天然パーマは矛盾している?
前回「テンパる」を取り上げたせいで、「テンパ」という言葉の響きが頭に残っていたせいか、 「テンパ」→「天パ」→「天然パーマ」 と連想した次第。
元々、カールがかかっている髪質の人を「パーマを当てたみたい」に見えることから「天然パーマ」と称することがあります。
頭髪に薬剤や器具、熱を当てて髪型を固定する「パーマ」は「permanent」の略です。
意味は「永続する」「永久」。
文字がずっと消えない油性ペンなどを「permanent marker」と言ったりします。
英語圏で美容室に行く時、頭にパーマを当ててほしい時は「get a perm」で通じるようです。ここでの発音は「パーム」。
髪型を「永久に」固定する……頑固なパンチパーマのおばちゃんが、死ぬまで「私、ずっとこの髪型から変えないわ」とパンチパーマを続けるのであれば、それはある意味では間違いではないのかもしれませんが、それにしても「天然パーマ」を日本語に直訳すると「天然永久」とかになるんですね。
ナチュラルでエターナル? 矛盾しているヘンな言葉。
エターナルといえば、私、こういう「小説投稿サイト」で使われている「エタる」という用語を知り、どういう意味だろう、と調べたことを思い出します。
作品の途中で、未完のまま中断して更新されず、「永久に(エターナル)」完結することが無い→エタる、という流れなんですね。
書き手にとっても読み手にとっても、思い入れのある作品は「エタる」ことが無いようにしたいものです……。




