表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【感謝!4万PV突破!】雑に学ぶと書いて雑学 ~昨日より今日の自分が少し賢くなるかもしれない~  作者: 雲条 翔


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

139/294

「シカトした」のは、シカ

 今や、世界に名だたるテレビゲームの「ニンテンドー」ですが、テレビゲームの開祖・ファミリーコンピュータを発売する1983年以前は、トランプや花札などのアナログゲームの製造・販売がメインでした。


「与えられた仕事を全うしたうえで、運に関しては『天』に『任』せるしかない」というところから「任天堂」と社名が付けられたそうです。


 企業努力もありますが、引き寄せまくってますよね、運。


 さて、今回は、昔の任天堂さんの主力製品だった、花札の話。


「無視する」ことを「シカト」と言ったりしますが、これは花札の「十月札」に由来します。


「十月札」は、紅葉の中で、一匹の鹿が描かれている絵札。


 鹿がそっぽを向いていることから「無視する」ことを「鹿の十月札」→「鹿(しか)(とお)」→「シカト」と呼ぶようになりました。


花札由来の言葉は意外と多く、「ボンクラ」「ピカイチ」「三下」なんかもそうです。


「ボンクラ」は漢字だと「盆暗」と書き、「盆」は「賭博場」の隠語、「暗」は賭け事で負けて、お先真っ「暗」な状態。


 賭け事で負けるのは、注意不足でぼんやりして、物事が分かっていない人……というところから「ぼんやりしていて、物事が分かっていない人」を「ボンクラ」と呼ぶようになりました。


 大勢の中でも傑出した才能を意味する「ピカイチ」は、花札の中で高得点な「二十点札」が、手持ちの札の中で一枚だけあり、残りの札がカスだった場合にのみ 「ピカイチ」という手になるというところからです。


「三下」 も、花札の「カブ」という遊びの中で、 「三点」 以下は意味がないくらい弱い手なので、三より下はひどく弱い、ということで相手を見下して 「三下風情が」 「三下野郎め」 などの乱暴な言い方をする 「弱い者」 の蔑称になったのです。


「ピカイチ」はまだしも、「シカト」「ボンクラ」 「三下」なんかは、あまりガラの良い言葉遣いではないので……初対面の人に使うのは、控えた方がいいと思います。

 ケンカを売りたい時以外には。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ