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第7話 仏さまって本当にいたんじゃの? (1)
朱紅の雲海をくぐり抜け、儂の魂はふわりと天界へと舞い上がった。
そこは神々が住まう霊峰の頂、まるで火の玉のように燃え盛る魂の灯が煌めく場所だ。
「おお、よく来たな、道徳よ!」
声はまるで古びた銅鑼のように響き渡り、儂の名を呼ぶ。振り返れば、そこに立つのは西遊記にも名を連ねる仏さまだった。
彼は朱に染まる霊殿の前で、白熱灯のように神々しく輝いている。
「お前は団塊の世代らしく、長年にわたり仏壇に手を合わせ、祈りを捧げてきた。すごいことじゃろう?」
儂は思ったよりも早くこの世を去り、身内だけの小さな葬儀の後、骨壺に納められ墓の下へと沈んだ。
だが、未練は深く、儂の魂は『うらめしや~』と病院や墓場、火葬場をさまよい歩いた。
(お願い)
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