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夏休み初日 訪問

前半趣味が入っちゃったので生暖かい目で見守ってください。

「鬼殺し」 


 今日から夏休み。家事は全てボクの担当とは言え、自由時間は大幅に増える。


「ツクツクボウシ戦法」


 画面にエフェクトと共に表示されるテンションの高い声は聞いていると少し嬉しくなる。

 ただ石田流のエフェクトは出せなくなるのは少し悲しい。


 夏休みとはいえボクはインドア派なので誘われなければ出掛けることは殆どない。


「振り飛車穴熊」


 顔だけ人間の熊は少し気持ち悪い……。


 大体ペン回しの練習をしている。

 偶に将棋かギター、ジャグリングやマジックの練習もするが……。


………


……


…。


 2五の歩を咎められてしまった……。高田流左玉は早めに攻めねば……。穴熊は手数がかかり過ぎる。


 いきなりわけわからないこと言ってすいません。

 


「昼間から居間で将棋っておじいさんみたいっすね」


 なんとなく誰かに申し訳なくなっているとどっかから帰ってきた瑠流がいきなり一応デフォルトな後輩口調で心に一撃突き刺してきた。


「じいじって呼んで……」


 心は永遠の3歳なのだ……とても脆い。


「そんな卑屈にならないで!」


 ワシ、もう年じゃし……。


「ベル様いないから暇です〜」


「ツクヨミさん迎えに行ったんすよね?」


 らしい……。あの方はかなり人間の感覚を理解しているから話しが通じやすい。

 ただ、なんというか……オタクっぽい?中二病?みたいなキャラをしているので結構うざい。 

 俺がベル様の次に会った神様でもあるしお世話になったのだが。

 私が死んだら身体を欲しいとか言ってたので、ベル様が許可を出した以上あの死体を使ってなにかやってるのだろう。

 流石に使い捨てにはされないだろうし……。


 ガチャンと解錠音がなる。


 前世の我が遺体の用途を心配していると、ベル様達が帰ってきたようだ。


 但しなんか……多い?気がする。少なくとも魔力的に魔法少女が2人……1人?神様もベル様含めて2柱いらっしゃる。


「帰ったぞー」


『お邪魔します』


『お姉ちゃん、久しぶり!』


 何か言語が混じっててややこしい……。上から順に銀髪、黒髪、金髪、もといベル様、ディアーナ様、私の妹だ……。

 なんで?


「刹那?何かやばいメンツに見えるんですが気の所為っすか?何言ってるかもわかんないっすし」


 瑠流が冷や汗を流しながら此方に目線をやる。


「知り合いだから大丈夫」


 何が大丈夫なのかはボクにもわかんない……。


 ただ、あと一人、人間らしい気配が遅れて来ている……。


「ツクヨミ様は?」


「疲れたとかいってコンビニで涼んでおったから遅れておる、まあ、すごそこまで来とるぞ……」


 そうなのか……神の気配はボクには探れないのであの人間と一緒にいるのだろうし、同時にベル様の気まずそうな雰囲気から何か後ろめたいことがあるのだろう。


 そして彼女はやってきた。


「心はツクヨミ、身体はルナちゃん、魔法少女ルナティック・ダブルムーン!」


 なるほど、と納得とともに羞恥と怒りで顔が紅くなる……。

 何とか手を出さずに押し込んだら少し、口から漏れてしまった。


「流石にルナティックすぎるだろ……」







 

 

 




 



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 このタグが最強に見えてきました……。

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