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ふつうが一番  作者: ほろにが
4/11

ふつうが一番4

R15だよーたぶん・・・うん。

しかし、ここはなんとかしてもらわなくては

青年いよいよやばそうです


「本当に助けてくれるの?」

私は疑いの眼差しでインキュバスをみた

信用出来ない

拘束を解いたら青年は殺されてしまうと思う

私は少し考えて


「助けるのに魔力必要なの?」


「魔力使わないよ?攻撃もしない」


そう、なら・・・・・

私は肌見放さす付けてた魔法無効化のお守りであるネックレスを首から外し、インキュバスにかけた


「これは魔法無効化のお守り兼魔法封じのお守りよ。しかも加護付きだから、魔物は触れない。青年を無事助けたら外してあげる」


「な!なに?!」


インキュバスは魔力を封印されたのだ

このままでは、只の美少年・・・・・

腕の拘束が外され自由のなったはずなのに

鎖で繋がれてる気分だろうな


「もー仕方無いなぁー」


プンプン怒りながらも何処か嬉しそうに草むらで苦しんでいる青年の元に行った

な、なにするのかな・・・・・

心配そうに眺めているとインキュバスが私を見て


「見ない方が良いと思うよ?」


ニヤリと笑い青年を押し倒し


ドサッ


青年はさっきとは逆にインキュバスに組み敷かれる形になった

少しの抵抗をする青年を無理矢理押え濃厚なキスをする

そして、馴れた手つきで服を脱がせた


「う、あぁぁ・・・・・」


「ハァハァ」


「ん、ぁ・・・・・」


私は顔から火が出そうなぐらい赤くなり

脳みそはフリーズ寸前

青年×美少年のこんな場面を見守るなんて

恥ずかし過ぎます!

青年の無事が心配だが、もう無理です・・・・・


「ぅんん、っお姉さんも仲間に入る?」


唇が濡れてさらに色気がましたインキュバスが私の方をみて聞いてきた

全力で首を振り両手を前に出し2歩後ずさりした


「む・・・・・無理ですぅーーー!!!!」


涙目になりながら


私はふたりに背を向けて走って逃げました・・・・・




はぁ・・・・・何かして気を紛らわそう

青年が心配だが、魔法無効化のお守り付けてる

そう思って、あの通信機を投げた池を思い出した

通信機を見つけよう

私は兄に相談する事にした


「池に通信機?」

思ったとおり、兄は目を輝かせ食いついた

「見つける事出来る?」

「当たり前だ!公園の池だな?今すぐ行く!!!!」

ガサゴソと通信機探しに必要そうな物を集めてそそくさと出掛けた


滅多にお目にかかれない通信機、メカオタクの兄なら死んでも見つけるだろうな・・・・・

私は兄の後をついて行った


バシャバシャ

ピ、ピピッ


金属探知機か?不思議な機械を使い兄は物凄く集中力で池の中を探していく

この能力を世の為人の為に使えたらどれだけ良いのだろうか?


ピー!!!


バシャ!


「ファナ!あったぞ!」


満面の笑みで通信機を手に持ち兄は踊っている

まさか一時間足らずで見つけるとは、さすがです

「これが通信機か・・・・・」

ガチャガチャ

「やはり水没して壊れてるな・・・・・」

兄はブツブツ言いながら通信機を調べだした


「修理できる?」

「やってみるさ、先家に戻ってるよ・・・・・」


兄はブツブツ言いながら帰って行った

あの様子だと修理する所か分解しそうで怖い


「お姉さんっ」

フッと後ろから右耳に囁かれた

私はびっくりして耳を押さえ振り向いた


「インキュバス!あ、青年は?」

「今、お疲れだからベンチで寝てるよー」

お、お疲れ・・・・・

私はベンチに駆け寄ると青年はスヤスヤ眠っていた

「ほ・・・・・良かった・・・・・」

「お姉さん約束、僕を自由にしてよー」

「まだ、ダメ!目を覚まして大丈夫か確認してから」

「ちぇ、まぁ美味しかったし我慢するかなぁ~」

そういうと、唇をペロッと舐めた


ぞくっ


「ん、うーん」

青年が起きたようだ

「大丈夫??」

「あ、すみません。いつの間にか寝てしまってて」

へらっと笑った


ん?何かおかしい・・・・・さっきの記憶がない?


「夢みてたって事にしてた方が本人の為にもいいと思うけど?」


コソッとインキュバスが耳打ちしてきた

確かに・・・・・自分だったら立ち直りに時間がかかるだろうなぁ


「あ、通信機見つかりましたよ!今、兄に修理してもらってます」

「そうですか!何から何までありがとうございます」

へらへら笑う青年は頭を深く下げた

それから、兄の所に向う事になった


「あの・・・・・」

「はい?」

「貴女のお名前を伺っても良いですか?」

「あ、そうですね。ファナと言います、花屋の娘です」

「ファナさん・・・・・俺、記憶戻ったらお礼させて下さいね」

青年はにっこり微笑んだ


読んで頂きありがとうございましたー!

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