表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【感謝!4万PV突破!】雑に学ぶと書いて雑学 ~昨日より今日の自分が少し賢くなるかもしれない~  作者: 雲条 翔


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

138/294

「のたうちまわる」のは、イノシシ

 私が思う「日常で使ってる言葉の中で、地味に怖い言葉」のランキング第1位は「死に物狂い」です。


 体育の先生が 「お前はもっとできるだろ、死に物狂いになって頑張れ!」などと激励や声援を飛ばしそうなイメージですが、ひとつの単語の中に「死ぬ」「狂う」が揃っているワードって、他にないですよ。あるとすれば「狂い死ぬ」くらいですか……。


 ランキング第2位は「息を殺して」という表現。

「息を殺して、じっと待った」 とか使いますけど、「息」「殺す」の時点で、命の息吹を奪う感じが濃厚なんですよね。


 ちなみに第3位は「断腸の思い」です。 腸が! 腸が! 聞くだけで痛そうだ!


 さて、今日のテーマは「のたうち回る」でしたっけ。


「のたうち回る」に続く言葉としては、「激痛で」とか「薬物患者が禁断症状で」とか……まあ、この言葉が出る時点で、ハッピーなビジュアルではありません。


「結婚式場でのたうち回る」「宝くじが当たってのたうち回る」そんな人はいません。


 いや、私の周りにはいませんが、これを読んでいる皆さんの周りに「私の知り合いが、結婚式場でブーケトスのキャッチに成功して、喜びの余り、のたうち回ってたけど?」 とかホントにいたらゴメンナサイ。いないか。


「のたうち回る」というのは、沼や田んぼを意味する「沼田(ぬた)」の中で、イノシシが暴れていたことに由来します。


体についたノミがかゆくてしょうがないイノシシが、沼や田んぼの湿地帯で激しく転がり、自身を地面に打ち付けて、泥をかぶってノミを追い払おうとしました。


その様子から 「沼田(ぬた)、打ち、回る」→「のたうち回る」となった、ということです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ