第1章 1:平凡
つまらない。
毎日同じようなことをして過ごす日々。
守らないといけないルール。
上っ面だけの交友関係。
つまらない。
朝早く窓から日の光が入りカーテンの隙間から俺の目を強く差す。
まだ5時だというのに外は明るい。眠たい、がせっかく早く起きたので学校に行くまでゆっくりしていこうと思い洗面所に向かった。
脳が活性化していないのか足取りが悪くふらふらと影を揺らしながら向かった。
まだ眠っている顔をたたき起こすように蛇口から出ている冷水を頭からかぶり目を覚ます。
その後、家族は誰も起きていなかったので自分で朝食をつくり食べ終えて自室へ戻り学校へ行く準備を済ませ家を出た。
俺の名前は 狂月 龍高校2年だ。
俺は容姿のせいでとてもからまれやすい。
他ではありえないような銀髪でアメジストのような濃い紫色の目をしているためだ。おまけに目があまりよくないのに眼鏡やコンタクトを着けていないので目付きが鋭い。
これらのことから登下校中に他行や同じ学校の不良みたいなのにからまれる。
まあ、殴りあいをして勝つのはおれだけどね。
案の定今日もからまれた。
龍「はぁ・・・めんどくせぇ」
不良「何がめんどくせぇだ!しばき倒すぞ!」と2、3人の不良に言われたが相手は何をされたのかわからずに宙に飛ばされていた。
不良「!・・・何っ!」
俺はなにもしていない手を出したのは、俺の影だ。
俺は子供のころから影を自在に動かすことができた。
今のは実態化した影が殴っただけである。
俺は影を平面化し戻してそのまま学校へと向かった。
学校に着き掲示板に不自然に貼られた紙があった。
目立つような目立たないようなその貼り紙の存在に自分以外の人はまったく気づいていなかった。
ひかれるようにその貼り紙を手に取り文章を黙読した。
?「汝、異世界に来ることのできる、資格あり、その力を使い、皆で頂点を目指せ。」の下に名前の記入欄があった。
「皆で?」この言葉に引っ掛かったが、
記入欄になんの躊躇もなく名前を書き込んだ。
つまらないこの世界に飽きた、だから次の世界に求めた。
くそつまんねぇものがないことを。
これが初めての投稿となるので誤字脱字があったり、会話の内容がへんなのもあるかもしれませんが一生懸命書くので、見守ってくだされば幸いです。