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拾い物

家に向かっていると巨大な魔力を感じる。

ただ魔力が全く揺らいでなく、移動している気配すらない。


こんな日にこんな時間まで外にいるようなのはどんな人なのだろうか。

酔っ払いなどで外で倒れて寝ていたら、大変なことになりかねない。


この時失念していることがあった。

そもそも天使たちが襲っていないことに疑問を持つべきだった。

そうとも知らない当時の僕はそれと出会ってしまった。


僕が魔力の主に近づくと、うつぶせに寝ている天使と思われるものがいた。

途端に警戒態勢に入る。


様子を確認しながら近づく。

どうやら完全に寝ているようで動かない。

うつぶせ状態の天使を転がすと、目を疑った。


完全に人間と同じ顔を持っている。

奇妙のような、それでいて自然なそれは僕に少しの思考時間を与えるに十分な衝撃を与えた。


僕が硬直しているすきに天使が目を覚ました。


僕の方を確認する。

僕はすぐに後ろに下がる。


「タスケ……て…」


少し上半身を起こした天使がこちらに手を伸ばして助けを求めたかと思ったらまた倒れてしまった。


どうするべきだろうか。

意思疎通ができる天使がいるなんて知らないし、そもそもこちらが侵攻を受けた立場だ。


とりあえず彼と連絡を取ることにした。

主人公が堅実すぎてイベントが起きない。

偶然を必然的に自然に起こす必要がある。

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