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美琴 Management!! 経営学の基礎知識講座  作者: 剣世炸
中小企業BANTO認定試験編 chapter1 分析及び評価
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第10話 外部環境分析から見たSWOT分析

 ある日の通学電車内にて…


「………この前の就活で面接に行った会社で、偉い目にあったよ…」


「どんな質問をされたんだ!?」


「それがさ…『当社の持つ強みと、外部環境からプラス要因となる機会を挙げてみてください』って言われてさ…企業研究をしていたから、強みは何となく答えられたんだけど…」


「機会、の方は答えられなかったのか?」


「ああ」


「それって、自己分析でも使われる『SWOTスウォット分析』って奴だろ!?」


「そうなんだ。ネットの『自己分析は時間の無駄』とかっていう記事を鵜呑みにして、自己分析はいまいちやっていなくてさぁ………それをやっておけば、企業研究の時にも使えたなぁ…ってな」


「今回受けた会社は仕方ないとして、次からはしっかりとやっておけばいいんじゃないか?」


「ああ、そうだな…」


”次は~立山…立山……どなた様も、お忘れ物のないようにお降りください~”


「さぁ、降りるか!」


「ああ。気を取り直して、中華の鉄人の麻婆豆腐を食べに行こうぜ!」


”キンコーン……キンコーン……”


「先輩!今の人たちって…」


「ああ。就活生だな」


「就活の自己分析でも、SWOT分析って使われるんですね」


「そうだな。経営学では、PEST分析、ファイブ・フォース分析、市場・競合分析 (3C分析)で把握できた外部環境のうち、自社にプラスの要因となるものを 機会 (Opportunityオポテュニティ)に整理し、マイナスの要因となるものを 脅威 (Threatスレット)に整理するって言ってたな」


「内部環境の 強み (Strengthストレングス)と 弱み (Weaknessウィークネスズ)を合わせて、SWOT分析なんですよね~」


「ああ。内外の強い部分と弱い部分を把握すれば、それに応じた経営戦略を立てることができる、という訳だ。正に、孫子の兵法書の『謀攻』にある代表的な一節『知彼知己 百戦不殆』という訳だ」


「『彼を知り己を知れば百戦殆うからず』。相手のこと、ここでは外部環境である機会と脅威が分かっていて、自分のこと、ここでは内部環境の強みと弱みが分かっていれば、何も怖いものはない、という訳ですね」


「その通り。そして、市場の機会に、自社の強みをどう活かすかという S×O戦略 が、最も成功確率の高い戦略と言えるわけだ」


「確かに、就職活動でも、自分自身の強みと社会で有利に働いている部分を融合させることで、ミスマッチのない就職先を探すことができそうです!」


「そういうことだ」


”次は~國分寺……國分寺……”


「さぁ、今日も大学で頑張るとするか!」


「はい!」


第11話 に続く



☆検定問題にチャレンジ!!☆


次のSWOT分析を用いた戦略について述べた1~4のうち、適当なものを1つ選びなさい。(剣世炸作成 オリジナル問題)


1.市場の機会に、自社の強みをどう活かすかを考えるのがS×O戦略である。

2.自社の弱みをいかに克服し、市場の機会をどうつかむかを考えるのがW×T戦略である。

3.市場の脅威を自社の強みでどう回避するのかを考えるのがW×O戦略である。

4.自社の弱みと市場の脅威が重なり合うリスクをいかに回避するのかを考えるのが

S×T戦略である。


適当な選択肢は…














1.市場の機会に、自社の強みをどう活かすかを考えるのがS×O戦略である。



☆ 解 説 ☆


2は弱み (Weaknessウィークネスズ)と機会 (Opportunityオポテュニティ)を活かすW×O戦略であるため、3は強み (Strengthストレングス)と脅威 (Threatスレット)を活かすS×T戦略であるため、4は弱み (Weaknessウィークネスズ)と脅威 (Threatスレット)を活かすW×T戦略であるため、不適当ということになります。

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