「地球は青かった」とは言っていない?
「地球は青かった」
この言葉は、1961年4月12日、世界初人類史上初の有人宇宙飛行で、ソビエトの宇宙飛行士、ユーリイ・ガガーリンが発した名言とされています。
日本では有名なこの言葉、世界的には有名ではなく、実際には「言っていない」らしいのです。
ロシアでは、ガガーリンが発した言葉で有名なのは、ロシア語で発した「パイェーハリ!」だそうです。
宇宙に飛び立つ瞬間の発言であり、これは宇宙時代の幕開けを告げる言葉として、歴史的に重要な意味があるようです。
世界的には、ガガーリンの名言として「私は周囲を見渡したが、神は見当たらなかった」というのが有名らしいです。
で、「地球は青かった」というのは、ガガーリンが地球に帰ってきてから記したルポに
「空はとても暗かった。一方、地球は青みがかっていた」
とあったのを、部分的に日本語に直訳し「地球は青かった」としたために、それが広まったようなのです。
個人的には、無重力状態を視覚的に分かりやすくするため、熊の人形を宇宙船の操縦席に吊るしたというエピソードや、「無重力状態は面白い、すべてが浮かんでいる」と言ったという話が好きです。




