まあ! 厚顔無恥な内容ね
ソフィア、変身!
当然、素材から拘った!
魔鋼真鉱石と聖銀鉱石を最高比率で圧縮して「腕」にした。
あ、「腕」とは、指輪の「輪っか」の部分な。
この辺は、ダンジョンマスターの利点か、指示書みたいなのにポチポチするだけで出来たが、俺の魔力が6割持っていかれた。
そして、この部分に肝心の「変身」の魔法を付与した。
この指輪を身に付けている間のソフィアの外見は、瞳は深い瑠璃色で、髪の色は漆黒色になる様にした。
そして、指輪に半分埋め込んだ宝石には、定番の金剛石にした。
勿論、等級は最高品質にしてある。
そして、この金剛石と周りの宝石を蒼玉にして、我がダンジョンの屋敷への転移が出来る様に付与した。
これで、少なくとも1秒あればソフィアは避難出来る。
因みに、真裏には、黒金剛石を埋め込み、ソフィアの魔力が触れていない状態で、他者の魔力を感知すると、俺に報せる様に付与してある。
まあ、一種の警報器だな。
そして、警報器と言うだけあって、火災探知機並みの大音量で鳴る様にしてある。
当然、ソフィアにもきちんと教えてある。
「素敵な結婚指輪をありがとう、シン」
「私もよ。ありがとう、シン」
「似合っているよ、2人共」
……グーラにも同じ指輪を渡したが、転移の付与はしていないし、表の宝石はソフィアと同じく金剛石にし、周りの宝石を彼女の瞳の色に合わせて「ピジョンブラッド」にした。
これで、ソフィアは人前に出る事が出来る様になった訳だ。
しかし、国王は腐っても国王だな。
セラリア王女の言わば「お遣い」で与えた仮だった筈の貴族位が、名実共に与えるのだから。
とりあえず、年に2回ある参加自体が義務の式典があるから、それには参加しないといけないが、それ以外は基本的には無視だな。
なんせ、この領地に隣接する他の領地の当主は、全て弱みを握っているからな。
当然、この話が強制で正式だと分かった時点で、速攻で情報収集した。
因みに、その1つがマリアンさんの実家な。
勿論、マリアンさんの実家や当主達に「弱点」と言える弱点は無いけど、あそこは家族を大切にしている。
だから、お願いが、容易いと言える。
それと、こういう人達に、この手の「お願い」をする場合には、結構ヤバい「リスク」が伴うが、そんなの本人達への実害は勿論の事、その前段階でさえ危険が無ければ問題は無い。
さて、必要な書類は全て終わらせたのだが、早速、3ヶ月後に、王城へ行く義務が発生する式典が有り、それが現国王の「王位就任記念日」である。
因みに、もう1つが「新年式」だが、これは6ヶ月以上先だから問題無い。
セラリア王女のアドバイスを聞きながら準備を始めた。
因みに、屋敷と喫茶店の奴隷達も引っ越し済みだ。
それと、一応、あの屋敷は商業ギルドに依頼して維持管理をさせている。
セラリア王女を連れて、普通の罰則よりも質・量と共に内容等を3倍にしてあるから、しっかりと誠意を持って管理してくれるだろう。
セラリア王女の御威光に感謝だな。
さて、日常の舞台が、都市セビリアナから我が領地イクスリアになった訳だが、問題が山積みだった。
先ずは内政だが、ダンモン達が冷静に冷酷に正論な命令を出す事で正常化しつつある。
因みに、腐敗した文官や武官は解雇して、秘密裏にダンジョンの牢屋送りにして、その子供で、自己判断が出来る年齢には生活保護を2年間与えて平民送りの予定だ。
また、その年齢に達していない子供は母親と一緒に母親の実家に送った。
勿論、文句を言ってくる奴らの実家がいたが、解雇した理由を証拠のコピーと「文句があるんなら喧嘩も上等だ!」の意味を持つ丁寧な手紙を送ると静かになった。
次に、冒険者ギルドだが、尊敬する何処かの作品みたいに、神殿とズブズブの関係になっていた。
俺の武力と、セラリア王女の権力で正常化させた。
因みに、この領地の暗殺ギルドは、秘密な配下にした。
いやぁ、良い下僕が手に入ったな!
言っておくが、彼みたいに冒険者ギルドの練武場を半壊させていないからな。
まあ、10人ぐらいは廃人にしたが……
嬉しい誤算で、我がダンジョンのハーレムに敬虔な元シスターが3人加わった。
実は、この3人は意味を知らないまま神殿の神官長の悪事に加担していた。
悪事を働いた神官長は、王都に護送して、同じく王都から新しい神官長に来て貰った。
だが、不幸な事に、護送された元神官長は途中でモンスターに襲われたらしく、着ていた服でしか判別が出来なかったらしい。
不幸な事だな。
因みに、我がダンジョンの野郎共の牢屋には神官長に良く似た男性が、新しい扉の「受」を開いて喜んでいる。
そして、頑張って彼女達の罰を出来るだけ穏便にしたが、その結果、彼女達に残ったのは自分自身だけとなり、帰る場所も頼る相手も居ない状態になった。
そして、純粋と下心付きで救いの手を差し伸べて誘ったら、俺の手を取った訳だ。
だから、無理矢理じゃないからな。
因みに、彼女達3人は、普段は我がダンジョンで、スローライフを送っている人達に対してのシスターになって貰った。
勿論、教会もDPで建てた。
「あ、あーーー!」
「か、神様ーーー!」
「い、いくーーー!」
……美味しかったです!
因みに、彼女達3人は清らかでした。
結婚式から1ヶ月が過ぎた頃、商業ギルドからの遣いが面会要請の為に来た。
要するに、商業ギルドは「新領主に面通ししたいが、可能な日を教えてください」という事だ。
嫌な事は早く終わらせたいと思った俺は1週間後までに要望書を提出させ、その1週間後に面会する事にした。
商業ギルドから要望書が届くと、翌日にはセラリア王女に相談した。
「まあ! 厚顔無恥な内容ね」
「やっぱり、そう思うか?」
「それはそうよ。例えば、この商業ギルドが支払う税を8%から5%にするだけで、あの屋敷と喫茶店の建築費3建分の損害が出るわ」
「マジか……」
「それ以外にも、シンの領主としての利権を奪い、商業ギルドが余剰に潤う様な事も書いてあるわ」
「そうか……」
その後も、要望書の内容を精査する俺とセラリア王女だった。
厳しくも温かいメッセージを待っています!
そして、星の加点をお願いします。




