終章
「僕らは、ここに生きている。何かが残らなくても、僕らは、確かに時の廻りの中に、存在する。…何故なら、今ここにいる皆と、今こうして、会っているから。――だけど、時折、ふと迷うこともある。そもそも僕は、迷ってばかりで。だから…たまに、遺したくもなりますよね、例えば――この家、みたいに」
ルーチェはアズロの発言に、師を思い出し微笑んだ。
遠い、近い場所を眺めるように。
「そうね…。だからきっと、正解なんてないんだわ。あるのは――」
「私たち、そのもの…でしょうか?」
シェーナがまっすぐに問い掛けて、ルーチェはゆっくりと目蓋を下ろした。
今まで歩んできた道のりを、ひとつひとつ、心に描きながら。
「――ええ」
返事は、どこか哀しく、そして、途方もなく、あたたかかった。
すべてを包み抱く、世界のように。
――遠く、遠い空は。
手を伸ばしても届くことなく――
然れど。
己が掌を見つめれば、そこには。
*セレスティアル・ブルー 完*
☆ありがとうございました☆
こちらのイラストは、日々お世話になっております九藤朋さまよりいただきました!
『明日を紡ぐ者』という素敵なタイトルもいただきましたっ!
アディとリオ、ありがとうございますー!
ラストにぴったりな鮮やかな二人、鮮やかながらも穏やかな表情は、まるでようやく安心できたように安らかで。
いつもながら繊細な彩、横顔と瞳が語る物語にじんわりです。
物語にお付き合いいただきながら描いてくださった九藤さまに、心よりの感謝を…!!
そして。
皆様、ここまで読んでくださり、本当に…本当にありがとうございました。
彼らの旅路を辿ってくれて、ありがとうございますm(_ _)m
今後の彼らの姿をもし見てみたい奇特なかたがいらっしゃいましたら、続編エバーグリーンへどうぞ(笑)
本作より、さらに色々垣根を越えるお話になるかもしれません。←あ…。
それでは、この辺で。
抱えきれないくらいの花束を、皆様の見上げる青い空に--!
…と記しておりましたら、日頃お世話になっております景さまより、青の花畑の、それこそ抱えきれない花に包まれたシュナさんイラストをいただきました…!
序盤にはない澄んだ笑顔なシュナさん。断髪後のレアシュナさんを描いていただきとてもしあわせですー!
穏やかな時間が、彼らにそっと流れますように…と。作者も祈りたくなるようなイラスト、本当にありがとうございますm(_ _)m
物語にもたくさんの深い感想をいただきました。お付き合い下さり、素敵絵まで…感謝感激です…!!
九藤朋さま、景さま、冒頭にイラストをいただきましたトトさま、お三方とも、本当に…本当にありがとうございます(。´Д⊂)
※こちらのページのイラストの著作権は九藤朋さま、景さまにございます。無断転載はご遠慮くださいませ。




