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「やり方知りたくなったんじゃない?」
「あ、はい……」
「じゃあ教えてあげるね!」
本当はもっと別のことを教えてほしいのだがそんなこと言えるわけもなく、俺は先輩に言われるがままにコインを手に持たされることになったのだった。
「じゃあ私のやり方真似してみてね、まずこうやってクラシックパームって言うんだけどこうやって手のひらの真ん中あたりでコインを軽く挟むかんじ、力は入れ過ぎないで、最小限でね?」
言われた通りに手のひらにコインを置く。そして手を返しても落ちないことを確認すると先輩はさらに続けた。
「うーん、ちょっとまだ手に力が入りすぎちゃってるのかぎこちない感じはあるけどはじめてならこんなもんかな
、じゃあ今その手の両側で挟んでる力を解放してあげよっか、力をためたあと親指側を離すの、こうやって」
またさっきと同じようにコインが高く舞い上がった。
「イメージとしてはこうやって指でコインを挟んで持って両側の指で挟んだ力でコインを弾く、これを手のひらでやるだけなの、さっきのクラシックパームの位置から少しずらしてもかまわないからやりやすい位置でやってみて!」
なんだかよくわからないが適当にやってみることにする。ちょっと痛いなあ……
パァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!
コインは……!?
ドォオオオオオオオオオン!! ミシミシシ……
部室の天井がはじける音がした。そしてそのまま建物が崩れるような……まさか地震でも来たのか……!?
「うわぁああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」
「きゃぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」
校舎が崩れ始めた……こんなところで俺はこのまま死んでしまうのだろうか……!?




