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『キーボード』って、
鍵盤だけの楽器が、ある。
過去に、
僕は、1曲、ビギナーズの曲を、
猛練習して、
それだけ弾けるように、なった。
ドが、
右手、親指から始まり、
ファから、また親指で、
弾けば、
キレイに、
ドラミファソラシドが、弾ける。
左手も、使う。
独学で、あった。
己で、
上手い!と、
見えるように、
鍵盤の弾き方を考え、
それを定着させた…。
昨今、ちまたに、
ストリートピアノって、あり、
何か、短い曲を、
一曲でも、丁寧に弾ければ、
カッコいいなぁ♪と、
思うけど、
僕は、それに向けての努力を、
1歩も踏み出していない…。
ピアノを凄く頑張った男性が、いて、
それを発表会で、
奏でたそうだ。
聴いていた人が、
ピアノの、フットペダルを、
まるで使用していないことを指摘し、
本人は、
それが堪えた…と語った。
聴く人、観る人が、そうなら、
そうなのかも…という話だが、
何も踏み出していない僕は、
益々、ピアノという楽器に、
恐怖を抱く…。
数年前のことである。
地元の祭りに、
売り出し中の演歌歌手が来て、
発売中の歌を披露した。
僕は露天を回りながら、
耳は、ずっと彼女の歌を聴いていた。
つい最近のことである。
比較的、大きい本屋、兼、レコードショップに、行ったら、
入り口で、
いきなり、エレクトーン弾き語り歌手が、
歌っていて、
僕は、パッと見、(かわいい!)と、
思ったが、そこで足は止めず、
コミックコーナーに行き、
なに食わぬ顔をして、
漫画を色々、見ていたが、
店内に彼女の演奏は、
素敵に鳴り響いており、
僕は、耳を、やはり120%、
それに向け聴いていた。
歌は上手い!
超絶な演奏テクニック!!
僕は演奏を見事に終え、
サイン会に臨む彼女を横目で見ながら、
その店を出た…。
僕は己で、
歌う、
演奏する、
という気持ちが今は全くない。
だから、
1リスナーとして、
ただただ、
音楽を楽しめば、いいだけである…。
演歌歌手は、
歌唱力が、あっても、
『先生』と呼ばれる方が、
彼らに、
どのような曲を提供するか?が、
キーで、あると聞く…。
本屋で、
生演奏していた彼女…。
歌手に、なりたい!
己で曲を作りたい!
達成されたのだ。
ファーストミニアルバム!
そこに至る経緯は、
生半可では、なかっただろう…。
その曲たちは、
もし僕に縁があれば、
また何処かで聴こえてきて、
僕は、
それをリピートして聴こう!
と、レコードショップに走るかもしれない…。
『まだ、ありますか?
貴女は、
己の夢を、形に、したじゃありませんか?
それで、なお、まだ、
奏でたい音楽が他に、あるのですか…?』




