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団塊世代のミチとトラ、山ちゃんの三人があの世へと行けば! 優しく対応してくれたのは神様、女神様ではなく、仏様でした!  作者: かず斉入道
第1章 団塊世代初の異世界へのお導きは女神様ではなく仏様でした

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第7話 仏さまが選んだ二人は? (1)

カドカワ10周年記念長編コンテスト中間選考作品でございますm(_ _"m)

「ここは何処じゃ~?」

「儂は誰じゃ?」


 仏さまの前にポッ! と浮かんだ蒼白い火の玉が二つ……。


 まあ、現れたと思えば。


 蒼白い火の玉の中から人の声……。


 だから儂は蒼白い火の玉の中を注意深く観察して誰の魂じゃろぅかを確認すれば。火の玉の中から『ここは何処? 私は誰?』と、この場! 雲の上! 天界で狼狽している声が聞こえると。


「あっ! 儂は誰じゃ、って、何で山ちゃんがこんな訳の解らん場所に居るんじゃ?~?」

「えっ! もしかして、その声はトラ君か?」

「ああ、そうじゃ、儂は虎吉じゃけれど……。何で山ちゃんは火の玉なんじゃ?」

「えっ! 儂の容姿って火の玉なんか、トラ君?」

「ああ、そうじゃ、ねぇ……。儂の目には山ちゃんは火の玉に見えるけれど。何で火の玉を見て儂は山ちゃんだと気が付いたんじゃろぅ……?」

「さぁ、それは儂にもわからんよ……。でも火の玉の姿は儂だけではなく、トラ君の容姿も儂の目には火の玉に見えるのじゃが違うかのぅ~?」

「えぇ、えええっ! マジそうぅなん、山ちゃん~? 儂の容姿も人の姿でなく、山ちゃんと同じで火の玉なんか~~~!?」

「うん、そうじゃねぇ、儂の目にはトラ君の容姿は人ではなく火の玉のお化けじゃ……」

「マジで?」

「うん」と。


 神さま、女神さま、仏さまの前で頭を抱えながら狼狽しつつ会話をする二人……。


 儂の兄貴の息子で甥なのだが、歳が近いためにガキの頃から儂や直ぐ上の超乱暴者だった兄貴と仲良くしていた(つるんでいた)トラが、自分が訳の解らない場所にいる上に、身体の容姿が火の玉だと聞いて──唖然、呆然とすれば。


 儂がある場所へと引っ越し、御近所さまだった人物……。儂と何故か妙に気が合い、それ以降は仲良く、家族ぐるみで友人として、おつき合いをさせてもらい。


 儂が熱中症から痴ほう症になるまでは定期的に会い、友達つき合いをした人物だった山ちゃんもトラ同様、自分の容姿が火の玉だと聞き、呆然としながら頷いて、二人は、


「…………」


 やっと儂の目の先で沈黙してくれたから。


「……二人も儂と同じく他界をして無事葬式を終えたんじゃのぅ?」


 と声をかけた。



 ◇◇◇



「えっ! その火の玉! もしかしてミチの兄さん(あんやん)なのか~~~?」


 儂がトラと山ちゃんに声をかけると。先ずはトラの奴が驚愕しながら声をかけてきたよ。


「ああ、そうじゃ、儂じゃよ、トラ……。儂は長く入院と退院の繰り返しをしていたんじゃが、とうとう肺炎にかかって天に召されてしもうた。あっ、はははははは」


 儂の火の玉()を見て安堵しているトラへと苦笑いを浮かべながら自分は病死をしたのだと説明をすれば。


「……ミチさん、生きとったんじゃねぇ……。本当に良かった……」


 トラに続き山ちゃんも儂の火の玉()見て狼狽していたのが落ち着て、安堵したためか?


 自分の両目を潤ませつつ感無量となりながら儂の無事を喜んでくれたのだけれど。


 儂はみなも知っての通りで、もう既に他界をして、今後は仏さまから頂く、第二の人生を楽しみながら満喫しようと思っている立場の人魂だから。


「……山ちゃん、儂はあんたも知っての通りで病死して人魂になっちょぉるから。生きてはおらんし。あっ、はははははは」


 と高笑いをしながら告げると。


「あっそうか?」


 山ちゃんが納得した顔と声音で言葉を返してきた。


 だから儂は「うん」と頷いた。


「……ミチの兄さん(あんやん)……。一対ここはどこなんやぁ、って、あっ! 儂等以外に人がおる……。この人は一体誰なんや……?」



(お願い)


 レヴュー・星・感想・ハート等を軽い気持ちで頂けると励みになりますのでよろしくお願いしますm(_ _"m)


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