辱め
まず、ダブルムーンってなんだ?名乗り通りルナ(月)の体で月読様が入ってるからか?月読様とディアーナ様でダブルなのか、いっそトリプルにしてくれればわかりやすかった。でも月の女神でトリプルだと碌でもない面子が集まりそう……!?いないよね……?小説の登場神物。
「ニャル様はいらっしゃらないんですか?」
「あいつは異世界に遊びに行ってる、誘おうと思ったんだけどね〜☆」
月読様の返事に一安心、まぁ悪い人じゃないんだけど……。
「で、そのひらひらの衣装辞めてもらっていいですか?」
「え〜かわいいでしょうこの服ー、あんたが入院したときからディアーナと一緒に温めてたのにー、ね〜☆」
「ねー」
何故乗るのだ妹よ。しかも生前から私が死んだあとのことを考えてたのか……。不謹慎だなおい。
「あの……この方達誰なんすかね?」
その後、詳しく事情を聞くと元々ベル様は月読様が遊びにくると連絡を受けて、空港まで迎えに行ったらしい。しかも弱っていて転移が使えないと言って。
なんだかんだツンデレなベル様だが、かなり心配していたようだが、いざ会うと前世の私の身体でピンピンであり、しかもディアーナ様と前世の私の妹と一緒にいたそうな……。
月読様は意識を私の身体に移して人間スペックを楽しもうとしたようだ。
私の身体はロードローラー投げつけるくらい余裕なのでそれを人間スペックと呼ぶかは疑問だが。
しかし、それでは魔法が使えず不便ということで結局ディアーナ様と契約して魔法少女になることにしたという。
そして機能を浪漫に極振りした結果がこれである。
そもそも色々な契約の形があり常にスペックが上がる私のようなものや、変身すると爆発的に強くなるとか、詳しく言うと変身中無敵補正がつくとかつかないとか。
多少は本人の資質も影響するが、ほぼ契約した神秘の趣味である。共通点といえば、魔法と武器くらいだろうか……。
そして変身あり、無敵補正あり、BGMあり(ディアーナ様のウクレレ、ギター、ベース、よくわからない打楽器)、決めゼリフあり、変なエフェクトありの狂気の設定が実装されたわけである。
私の身体で。
これは神殺しを背負うに足る辱めと言えるのではなかろうか……。




