意外な、麻雀由来の言葉
他の人より抜きんでて優秀な成績を収めていることを 「ダントツ」 と言いますが、この「ダントツ」は元々、麻雀の専門用語です。
「断然トップ」の略で「断トツ」。
最終ゲームのことを「オーラス」と呼ぶのも麻雀が由来で、「オールラスト」から来ています。
頭数が足りないことを「メンツが揃わない」とか、真正面に向かい合う位置を「トイメン」というのも、麻雀用語から。
「面子」も、「対面」も、麻雀卓を囲むメンバーや、卓の正対の場所からの言葉です。
「優勝まででリーチがかかりました」 という場合の「リーチ」も麻雀用語です。あと一歩の状態。
「リーチ」は有名ですので、ここで改めて説明しなくとも「それくらいなら、麻雀の用語だってことは知ってるよ」 という人も多いかもしれませんが。
リーチは「あと一歩で揃う」状態で、パチンコ・パチスロでも使われます。「777」の「7」 「7」 が揃っている状態で「リーチ」となるわけですね。
「テンパる」というと、あわてふためく、平常心を失う状態を指しますが、これも麻雀用語。
あとひとつの牌が来れば、手が揃ってアガリになる状態、「聴牌する」からきています。
つまり、麻雀では 「テンパっている」状態が 「リーチ」できる状態、というわけです。
(麻雀を知っている人からすれば「なにを当たり前のことを」と言われそうですが……)




