↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

61/367

皇帝陛下から預かった書簡です

やっぱり「表舞台の家」は、必要かな……と。

 

 我が屋敷に帰って2ヶ月が過ぎ、俺はダンジョンマスターとして頑張っていた。

 勿論、俺達は戦闘力向上にも精を出して、遂に分身体(アバター)でSランク冒険者並みになり、冒険者としてもAランクになった。

 それ以降も、俺はダンジョン・コアから仕入れた情報や道具を使って鍛錬を続けた。


 そんなある日に、侍女を連れて奴(・)が来た!


「お久しぶりです、シンファル様」


 奴が……帝国マレソーヤの第3皇女「グラミシェル=ヤマグ=マレソーヤ」が来襲したのだ!


「皇帝陛下から預かった書簡です」


 内容は、シャイニングランドの子爵家のシンファル=メイズ=アールスバイドに、正式に帝国マレソーヤの第3皇女グラミシェル=ヤマグ=マレソーヤとの婚約を認める、というモノだった。


 セラリア王女からの急使が来て何事かと思ったら、本当に緊急の大事だった。


 更に言えば、シャイニングランド国王にも了承済みらしい。

 その国王からの書簡もセラリア王女からの急使から渡された。

 内容を簡単に言えば、子爵家としての身分を正式に与えるから、グラミシェルと婚姻しろ、という命令だった。

 そして、政治的な配慮から、普通なら男爵が限界だったが、使える特例を全て使い、俺の公式の身分が「子爵」となった。

 これは、帝国の皇女の伴侶が「男爵」では釣り合わないからだ。

 更に言えば、グラミシェル皇女の身分もかなり低い。

 何故なら、グラミシェル皇女の母親は側室で身分が伯爵で没落している上に三女だから、お互いに低い身分故に、何とか婚姻が成立する訳だ。

 序(つい)でに言えば、今後、何かしら功績を出せば直ぐに伯爵位にする準備が出来ているらしいな。


 次に領地だが、我がダンジョンを挟んで反対側の街が、俺が治める領地となった。

 因みに、この領地は歴史的価値はかなり高いが領地そのものの規模は子爵位にしては少し小さいくらいだ。

 領主館から我がダンジョンまで、徒歩で90分って距離だ。

 因みに前領主は、流行り病で領主含め家族が全て途絶えている。


 ……心から御冥福を御祈り申し上げます。


 しかし、俺の設定が設定な為に、更に、伴侶が帝国の皇女の為に、社交界への参加は任意となった。

 因みに、コレは「出なくても良い」という意味じゃないらしい。


 ……ソフィアに、どう言えば良いんだ?


 あの皇帝なら、娘の「妻」の順位は気にしないだろうが、シャイニングランド国側の馬鹿貴族が五月蝿(うるさ)く文句を言ってくるだろう。

 まだ、直接来たのなら、送り帰す事が出来たが、此方側の国王も噛んでいるから、それも無理だしなぁ。


 ……あ~。

 ………………う~ん。

 ………………………………何か~。

 ………………………………………………あ!


 マリアンの父親である「クリストフ侯爵」にお願いしよう!

 本当に、上位貴族である侯爵位とは思えない程に、良い意味で善良な人達だ。

 二番煎じだけど、これなら何とかなる筈だ!


 ……5ヶ月後、俺に与えられた領地の教会で、俺とソフィア、改めて「ソフィアティル=メイズ=アールスバイド」になり、帝国の皇女グラミシェルも、「グラミシェル=メイズ=アールスバイド」となった。

 後、結婚式を機に、グラミシェルの呼び名が愛称の「グーラ」になった。


 マリアンさんのご両親に後見人になって貰い養子縁組をして貰った。

 根回しとか誠意(きょうはく)で頑張り、生まれとかの背景を考え、マリアンさんの伝手を頼った体(てい)にした。

 これで、正式にソフィアが正室で、グラミシェルが第2夫人となった。

 マリアンさん家族へのお礼として、マリアンさんの父親には慢性化した腰痛とリウマチを治療して、母親には偶然発見した乳癌と右脚の静脈瘤を治療した。

 後、エリクサーを2本進呈した。

 更に、マリアンさんとイベルダさんには、夜のお友達から解放してあげた。


 表向きの実家となった領地「イクスリア」の領主館を管理していた人達から全て教わった人化スキル持ちのダンモンが、俺に代わり領地経営をする事になっている。

 代官という、ある意味で責任が無い者でも出来るから大丈夫だろう。

 ただ、全てをダンモンにすると、多方面から疑いの目が向くのは分かっているから、管理者と現場リーダーをダンモンにして、それ以外を一般公募し審査してから採用して、下働きや雑用係は可能な限り孤児院から採用した。

 後、念の為に、一般公募にもダンモンを潜り込ませた。

 勿論、妻となった2人の専属侍女はダンモンにしてある。

 それと、グーラには帝国からの専属侍女が居たから、情報漏洩を防ぐ魔法誓約書を書かせる事で続投を認めた。

 これに合わせて、2人には2人の専属侍女が就いた事になった。

 そして、ダンジョンで俺の奴隷になったシルヴィア達は、文字通り、そのままダンジョンの屋敷で囲っている。

 後、やっと覚悟を決めたシルヴィアを美味しく頂きました。


「あっ……あぁあああーーー!」


 ……名器でしたっ! ご馳走さまです! 


 追加で言うと、教会で結婚式をした前日にダンジョンのレベルが上がり、ダミーコアを使ったダンジョンを作製出来る様になった。

 これにより、ダミーダンジョンと我がダンジョンに限り、転移する事が出来る様になったが、我がダンジョンとの違いは、ダミーコアを破壊されてもダンジョンマスターである俺が死ぬ事は無い。

 それと、ダミーダンジョンの出入り口から半径100m以内の地上部、及び、範囲内の建造物等もダンジョンと見做される。

 それ以外は、我がダンジョンと同じだ。


 とりあえず、領主館の地下の一室を転移用の部屋にした。

 この転移用の魔法陣の設置により、ダンジョンマスターである俺だけじゃなく、専用の魔道具を持つ者も、我がダンジョンのプライベートエリアに転移する事が出来る様になり、名を持つダンモンは出入り自由だ。

 カモフラージュに部屋は安眠する為だけの部屋風にしてある。

 後、この地下室には見張りを立て、24時間体制で不法侵入を防いでいる。


 そして、ソフィアには、当然だが専用の魔道具を渡してある。


 ……まあ、同時に結婚指輪だがな。



厳しくも温かいメッセージを待っています!

そして、星の加点をお願いします。


誤字を修正しました。(11/5)

誤字が誤字ではありませんでした。(11/6)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。