第9話 仏さまからの説明は? (1)
まあ、仏さまからの儂等三人への説明は簡易的で。先ほど儂へと説明をしてくれた通りと余り変わらず、かくかくしかじかと言った感じでの。
儂等三人へと仏さまが化けた麗しい三蔵法師さまの重大な任務! 天竺とは名ばかりで、魔王討伐と奴が持つ天下の財宝を奪うといってミッションコンプリートは無く。魔王の件は、儂等三人がすることが無くなれば、その時でかまわない。
しかし、魔族と呼ばれる怪人たちに村や町、国が襲われそうになれば、その時は人や獣人、精霊たちのために、自分達が仏さまから頂く、大変に強くなる能力……。
先ほど仏さまが儂へと早く死なせたためのお詫びとして、西遊記の孫悟空のような五大属性魔法と言った仙人さまのような能力と、日本とは違い、中華ファンタジーらしく、剣や和弓、銃の技量が高いだけでは無く、水滸伝や三国志……。カンフー映画のような体術に槍や戟……。棍棒にヌンチャク、三節混と……。
まあ、小弓に弩、銃と言った感じかな?
仏さまが言われるには、儂等の孫や曾孫たちが好んで見るアニメやマンガ、異世界冒険譚小説のような西洋式や近代日本とは違う、女性誌のような中華ファンタジーの世界みたいな場所だとは教えてくれたけれど。
儂等三人は昭和でも《《団塊世代》》と言う奴だから、よく知っていても時代劇や西部劇……。特撮ヒーローの世界観ならばわかるけれど。
昭和でも息子たちのようなアニメ世代ではないので、仏さまの説明はよくはわからない、理解ができないから、三人仲良く。
「はぁ」
「はぁ」
「はぁ」
と頷くことしかできず。
儂等の頭の中では、『仏さま何を言っちょるんじゃろぅ? 意味がさっぱりわからん』と苦笑いを浮かべつつ聞いていたが。
まあ、仏さまは、儂と二人の時には口約束じゃが西遊記の時のように儂等がわからんにゃぁ、助言……。指示してくれるらしいから。儂は、まあ、いいか? と思えば。
仏さまが儂等の魂に向かって何やらブツブツと呟き始めたではないか?
そう仏さまは火の玉化している儂等三人へと一人ずつ丁寧に御経を唱え始める。
まあ、御経のどの辺りを唱えているかまでは、儂にもわからんが、仏さまは約束通り、仙人さまのようにしてはくれたみたでの。
仏さまは能力関与の後に儂等三人へとまた説明をしてくれたのだが。仏さまの説明内容だと。儂等三人が生前にしていたこと……。職業や趣味などが能力値やスキルへと大変に関与しているのだと教えてくれた。
まあ、儂の場合だと?
若い頃に空手をしており、有段者でもある儂は孫悟空のような魔法も使用できるが、彼のように体術も強く、槍や戟、棍棒、ヌンチャク、三節混などが得意な中華ファンタジーの勇者らしい能力値があるのと。




