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「スキル????」  作者: 古来 冷翠
2.魔法学院編
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23.日記〜2〜

大掃除したら日記帳が出てきたから、続きでも書こうかな。あれから50年経った。建国を進めるために、私は隣の国で革命を起こさせた。…魔法陣を使ってゴリ押しただけだけどね。

それで、国民が十分に集まり、コツコツと出してたテントにとりあえず住んでもらい…あ、スキルで出したの。1日30kgまでの物を、異世界から召喚できる。住居ができた人から移動してもらって…てな感じでね。

王様も決めて、教育も整えた。英語を共通言語に仕立て上げることで私たちでもなんとかなるようにしたの。電子辞書を召喚して…。

途中で異世界人も数人来た。なんか、魔力の流れがどーのこーので今は来やすいらしいね。誰かが神様から聞いたらしい。

今度は学校とか作ってみたいし、魔法の研究とかもしたいなぁ。

あ、ちなみに。時が経っても老いないっぽいね。異世界から来たからかなぁ?よくわかんないけど。





何年経ったかわかんないけどこんちゃー。

ほんっと久しぶりに見つけた!50年は経ったかもね〜。

だんだんと異世界のラノベコレクションが増え、現代的な施設も整い、……あ、最近の出来事で書くとね、元は13ヶ月でカレンダーになってたんだけど、あまりにわかりにくすぎて12ヶ月の、日本式に変えたんだよね。あと、日本食を広めてみたり、自動ドアを作ってみたり…。まあ、こんな感じでいろいろ遊んでた。言い方悪いけど…。

あと、転生という概念があることがわかったね。レイちゃんがその例!あ、ダジャレじゃないよ…?

レイちゃんがすごくてね、この世界の説明をしてくれたの。絶対何か裏があるよね。明らかに能力も強い……これは関係ないかぁ。ま、味方でいる間は大丈夫よ。

あ、そうそう。転生タイプは普通に歳を取るっぽいね。特性による例外もあるけど…。

これから日記帳は、他の人にも託そうかな。

やっぱ主観だけじゃなくてさ!いろいろ聞きたいし!

いや、自分が書くのが面倒ってだけじゃないよ…?うん。違う…からね…?




ギルドの計画が進んだりする中、人間を城に集めるための魔法陣が完成した。これで人口は増えそうだ。ただ…異世界人も巻き込まれちゃうんだよね。これ。まぁ、それくらい…いっか。帰り方は未だにわかんないけどね〜。レイは、いろいろと装置作ったりシステム作ったり頑張ってるけど、もう正直やることがなくなってきたよね。最近来た、タブレットですべての本が読めるって異世界人の特性を使って図書館作ってるんだけどさ、その本でも読み漁ろっかなぁ。幸せ、だ。






レイが言うには、スキル、というものを持った3人が現れるらしい。神様とのつながりが強いと言いますか、なんかレイは特殊な立場らしい。だから、そこで知ったんだとか。それで、その子たちの特徴は美しいほどの白髪。まぁ、見たらわかるらしい。私に育てろ、と。………意味わかんない!なんで私なわけ!?人間関係苦手な私…!?まあ、暇だけどさぁ…。でもさぁ。うーん…。どうしよう。






ついに、前に書いた子たちが現れた。普通に、お城に集まる召喚術で来てた。明らかに綺麗な白髪だからさ、目を引くよね。なんか、そのうちふたりは双子っぽいから一緒に引き取ってあげてってことだから、その子たちを引き取った。双子はほんっとに珍しいらしい。名前どうしようかなぁって思ったんだけど、ふいに理科の授業を思い出しちゃったから、消化酵素の類からとってみた。うん。雑だよね。知ってる。

ひとりは、胆汁からとってタウ。なんで?って思うけど、なんとなく、だよね〜。で、もうひとりはペプシンとかトリプシンからとってシン。タウは赤い瞳、シンは青い瞳。

わかりやすくて助かる。もうすぐしたらステータスもわかるようになるって話だから、楽しみではあるね。




そろそろ日記帳を更新しよっかなって思ってて。続きは2巻へどうぞ!なんてね…。



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



ここで、日記帳は切れていた。

1冊目が終わった。

後ろの方のページはまだ残っていて、数ページは地図などに使われていた。


『タウ、1冊目終わっちゃった』


『そうですか。では、2冊目のほうに入られては?おそらく、もうすぐ半分までは治療が終わりますし、ちょうどいいかと』


ん…?それはおかしい。

だって、もらってきた日記帳は21冊。

なら残りのはいったい何だと言うのか。


『タウ、日記って全何冊なの?』


『……あぁ、そういう意味ですか。こちらの著者…アノンが書いたものは全2冊。それを引き継いだ方のものは、全1冊でございます。残りの18冊は、異世界からいらした6人がそれぞれ書かれたもの…。この説明でよろしいでしょうか』


なるほどね。なら辻褄はあうか。


『で、私はどこまで読めばいいの?』


『できるならば全冊読むと、様々な意見に触れられてよろしいのですが、時間的に無理でしょう?なので、アノンのものと、引き継いだもの…ミイリ様のもの。残り2冊をご覧になってはいかがでしょう』


よし、それ採用で。


それはいいんだけどさ。

途中で出てきた、レイって子、もしかして…。

いや、答えはきっと、もうすぐ出てくる。

出てこなかったら聞けばいい。

私は2冊目を手に取る。

文字の列の中に、意識が溶け込んでいく。

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