[番外編02]有料級!? AI創作実例「オムニバス怪談集を作ろう」
どうも、みなさん、ごきげんよう。お人間さんです。
暑い日が続きますね。もうすっかり夏です。
キンキンに冷えたかき氷やスイカ、ビールなんかがおいしい季節ですね。
素麺や冷やし中華、冷麺なんかも良いですし、辛いカレーもおいしい季節です。
さてみなさん、夏と言えば何を思い浮かべますか?
海。プール。キャンプ。花火。縁日。夏の風物詩には、素敵なものがいろいろありますよが、物語を愛するものにとって夏と言えばやはり、
——怪談。
そう、怖い話です。
今回は番外編の第二弾として、「AIを使って、オムニバス怪談集を作る」指示文を紹介したいと思います。
まずは以下に、お人間さんが実際に使った指示文を掲載します。
ChatGPT、Claude、Geminiの3種類のAIで試しましたが、どのAIも非常に良いものを出してきました。
個人的にはGeminiが出してきたものが一番高品質だと感じたので、サンプルとして以下の場所にアップしておきました。ご興味ある方は、ぜひご覧ください。
●ミッドナイト・ブックマーク ~栞の怪奇紀行~
https://ncode.syosetu.com/n6669mi/
指示文がなぜこうなったかについて、お人間さんの意図や狙いを下のほうに記載しておきます。
こちらもご覧いただければ幸いです。
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☆AIへの指示文
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▼依頼内容
・怪談ポッドキャスト風の、短編のホラーオムニバス集を作りたい。
・架空のパーソナリティを設定し、あなた(AI)がそれを演じる形式。
▼パーソナリティの設定について
・世界の怪談を収集している謎の美女。
・知的で茶目っ気があり、好奇心旺盛で、よく冗談を言う。
・日本だけではなく、世界各地を旅して怪談を収集している。土地の観光地や風物、文化、歴史、食べ物に強い興味があり、よくそれらの話をする。
▼話の構成や内容について
・一回あたり2000字程度。朗読した場合、5分〜10分程度におさまる分量。
・必ず最初に、パーソナリティによる挨拶と、その回の題材に関係した簡単なマクラを入れる。
例1(定番ネタ):
「みなさん、病院はお好きですか? うーん、あまり好きな人はいないか。どうも、●●●●(ここにはパーソナリティの名前が入る)です。病院って、なんだか現実世界から隔離された空間のような雰囲気がありますよね。明るく落ち着いた照明、きれいに掃除された廊下、ほのかに香る薬品の匂い……。人間の生と死が交わるこの場所では、昔からさまざまな怪談が紡がれてきました。本日お話しするのは、病院に勤める友人から聞いてきたお話です」
例2(舞台となる土地に合わせたネタを使うとき):
「アニョハセヨ、●●●●(ここにはパーソナリティの名前が入る)です! みなさん、韓国に行ったことはありますか? 私は先日、済州島に行ってきました。朝鮮半島の南西に浮かぶ済州島は、韓国のハワイとも呼ばれる観光地です。韓国最大級のミカンの産地としても知られ、新鮮な海産物が多くとれる、ごはんがおいしいところです。今回のお話は、そんな済州島が舞台。謎めいた石像トルハルバンが見守るこの地で起きた、とても不思議なお話です」
例3(現実世界の時間や出来事合わせた、季節ネタ、時事ネタを絡めるパターン):
「6月に入りましたね! 梅雨の季節です。雨の日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか? ●●●●(ここにはパーソナリティの名前が入る)です。私はおうちで本を読んでいることが多いです。雨の香りと、紙の匂いに囲まれていると、落ち着いた気分になりますよね。さて、今回は雨にまつわるお話です。」
・最後に必ずお別れの挨拶をする。少し気の利いたこと(教訓、本編へのツッコミ、ダジャレなど)を言って締める。
▼その他の希望
・食べ物や、季節の風物、舞台となる土地の風習などを織り込み、日常パートの解像度を上げ、怪奇現象との落差を出す。
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ここからは、指示文の意図について触れていきます。
■語り手を設定した意図
これまでの回でも記したとおり、AIは漫然とした指示を出すと、漫然とした答えを出していきます。
なので、質の安定した物語を出力するためには、強固なコンセプトが必要になります。
コンセプトはシンプルであればあるほど良いでしょう。
コンセプトが複雑であったり、多数のコンセプトが混在していたりすると、良い話は上がってきません(しかし浴感が得てみれば、人間による創作もそれは同じですよね……)。
シンプルで強く、なおかつ魅力的なコンセプトを作るにはどうすれば良いか。
いろんなアプローチがあると思いますが、お人間さんは「物語の語り手のキャラクター性を明確にする」のが非常に効果的なのではないかと思います。
■語り手の性格付け
というわけで、語り手のキャラクター性を練って、作品のコンセプトを固めていきます。
作品の中心にあるのはもちろん怪談なので、語り手は無難に「怪談収集家の謎の女性」としました。
次に、各エピソードの質を安定させるための工夫をします。
しかし、これがなかなか難しい。
怪談って、ぶっちゃけ作品によって当たり外れが大きいですよね。
プロの怪談作家であっても、高品質な作品を安定して量産するのは難しい。
なので、ここは発想を変えてみましょう。お人間さんが出した答えはこれです。
「ぶっちゃけ怪談としてつまらなくても、話として楽しめる形にすればいいんじゃね?」
そう。怪談としても面白くなくてもいいんです!
話としてちゃんと楽しければ、読者の満足度は守られます。
自分が興味を持っていない分野の話でも、面白い雑学を交えて話してもらえると楽しいじゃないですか。
というわけで、AIが積極的に雑談をするように仕向けます。
まずは「知的で茶目っ気があり、好奇心旺盛で、よく冗談を言う」という性格を設定しました。
次に、「土地の観光地や風物、文化、歴史、食べ物に強い興味があり、よくそれらの話をする」と、雑談の方向性を決定。旅行とグルメは外れがないですからね。
続いて、各話のフォーマットを規定することでダメ押しをします。
■各話のフォーマットを規定する
語り手を雑談好きな性格に設定しましたが、これだけだとまだ不安です。
そこで毎回必ず雑談をさせるために、各話のフォーマットを固め、「前説→怪談(本編)→結語」という構成にしました。念のため、マクラの文例もしっかり作成します。
こうやって最初から全体を三つに区切っておけば、マクラでは必ず雑談をしてくれるはずですし、オチで冗談を言う確率も上がります。
全体の起伏、メリハリが強くなり、話の完成度も上がるはず。
というわけで、今回の番外編02は実際の作例の紹介でした。
ではまた次回、お会いしましょう!




