そうだ、せとうちを書こう
瀬戸内を題材とした作品を募集。
せとうちの魅力を物語として発信し、新たな視点と才能を発掘するために、せとうちをテーマにした小説が募集されているようだ急げ~!
「JR西じゆうに大賞1」というやつ。
舌の根の乾かぬ内に何を言っているんだ、ということを始めたんだよね。
しかも、締め切り直前に公開開始。
7万字という規定があるけれど、どの時点かはわからなかった。
応募期間内にとりあえずキーワード設定して投稿しはじめておこう。
7万字か。
4話で1万字くらいだから、28話以上だね。
一日あたり一話だから、約一カ月分。
結果発表が秋頃っぽいから間に合う。
わからないけど。
さて、心配事ができた。
自分が読みたいものを書くというスタンスとペースのため、28話までに瀬戸内旅が開始されるか怪しいのだ。
5万字過ぎたというのに、まだ自転車買うところだよ。
想像してみてください。
外国の人に、お箸とお茶碗を使って白いご飯を食べるというマニュアルを作りなさいと言われたら。
誠実に書こうと思えば、ものすごい文字数になるよね。
そんな感じ。
まあ、それなら第二回にまた応募すればいいか。
JR西日本だし、次回も同じようなジャンルがあるはず。
よし、解決。
大賞における瀬戸内の定義は、
兵庫県、岡山県、広島県、山口県、香川県、愛媛県、福岡県。
え、福岡県は入るのに、大分県は入らないのか。
瀬戸内旅物語なら、ロードバイクを使おう。
というわけで、主人公の設定を考える。
今回はファンタジー要素なしだ。
各地の魅力を伝えられる作品を書こう。
自分が読みたいものを書くということと、必ずしも矛盾しない。
なぜならそこに、自転車があるから!
ツール・ド・フランスも始まるしね。
ロードバイクの魅力を伝えられる作品を書こう。
そして出来上がった設定から書き上げたあらすじが、こちら!
◆
2019年、春。
運動、はじめました。
部活経験なし。
これといった趣味もなし。
運動が得意というわけでもなし。
そんな私が選んだのは、ロードバイクだった。
きっかけは、自宅からママチャリで五分。
兵庫県でここだけだと勘違いした、ロードバイク専門店との出会い。
白いコルナゴにひと目惚れし、貯金という大人の武器で一式をそろえた私は、少しずつ走れる距離を伸ばしていく。
坂道は苦手。
体型的に得意と言われようが、漕ぎ出しの快感に強く魅かれた私としては、平地の爽快感の方が合っていた。
山を登るより、海を眺めながら平らな道をどこまでも走る方がいい。
そして、淡路島を一周した日。
私は、とても単純な大発見をした。
一周できたなら、同じ距離だけ、どこかへ行けるのではないか。
しかし、通勤帰りにパンクした思い出が、遠出を鈍らせる。
そんなときオススメしたいのが、こちら!
てってれ~!
輪行バッグ~!
慣れ親しんでノリの良さを発揮した店員さんにそう勧められた。
瀬戸内の海岸には、道がある。
そのそばには、線路も続いている。
行けるところまで自転車で走り、帰りは電車に乗ればいい。
次の休日は、前に降りた駅から続きを走ればいい。
そんな軽はずみな思いつきから、地元を出発し、瀬戸内を西へつないでいく日帰り片道旅が始まった。
知らなかった町。
走ったあとだからこそ、おいしい食事。
何より、水がおいしい。
予定どおりにはいかない道。
旅先で出会う人たち。
通った道が塗りつぶされて行くアプリ。
淡路島の輪郭を囲んだとき、大いなる野望が目覚める。
一周できたなら、どこへでも。
これは、趣味のなかった私が、ロードバイクと鉄道で瀬戸内を少しずつ自分の世界にしていく、私の密かな国盗り物語。
◆
うわー、めっちゃ読みたい!
なぜに2019年?
コロナ禍直前。
ポガチャル活躍直前。
そんな少しだけ昔のせとうちはどんなだったろう。
そんなことを想像しながら書く作品。
馬鹿だね~、アワイチできたから、150キロなら走れるってさ。
ツール・ド・せとうち!
さて、色々調べまくって作品を紡ごうか。
使うつもりで調べるという行為は、学びや発見が多くて楽しい。
投稿するという目的があると、さらに一段深く調べようと思うようになる。
真下に深まるばかりじゃないから、掘り下げた先に別の学びと接続することも多い。
読みたいものを書く。
見られるという可能性が、そのための学びも楽しくする。
そう思える人には、物書きはおすすめです。
この前官公庁関連のフランス人Youtuberに教えてもらったんだけど、この地域についてPRして欲しいという案件を受けても、車窓からの景色だろうが電車の中で動画回しちゃだめとか、車両や人を映しちゃだめとか、縛りが大変だと言っていた。
今回の大賞の規約を見る限り、そんな細かい規制はないようだったから、好き勝手書くつもりでいるけれど、どうなんだろうね。




