表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
アイドル女子寮奮戦記・改  作者: 青獅子
高校1年生
PR
13/20

誕生日!②

そして5月1日。この日は安達玲香(あだちれいか)の誕生日である。世間はゴールデンウィークに突入し、この日俺は練習試合のため千葉まで遠征をしていた。


練習試合の対戦相手は甲子園常連の強豪校だった。2試合やって結果は2対7と5対10。連敗ではあったが、俺自身は第1試合は9回に代打で出場し、プロ注目の好投手からヒットを打つことができた。そして第2試合は1番ショートでフル出場し、5打数3安打。1打点2盗塁のおまけつき。夏に向けてアピールをすることができた。




遠征を終え、学校に戻った時にはすっかり日も暮れていた。学校に戻るとすぐに解散し、それぞれ帰路につく。俺は学校から寮に戻るまでの帰り道、ずっと安達の誕生日プレゼントは何にしようかと考えていた。


そして寮に帰宅した時、大量の誕生日プレゼントを抱えた安達と出くわした。




「あ、優くんお帰り。もうご飯できてるよ」


「ただいま。そうだ安達、遅くなったけどお誕生日おめでとう」


「うん。ありがとう」


「プレゼントは・・・うん、後で渡すから」


「大丈夫。私、いつでも待つから」




寮に戻った俺は食事をすぐに済ませ、自分の部屋に向かった。部屋に入るや否や、安達の誕生日プレゼントになりそうな物があるかを色々探していた。そして・・・




「・・・これはプレゼントになりそうだな」




段ボール箱を開けて出てきたのは、俺が中学の時まで使っていた野球のグローブだった。高校に入ってからグラブを新しくしたため、使わなくなっていた。ちなみに先週、誕生日プレゼントで松永から貰ったグラブ(ご丁寧に松永のサインが書かれている)は使わずに保存用としてベッドの上に置いてある。




「安達はいるか!」




俺は一目散に安達の部屋に駆けて行った。すると「ノックくらいしてよ!」と風呂から出て、Tシャツ姿になっていた尾崎と松永に怒鳴られた。そして、




「玲香ならまだ風呂に入っているよ」




と2人に言われた時、安達がやってきた。




「あれ?ドア開いてる。って、優くん・・・」




風呂から上がったばかりの安達の長い黒髪は濡れており、綺麗だった。それに白のTシャツを着ている。近くに寄ったら下着が透けて見えそうだな。




「ななな何で、優くんがいるの!?」




俺の姿を見た安達の目が丸くなっていた。俺は「まずは落ち着けよ。襲ったりしないから」と言ったが、安達は「ここここ、女の子の部屋だよ!?ででも前私、優くんをここに入れたような・・・」と言いながら、慌てふためいている。そして、松永と尾崎にも「まあまあ落ち着いて」と言われた安達はしばらくして、ようやく落ち着いた。




「安達、お前に誕生日プレゼントがある」


「あ・・・」


「まずはお誕生日おめでとう」


「ありがとう・・・」


「で、俺はお前に渡したい物がある」




俺は安達にグラブを渡す。そして安達は「ありがとう・・・」と言ってくれた。




「これは俺が前使っていたグローブだ。使わなくなったからやるよ。それに、お前とキャッチボールをしたいし・・・」


「うん。ありがとう!一緒にキャッチボールやろうね♡」




と安達は天使のような笑顔を俺に振りまいてくれた。そして、この時の安達の笑顔が、誰よりも可愛いと思ったのは言うまでもない。そして・・・




「あ、そうだ。松永と尾崎にもグラブやるよ。腐るほどグラブあるし、4人で一緒にキャッチボールしたいしな」




と俺は松永と尾崎にもグラブを渡し、松永と尾崎は「え!?私にも?ありがとう・・・」と俺に言ってくれたのであった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ