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死後世界触手譚  作者: 青風
新生活
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第07話     角付き魚 と 角付きローパー

ギランを倒してレベルア~ップって訳じゃないけど、

電撃を食らったお陰かスキル:電撃化を獲得していた。

そしてお待ちかね!進化の時間だ。

打ち倒したギランを早速解体する。

といっても俺は指示するだけだがね。

所々焦げてるし触手なんて3本も千切れてるし。

頑張ったのだから、これで良いのです。

シラタマは後ろで俺の触手で木に吊るされ気絶している。

気絶の原因はもちろん弱点攻撃の刑である。

指先ひとつではないが、こいつの場合は触手3本でって感じだな。

元々こいつのせいでヌシ級と戦う羽目になったんだ。

当然の報いである。

何故か幸せそうな顔で気絶してるが、コウも見てみぬ振りしてるし俺もそうする事にする。


ギランはコウの剣を使って3枚に卸した。

さて、俺の楽しみはココからだ。

初進化するかも!そのためのギランだったしな。

骨はどうしますか?というブッチーに俺は「あぁ、俺が処理しとくよ~」

と言ってそれが目的だった事を悟らせないようにしてある。

ブッチーとルーには適当な長さの木を2本切って来いと命じた。

切り身を運ばないといけないしね。

居ない内に進化して驚かせたかったのも有るけどな。

コウは進化するのは知ってるがどう進化するかは判らないし、驚かせたかったので「今のうちに水浴びに行って来い」と言ったら渋々ながらも行った。

皆が居なくなった事を確認し


「いざ!実食!」


と勢い込んで角から順番に食っていく。

食った傍からアイがせっせと解析している。

俺の溶解も頑張ってるのかどんどん溶けて体液になってる気がする。

どんどん取り込む、どんどんどんどん取り込む

10分ほどかけて10mの骨を尻尾の先のヒレまで綺麗にたいらげた。

ヒレの部分は流石に生臭かったがすぐに溶けて匂いが判らなくなったのと、俺の進化が掛かってると思えば我慢できた。

超回復のおかげもあってか、焦げた部分や千切れた部分も回復した。


(どうや?アイ、進化できそうか?)

『YES:もう少しで解析が完了しますが、今から進化しますか?』

(あ~じゃぁ解析しきってからで。)

『YES:マイマスター』


楽しみすぎる・・・進化ってどんな風に進化するんだろうか?

アイの解析完了を待つのだが長かった・・・

3分くらいしか待ってないんだけど、腹が減ってる時のカップラーメン待ちのように長かった。


『マスター完了です』

(よし!メタモルフォ~~~~~ゼ!)

『マスターそれは変身です』


機嫌が良い俺はそんな事では怒らない。

レンジャー部隊って言っても英語じゃなくフランス語圏だったしな。

少しは喋れるが得意じゃない。

気を取り直して

 

(エヴォリュシオン!)

『ダッコール!』


お、珍しくアイがのってくれた。

そんな考えがよぎりつつも自分の体が変化していくのがわかる。

いあ、体というよりも主に触手が?というか触手だけが?

なんか硬くなってきた?あれ?それだけ?


『完了しました』


そんな声が聞こえる。


「え?俺どっか変わった?目線の位置とか全然変わってないような気がするんだけど?」

『YES:最適化した結果、触手の一部の進化およびスキル:電撃耐性、水移動を獲得しました』

「え?それだけ?もっと体の大きさとかが変わったりしないの?最適化?それをやったからか?」

『エラとか必要でしたか?』

「・・・いあ、要らんな」

『触手に鱗や電撃を纏わせる事もできます。そして一部の触手が角化しています。』


どれどれ?と湖面に自分の姿を映す為に向う

何かに引っ張られたと思った瞬間、後ろでドザッという音と「グエッ」という蛙が潰れたような声が聞こえたが気にしない。

そのままズルズルと引っ張って行くと

な~んという事でしょう!と言うほどの事は無く。

両脇?の触手1本ずつの先だけドリルのような角になってた。

ん~一応は進化っていうのかな?

それから鱗化や電撃化など色々試したけど湖面じゃよく判らなかった。

後からコウの目を借りて見てみよう。

もちろんだが、電撃化する時はしらたまは解放した。

鱗化の時に解放し忘れてあわてて解放したのは内緒だ。

体中に鱗の形が残ってるがそのうち消えるだろう。


「ただいま戻りました」


とブッチー&ルーが帰還した。

俺は進化したドリル触手(今名づけた)をユラユラ目立つように揺らしながら返事をする。


「うむ、ご苦労!」

「あれ?え?センさん、なんか触手が変形してますよ!」

「!!!」


うむ、もうちょっと盛大に驚いてくれてもいいんだよ?

それに変形じゃない。進化だ。


「うむ、君達気づいたかね?」

「それだけ揺らしていれば判りますって」

「まぁ、あれだ。俺って元々すごかったやん?ギランの骨食ったら進化したんだよね」

「そんな理由で進化するもんなんですか?」

「そこはほら俺だからって納得しないと」

「納得って出来ないですよ、進化なんて今まで聞いた事が無いですよ」

「でも、しちゃったものは仕方ないだろ?」

「そう・・・ですね」

「ま、そういう事だからこれからこんな感じだ」


などと説明しているとコウが戻ってきた。


「センさんただい・・・ま?」


コウが固まった。あ~まぁ、こんだけの進化だと微妙だわな。


「カブがカタツムリになった・・・」


いあ、まぁドリル触手を目と考えればそう見えなくも無いけどさ

カタツムリて・・・ヒドくね?

カブがカタツムリって進化って言えるのか?


「まぁ、こんな感じに進化したんでヨロシク!」


そう言ってお茶を濁すしかなかった。

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