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ぷろろーぐ

 学なし職なし彼女なし。

 三十(プラスα)歳の独身どくしんで 魔法使い歴 α年目。


 今日も サーフィン ネットかい


 検索するのは かわいい子。

 お気にの ワードは ピーッ(自主規制)。


 悟りを開けば 掲示板。

 気に食わない奴 おとしめて。


 むなしい毎日 むいな日々。


 あなたはねがった 転生を。

 なんでもいいから 彼女欲しい。


 それは 叶わぬ夢 だけど、

 もう願わずには いられない。


 彼女はいらぬと 強がれど、

 自分の心は だませない。


 あなたは家を とびだした。

 ひとまず向かうは ○学校。

 出会いを求めて 出発だ。


 渡る 交差点 青信号。

 暴走バイクが 迫ってくる。

 驚き 体は 動かない。

 気付けば 視界が ぐるぐるり。


 ☆彡☆彡☆彡


「うちの 若いもんが めいわくをかけた。悪かったな」


 あなたをいたのは下界におりてきた神様の暴走族ぼうそうぞくでした。

 なんと交通事故を起こしたのは神様だったのです。


 日本政府は神様をつみに問うことが出来ません。格が違いますから。


 おかげで事故は見ないふり。

 あなたの存在もなかったことになりました。


 ……ちなみに神様は刈り上げで、サングラスをつけていました。


「神様法は ドラゴンの玉 的な物とか禁止してるから

 お前さんは よみがえれない。そこでだ」


 そこで? とあなたは返します。

 これはあのお決まりの展開では! と期待が高まります。


「ISEKAI転移 してみねえか?

 転移は 召喚しょうかん扱いだから 復活禁止法ふっかつきんしほうに ふれない。

 異世界なら お前さんは やり直せる」


 異世界。この言葉にあなたは興奮こうふんします。


 ケモミミは? ドレイの少女は? 

 女騎士きしは? ギルドの受付嬢うけつけじょうは? 


 ハーレムは? チートは? 俺ツエーは?


 あなたは聞きました。 


「おう 異世界にはよ ドリームがある。

 きれいな女、 剣と魔法、 言いえれば、

 それは ロマン とも言う」


 ロマン。なんとひびきの良い言葉でしょう。


「転移先のお前は 勇者。

 そう 勇者だ。

 お前は 魔王討伐まおうとうばつを目標に 各地を旅する。

 そこで 美少女と出会い、

 繰り広げられる ラブロマンス。

 どうだ? そそるだろう」


 あなたは頷きます。 

 異世界ならもしかしたら、魔法使いから転職てんしょくできるかもしれません。


 あなたは想像します。

 美少女たちが自分をめぐって、んずほぐれつする姿を。


「どうやら答えは 決まっているようだな。

 分かった。迷惑めいわくをかけた びだ。

 お前を 異世界に 送ってやろう」


 こうしてあなたは異世界に旅立ちました。

 いったい異世界には、何が待ち受けているのでしょうね。



 ☆彡☆彡☆彡


「ちょっと 地球の神様 困りますって」


「あぁ?! 異世界の神如きが

 地球の神である 俺様に逆らおってか?

 図が高けっぞ! おらっ!!」


 あなたが旅立った後、神様がスマホで誰かと喋っています。


「また そんなこと言って、

 異世界こっちに 不良物件を 送らないでくださいよ。

 数十倍の戦力差で負けてんのに 包囲網 する奴とかに

 合わせる 異世界の身にも なってくださいよ!」


「うるせーっ! もう切るからな!!」


 都合が悪くなった神様は、一方的に通話を切って一服します。


 ……今見たことは忘れましょう。

 ほら、あなたの異世界が待っていますよ。

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