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ふつうが一番  作者: ほろにが
11/11

☆おまけ☆

最後まで読んで頂いた感謝の気持ちを込めて、急きょ書きました!

魔王の城からアルとファナが王子と脱出した後ぐらいの話です。

ついさっきまで立派な屋敷だった建物はボロボロに崩れ、辺りは土煙が立ち昇る

視界を悪くしている煙の中で炎のように燃え上がる赤い瞳をした美少年が自分より少し大きい女の首を掴み上げ恐ろしく美しい笑みを浮かべていた

宙に浮いている女は黒いワンピースのスカートをじたばたと足で蹴りながらもがいている


「彼とキミの可愛い妹をどこへやった?」


「うっ…ぐっ…」


グッと首を絞められ、しゃべりたくてもしゃべれない状況にシュリナは顔色を悪くする

しかし、その瞳はなにか諦めた訳でなく魔王に対して挑戦的な目をしていた

その表情に魔王は目を細め不快感を表す


「エドの城への道も勝手に変えて、そんなに国を滅ぼしたいのかい?あんな城、ぼくの力で一瞬で消し飛ばせるのキミならわかっているだろう?」


魔王はやれやれという感じでシュリナを掴んでいた腕を大きく横に振り切りシュリナを投げ捨てると

屋敷の少し残っていた壁に全身を打ち付けシュリナの身体は床に転げ落ちた


「ぐっ…ごほごほっ!はぁはぁ」


床にうずくまり、魔王に掴まれて痣になってしまった首に手をあて、急いで空気を吸い込み呼吸を整える

その様子を魔王は無表情で見下す

ただそこに存在するだけで美しく絶望感を感じさせる魔王の魔力にシュリナはどうするか考えていた

なんとしても後一時間…持ちこたえなければいけない


「…悪いわねー私のペットと妹は貴方の玩具には勿体ないわ」

フラフラになりながらも立ち上がるシュリナに魔王はクスリと笑う


「もう少し遊んであげたいけれど、もう時間がないからぼくは行くよ?ここで灰になっていてね」


魔王が右手の人差し指をぴょこんっと上げると一瞬で黒い炎がシュリナの周りを包み込む


「!!」

今出せるだけの魔力を使い瞬時に魔法を放ち自分の周りに守壁を作るがすぐにヒビが入ったことに気は付き顔を歪める

なんて魔力・・・・・壊れる!

守壁が壊れてしまったら自分は丸焦げになると解っていたシュリナはぐっと目を閉じる

すると熱い炎を感じるどころか、春風のような甘い香りと仄かな風が吹き抜けた


「…?」

目をゆっくり開けると真っ赤な髪に金色の刺繍が施されているローブの後ろ姿が自分の前に立ちはだかり黒い炎を一瞬で消し飛ばしていた


「…師匠…」


「全く…私を欺いてここまでして魔王にやられるとは。私の弟子なのですから、しっかりして下さい」

ちらっとシュリナを見て小さく微笑むゼロはすぐに魔王の方に顔を戻す

魔王は不愉快さがさらに増してゼロを睨んだ


「なぜ此処がわかったの?」


「貴方がそのバカデカい魔力で結界をはじいてくれたからですよ。昨日から寝ずにずっと探してましたからね」


「面白くないなぁー」


「同感ですよ」

次の瞬間ゼロの足元に魔法陣が輝きだし、無数の光の球が魔王目掛けて弾かれる

魔王は右手を振りかざし無数の黒い球を召喚させゼロの光の珠を玉砕していく

球がはじけ飛ぶ衝撃と音に紛れゼロは駆け出し魔王との間合いを詰めると魔王はニヤリと笑い手に光の槍を召喚してゼロに突き刺す

ゼロの左脇をかすみ突き刺さり黒いローブは貫かれ破れるが体を反転させて魔王との間合いを更に詰め

左手に光の珠を作り魔王の顔めがけ放つと首を傾け頬を掠り避けられた

お互い警戒し合い動きが止まる


「…ゼロ、ぼくに協力したらファナをお前にやろう」

魔王が唐突に小声で発した言葉にゼロの表情がピクリと反応した


「ぼくはエドさえ手に入れば何も望まない。この世界だっていらないよ、お前の望みはファナなんだろう?アルとファナの運命を引き裂きたくてこんな事をしているってぼくは知っている」


ゼロは目を見開きゆっくりと魔王の顔をみるとまるですべて知っているという顔をしている


「お互い膨大な魔力を持つと見たくないモノまで見えてしまうのは大変だよね」


「…」

魔王は警戒して構えを解いてゼロから少し離れた

ゼロもそんな魔王に戦う気力がなくなりその場に立ち尽くし、遠くで心配そうにこちらを見ているシュリナを眺め小さく微笑む


「魔王、私が望んでいるのはファナの幸せですよ。アルでは平穏な幸せは手に入らない」


「ファナが欲しくないの?」

インキュバスらしい直接的な質問にゼロは無言になって魔王を睨んだ


カンっ…コロコロ

丸いボールがゼロと魔王の所に転がってきて二人はそれを眺めている


「「…?!」」


そのボールがボワンっと黒くまるでブラックホールのようなモノを床に作り一瞬で二人の身体がブラックホールに落ちていく


「なっ!!!」


魔王とゼロはボールが転がって来た方向を見るとシュリナが疲れた顔で手を振っているのが見えた


「私の最終兵器よ…まぁもって10分って所ね…あぁ、疲れた…王子に特別ボーナス請求してやるわ」


そして0時が過ぎた時、魔王とゼロは苦虫をつぶした顔をしてシュリナが最後に放った魔道具を握り潰していた

読みにくかったと思います。言葉足らずで申し訳ないです。

ありがとうございました!

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