ふつうが一番3
インキュバス登場!R15?(念のため〜)
私は急いで公園に戻った
記憶喪失青年はちゃんと待っているだろうか
さっき別れたベンチには誰もいなかった
周りを見回しても誰もいない
「んー?記憶戻って帰ったのかな・・・」
まぁ少し寂しいけど、良かったのかもねっと自分に言い聞かせ帰ろうとしたその時
ガサっ、ガサガサ
公園の奥雑草の茂みが不自然に動いた
「・・・・・っ、・・・・・ぁ」
ん?なんとなく声も聞こえてくる
もしかして、記憶喪失青年!
そう考えた私はその茂みに近付きのぞき込んだ
「もう、どこ行っ!!??」
目の前に、さっきの記憶喪失青年が美少年?を組み敷いている光景
美少年は衣服を乱し、頬を赤らめ目に涙を溜めている
記憶喪失青年は動悸が激しくハァハァ言ってるし・・・・・これは美少年襲われてます!!
「ち、ちょっと!!やめなって」
私は顔を真っ赤にして記憶喪失青年の肩を掴み美少年から剥がすようにぐいっと引っ張ると青年は後ろに尻もちをつき倒れ、私と目があった
黄金色の瞳は険しくもあり何かに耐えているようだ
さっきまでのヘラヘラ顔ではない
「ハァハァ、こいつは魔物・・・・・サキュバスだ・・・・・」
なに?!
私は美少年をみた
すると、さっきまで泣きっ面だった美少年は微笑して上半身を起こしていた
「正確には、インキュバスだよ。僕の魅了の魔法効果凄いでしょう?」
クリーム色のウェイブかかった髪に色白の透き通った肌、赤く色付いた頬にピンクのくちびる
上気した顔がそこにあった
少年の癖になんだこの色気は
少しでも私に分けて欲しいです・・・・・
「この人、捕まえなきゃいけないんだけどなぁ、お姉さん邪魔しないでくれる?」
そういうと、美少年もといインキュバスは右手を青年の方に構え呪文を呟く
手から閃光のような黒い光が放たれた
ビシュ
私は驚き身体を仰け反る
青年はかろうじて攻撃を余けた
しかし、今だ動悸が激しく体が自由に動けないようだ
このままでは、殺られてしまう
私はなんとかしなければと思いインキュバスの腕にしがみついた
「なっ!?はなせ!」
振り解こうするが見た目少年だからか、さほど力は強くなかった
「い、今のうちに逃げてー」
私は青年に言ったが、青年は私を置いて逃げるのに戸惑っている
「くっ、お前も僕の魅了魔法をかけてやる!!」
キュイーン
インキュバスの瞳がどんどん赤くなって私は目が離せなくなった
「瞳を見てはダメだ!!」
青年が叫んだ
「もう、遅いよ。お姉さんは僕の奴隷さ」
「・・・・・」
不敵な笑みを浮かべるインキュバス
ぐぃっ!
「いて!!いででででー!」
私はインキュバスの腕を後ろにひねり、拘束した
どうやら力は私の方が強い
けっ!どうせ私はか弱くないですよ!
「な、なぜ効かないんだぁ?!」
腕の痛さでマジ泣きなインキュバスが叫んだ
「魔法無効化のお守り持ってますからねー」
私はとぼけた顔で答えながら、インキュバスの腕を上着で縛った
訳あって魔法無効化のお守りを肌見放さず持ってます
訳はまた今度
その様子を見ていた青年が目を見開き驚いている
相変わらずハァハァ言ってますが
「おぃ!インキュバスくん。あの青年の魔法解いてよ」
なんだか、とても辛そうです
「はぁ?解けるわけないだろ?僕魔法は完璧なんだよ?あれだけ耐えてるだけでも凄い方さ」
インキュバスはうっとりした目で青年をみた
「さすが、青雷の獅子だね」
「青雷の獅子?あなた、あの青年が誰だか知ってるの?」
「・・・・・お姉さん知らないの?」
「う・・・・・」
この青年、記憶喪失なんですって言わない方がいい気がする
でも、誰か知りたいしな・・・・・
「うぁっ・・・・・」
青年が更に苦しみ出した
顔は赤くなり表情は歪み
涙目になり、肩で息をしてうずまっている
あわわわ
近づいて大丈夫と言おうとした時
「やめた方がいいよ?襲われちゃうよ?」
インキュバスはクスクス笑った
「カレにかけた魔法は誘惑。媚薬みたいなものさ、身体が我慢の限界に来てると思うよ?始末する前に最後、楽しんじゃおうと思ってかけたんだけどなぁ」
楽しむって・・・・・なにをだ!?
私の顔はボッと赤くなった
「ねえお姉さん、交換条件しようか?」
え?
「僕がカレを助ける、その代わり自由にしてよ?」
もともとお前のせいだろう?
こういう話好きです〜うふふ




