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死後世界触手譚  作者: 青風
魔王
70/138

第70話     進化 と 姿

挿絵を入れています。

飲み物を飲みながらは見ない方がいいと思います。

いろんな意味で。

キーボードや携帯がダメになっても責任は取れないので・・・(==;

『進化しますか?』

(YES!)


念話にて前もって皆には進化する事を伝えてから進化をする。

コウが見守る中、俺の体が発光し始め、少し遅れてコウも発光する。

他人の進化を見るのは初めてだが、コウはすぐに発光が終わる。


浮遊感に襲われ、慌てて自分の体を見ると浮いていた。

体が丸くなっている気がする。

コウが俺を見ているが、驚きというよりどう反応していいか判らないといった表情だ。

体全体から触手が生える感覚がある。

俺は考える。


(丸+全体からの触手=ウニ?)


いやいやいやいやいや・・・無いやろ・・・浮遊するウニとかどんな冗談だよ・・・

発光が収まるとコウがポツリと言った。


「センさんが、ひまわりお化けになった・・・」


何その「ひまわりお化け」って。変過ぎて逆に新しいなぉぃ!

つか、今浮いてるよね?動こうとすると上手く動けない。

少し練習してみるとすぐにコツが掴めた。

スキーみたいな要領で曲がりたい方に体を倒すとそっちに移動する感じだ。

自分の体に慣れてきたのでコウを見てみると自分で自分の胸を揉んで溜息をついていた。


(うん、まぁ・・・それは俺のせいじゃないからね?)


地雷を踏まないよう、そっと顔を背け庭に退避する。

そこへ爆弾が姿を現す。


「センさん、進化したニャ~♪」


バルンッバルンッと胸を揺らして現れるシラタマ爆弾。破壊力は抜群そうだ。

俺が地雷原から逃がれようとしていた事が無駄になった瞬間である。


「あれコウは?前と変わってないニャ?進化しニャかったのか?」


血の気が引く。後ろから絶対零度の殺気を感じギギギッと音が鳴るかのように振り返るとそこには修羅が居た。


「これでも進化した後なんですよね・・・」


殺気に気づいたのか、シラタマが慌ててフォローする。


「ちょ、ちょっとした冗談ニャよ?バインバインにニャってるって!」


うん、それはフォローとは言わない。

火に油を注ぐというのだ。


「シ~ラ~タ~マ~~~~!」


逃げるシラタマ、追いかけるコウ、シラタマの無事を祈りつつ、とばっちりが来ないように退避した。

家の外へ逃げると外でモモと鉢合わせする。


「お、モモか。」

「え?もしかして・・・センさん?」

「そそ、進化したらこうなったんだ。」

「ええ・・・むしろ退化してるような・・・」


グサッと言葉の刃が心に刺さる。

まじか・・・そんな姿なのか・・・

周りに鏡らしき物は無い。


「モモ、俺の姿ってどんな感じなんよ?」

「えっと・・・」


そう言って地面に絵を描き始める。

出来上がっていくにつれ俺のハートが砕けていく。


「ここが紫で・・・ここが橙で・・・」


モモの書いた見るからに小学生の絵に言われた色を配色していくと頭の中でこうなった。


挿絵(By みてみん)


マジカ~~~それは痛すぎる姿やろ・・・

立ち直るのに結構時間が掛かりそうだ。

驚愕の事実にヨロヨロとモモに礼を告げてムズの家に向う。

ほとぼりが冷めるまであそこで時間を潰そう。

ムズの家に行くとネロルが居た。

珍しい組み合わせである。


しかし二人とも見事に進化したな。

ムズは更に筋力が増えたようだ。毛もフサフサに・・・って、これライオンじゃね?

ネロルも筋骨隆々になっている。普通のドワーフでは無さそうだ。

また後でアイに全員のステータスを見せてもらおう。


ムズが俺に気づき目を見開き驚愕の表情を浮かべる。


「もしかして・・・兄ちゃん?」

「え?」


その言葉にネロルが振り向き同じく目を見開く。

多分、それほどに変わったのだろう。


「どうした?なんかあったか?」

「どうした?って兄ちゃんこそどうしたの?その姿・・・」

「浮遊型とか最先端を行ってると思わないか?」


自分の姿を正当化する。


「まあ、兄ちゃんが良いなら良いけど・・・」


ネロルはまだ固まっていたのでムズにもう一度どうしたのか聞いてみる。


「兄ちゃん、丁度いい所に、今から行こうかと思っていた所だったんだ。」


俺の所に来る?なんかあったのかな?


「センのあんちゃん!俺も戦闘員の方に回してくれよ!」

「ん?どう言う事だ?」


話を聞くとネロルは物資担当ではなく戦闘に参加したいとの事だった。


「俺は元々製造じゃなくて兵士志望だったんだ。進化してこの姿になれたからムズさんに後押ししてもらおうと思って・・・」

「ふむ、この姿ってのは?カツやニルルは違うのか?」

「うん、カッちゃんは製造特化というか、こんなに筋肉は付いてないね。ニルルは逆に筋肉がなくなったかも?」

「なるほど。」


やはり、進化というのは自分の深層心理で望んでいる自分に近づくのか。

でも、それならこの俺の姿は一体・・・深層心理?これが?

もし、コレが俺の深層心理というなら余計に凹みそうな事実である。


「判った。それじゃぁ、親衛隊員としてコウに伝えておく。」

「ありがとう、あんちゃん!それじゃ、おれ、カッちゃんに武器作ってもらえるように頼んでくる!」


そう言ってネロルは走り去っていった。


「それで?兄ちゃんはなんでコウさんから逃げてきたの?」


ネロルの姿を見送った後にムズに問われる。ばれていたらしい。


「いあ、コウが進化したのは良いんだけど、思った姿と違ったらしくてな?」

「思った姿?」

「その時にシラタマが来て今鬼ごっこしてる。」

「あー・・・」


ムズも原因がわかったらしい。

快く家に入れてくれる。

ミルが俺を見て固まる。今日はこういうのが多いな。

などと考えながら席に着く、席に着くというか椅子の上で浮遊する。

ミルはムズから事情を聞いたのか、いつもの表情に戻りお茶を出してくれた。

さて、少し整理するか。

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