一感想はそれらしい。

私からすると、ここが…!という感動が勝つ。


「懐かしいな…」


シンは、そうらしい。


「来たことあるの?」


「うーん、話しながら行こっか」


シンが、コンパスを手に持つ。


「高低がわかんなくない…?」


「多分だけどさ…タウのやつ、地下って言ってただろ?ってことはきっと道順で行けば行けるよ」


来たことがあるシン、強い。


「廊下も長そうだ。……勝負しよ」


私は廊下の先を見た。結構ある。遠い。

ここを走るってわけか。いいじゃん


「賛成!」


「いいんじゃない?」


そういうわけで、始まりました、第1回魔王城全力ダッシュ大会ー!というノリで行こう。


「よーい、スタート!」


身体強化を全力で回し、私は走り出す。

足を前に、前を向いて。ひたすら走る。

風はとても涼しい。今さらだが、ここは空調も明るさも調整されているようだ。



階段の前に着き、やっと我に返る。

よし、結構早かったんじゃないかな。

そう思って横を見ると、


「よーし、僕の勝ち」


と言っているシンと、


「くっ……3番か……」


と言いながら、リゼが到着した。

つまり、私は2番目だったということか。


「リゼはまだまだ身体強化の効率化ができそう。アミは……筋力を鍛えなよ」


やっぱりそうなのか……。

シンのアドバイスは的を得ている。

実際、タウにも言われたことはあった、鍛えろ、と。

しかしその本人、タウが鍛えていなかったため私はサボっていた。正直やりたくなかった。


でも、ここから上がっていくには必要なのか……。


「シン、筋トレ手伝って」


私がお願いすると、


「いいよ、リゼの身体強化も一緒に見るけど」


と言ってシンはリゼに話を振る。


「う〜ん、他の戦闘も見てくれるならやる」


とリゼはやる気の入った返事をした。

つまり、やるということだ。


「じゃあ、いつかやろう。まずは……」


そう言ってシンは階段を見つめる。螺旋階段のような感じだ。


少しだけ警戒しながら、階段を降りていく。

そして、もう地下2階に着くか、というところで、


「これ、罠だね」


とリゼが、さっと鑑定して教えてくれた。


「どんなやつ?」


シンはわかっているようだが私はわからないので聞いてみた。


「えーと…うわ、麻痺毒からの火炙りだ。性格わっる…」


つまり…、動けなくなったところで炙られるってわけですね。

討伐に行かせる気ある?


「でも、ここ以外に罠はなさそう!このまま次のところ、行こう!」


リゼが言うならきっと大丈夫だろう。

私たちは地下2階へと進んだ。


私たちは適当に雑談をしつつ、早めに歩いた。

そして、距離に見合わない短時間で階段に着いた。これで地下2階に行ける。


「罠に気をつけてね」


シンの言葉に、リゼが鑑定してくれる。


「うわ…またひどい。氷を出して対象を氷結、から氷柱を落とすらしい」


『討伐に行かせる気なかったよね?やっぱ』


『……何も言わない』


うん、確信犯か、何も考えていなかったかの2択だ。


私がそのような会話を交わしていることにも気づかず、廊下を進んでいく。特筆することもない、ただ、しりとりをしていた。暇すぎた。


「うーん……再び」


あ、負けてしまった。

再び、は、んの音で終わる言葉だ。

タウに言わせると、異世界人はとってもこれが苦手なんだとか。異世界人は、口に出す言語はこちらで今、使っているもの……異世界で言う英語だが、考えている言葉は日本語というものらしい。そのズレが……


「あ、アミの負けじゃん……ちょっと待って!すぐ階段だから…」


リゼの言葉でハッと気がついた。

私はいつの間にか階段を降りようとしていた。


「そうだね。リゼ、お願い」


「任せて〜!」


しばらくして、鑑定が終わる。


「ん?これ罠と言うより…転送装置?」


「あ、それは踏んだらやばいと思う」


シンが言う。


「昔作って遊んでたところの座標な気がするんだよね…」


「何作ってたの?」


「侵入者用の罠。火炙りの部屋とか、刀の部屋。あとは…氷柱の部屋とか、水浸しの部屋」


うん。どこもやばいね。


「ということで、絶対に踏まないように」


注意しながらそこを通り過ぎる。


「よし、これで安全だね」


リゼ、フラグ立てるのやめなよ。


もちろんフラグは回収される。

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