表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/10

神童ピアニスト

小さな少女が居た。

彼女はアメリカの養父母の下で幸せに暮らす。

本当の両親は早く事故で亡くしている。

彼女はピアノを弾く。

時々叔母が日本からやって来れば。

可愛い笑顔で叔母を迎える。

「リアナはピアノが上手ね」

叔母が言うので、次に来た時に誉めて貰おうと更に頑張る。

すると、天才ピアニストとして時々メディアに取り上げられる程になった。

桜庭梨阿那、それがこの小さなピアニストの名だ。

叔母は実母の妹で宿波里、宿波学園の理事長の孫。

死んだ梨阿那の母の代わりに次の理事長になる事が決まっている。

「私、海里叔母ちゃん大好き」そう言って笑っていたのが懐かしい。

やがて海里は教師になり、年に一度しか来なくなる。

「リアナちゃん、叔母さんは日本の学校の先生だから忙しいの。わかってあげて」

養母は優しく諭す。

リアナは一瞬寂しそうにするが決意を固める。

「リアナも日本に行く!海里叔母ちゃんのお手伝いする!」

元々頭のいいリアナは、ピアノを減らして飛び級する。

そして有り得ないスピードで大学を駆け上がり、やがて卒業した。

「リアナに理事長継がせたくないからアメリカに養子に出したのに…」

海里は心を痛める。

だがリアナはアメリカの大学を卒業し、日本の大学の入学が決まっている。

「リアナの事、よろしくね」

「はい」

リアナの養母に言われ海里は頷く。

この時、リアナは十歳だった。

こうして、リアナは日本に渡る事となった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ