3:能力
光の粒子とともに消えたかと思うともう着いていた。
そこは辺り一面草が生い茂っていて草原のような場所であった。
目を凝らして見ると町が見えた。
そこに行こうと思い、辺りを見渡しながら向かった。
が、白うさが言っていたような空想上の生き物は周りをみて進んでいるのにまったくいない。
とかいうことを考えながら進んでいくと町に着いた。
町は案外でかかった。
現実世界みたいに高層ビルが立ち並んでいるのではなく家が多く。
面積としては横に広がっている。
町に入ると高校の制服のため注目されると思っていたが、
町の人は見慣れた感じだった。
龍「そうか、俺以外にも能力者が異世界から来ているからか。」
と言いながら町の中心に向かって伸びる道を進んでいくと他の建物より大きな建物が見えた。
入り口に「ギルド集会所」と書かれている。
中に入ると俺のように召喚されたばかりの者やこの世界に馴染んでいてかっこいい防具を着けている者もいた。
受け付けに行くと係りの人男女4、5人が座っていた。
誰でもいいと思い近くの男の人に話かけた。
龍「おい。」
係り「はい、なんでございますか?」
とにこやかに対応してくれた。
龍「ここでは何ができるんだ?」
係り「ここでは冒険者様の能力、ステータスの確認、ギルドの作成、ギルドへの入会申請書を作ったりすることが出来ます。」
龍「じゃあ能力確認を。」
係り「はい。ちなみに能力の階級についてはご存知ですか?」
首を横に振る。
係り「じゃあ、説明させていただきます。能力には5段階の階級があります。弱、普、強、特、狂です。」
龍「最後の字、俺の名前と同じだ」と心の中で思った。
係り「では、あなたの能力について調べます。血をとります。」
龍「血をとるのかよ」
係り「結果がでました。」というと他の冒険者がどんな能力か興味をもちこちらを見てきた。
係りの人はとても驚きながら答えた。
係り「あ、あなた様の能力のか、階級はき、狂がでました。」
それを聞いたギルド内の者は驚き我先にこいつを自分のギルドへと誘ったが龍は断った。
龍「俺はギルドへははいらねぇよ!ざこども!俺はたったいまギルドを作る!俺が認めた奴だけいれてやるよ!」