第22話 巨大虎との初戦闘! 仙人三人 VS 森の魔獣!
巨大虎が地面を踏みしめるたび、森全体が揺れ、木々が悲鳴を上げる。
《ドォォォォォンッ!!》
「ガァアアアアアアアアッ!!」
その咆哮は、鼓膜を破るほどの衝撃!
地面の草が波打ち、鳥たちが一斉に飛び立つ!
少女ランは俺の背中にしがみつき、震える声で叫んだ。
「お兄さん……怖い……!」
俺は顔を真っ赤にしながら叫ぶ。
「俺も怖いわぁああああああああ!!」
しかし──
如意棒を手にした瞬間、俺の中で何かが変わった。
◆ミチノリ、如意棒を構え《《仙人の本能》》が覚醒する
「……よし。やるぞ!」
神にさも近い男──俺は深く息を吸い込み、如意棒を握り直した。
その瞬間──
彼の背後に、孫悟空の影が重なるような《《仙人の気配》》が立ち上る!
トラが息を呑む。
「ミチのあんゃん……なんか雰囲気変わったのぅ……」
山ちゃんも驚愕する。
「ミチノリさん……仙人の力が……!」
少女ランは胸の前で手を合わせ、内心で微笑んだ。
(ふふ……やっと本気になりましたね)
◆巨大虎、突進!
巨大虎が地面を蹴り、
10メートルの巨体が弾丸のように突進してくる。
《ズドォォォォォォンッ!!》
「ガァアアアアアアアアッ!!」
俺は叫ぶ。
「如意棒──伸びろ!!」
《バシュゥゥゥン!!》
如意棒が一気に巨大化し、虎の鼻先を横薙ぎに叩きつけた。
《ドガァァァァァンッ!!》
「ガッ!!?」
虎の巨体が横に吹き飛び、木々をなぎ倒しながら転がる。
トラが叫ぶ。
「ミチのあんゃん! やるじゃないか!!」
山ちゃんも興奮する。
「すごいよミチノリさん!!」
だが……
巨大虎は、この辺りを根城にする《《ボスモンスター》》だから、まだ終わらない。
◆巨大虎、怒りの反撃!
「ガァアアアアアアアアッ!!」
虎は怒り狂い、地面を爪でえぐりながら跳躍した。
《ドッ!!》
その巨体が空中から俺へと襲いかかる。
「ミチノリさん!!」
山ちゃんが叫ぶ。
俺は如意棒を構えたが──虎の速度は予想以上に速い。
「くっ……!」
◆トラ、草薙剣を初使用!
「ミチのあんゃん!! 儂も行くでぇえええ!!」
トラが草薙剣を抜いた瞬間──剣が青白い光を放ち、空気が震えた。
「草薙剣──薙刀形態!!」
《ギュオォォォォンッ!!》
草薙剣が薙刀へと変化し、トラはそのまま虎の腹へ斬りかかった。
「うりゃぁああああああああ!!」
《ズバァァァァァッ!!》
虎の腹に深い傷が刻まれ、血が飛び散る。
「ガァアアアアアアアアッ!!」
虎が苦痛の咆哮を上げる。
俺が叫ぶ。
「トラ!! ナイス!!」
トラは鼻の下を伸ばしながら叫ぶ。
「ミチのあんゃんに褒められたら儂はやる気が出るんじゃけぇ!!」
◆山ちゃん、覇王弓と鍬を初使用!
「ミチノリさん! トラ君! 僕も行くよ!!」
山ちゃんは覇王弓を構えた。
「覇王弓──風の旋風!! ウィンドウショット!!」
《キィィィィィンッ!!》
矢が風をまとい、虎の肩へと突き刺さる。
《ドシュッ!!》
「ガァアアアアアアアアッ!!」
虎がよろめいた瞬間──山ちゃんは鍬を構え、突進した。
「鍬──農耕パワー!! 土は友達ー!!」
《ゴッ!!》
鍬が虎の足を打ち砕き、巨体がバランスを崩す。
トラが叫ぶ。
「山ちゃん!! 鍬で戦うの似合っとるのぅ!!」
山ちゃんは苦笑しながら叫ぶ。
「似合ってほしくはないけどね!!」
◆三人の連携攻撃!
俺が如意棒を構える!
「トラ! 山ちゃん! 行くでぇ!!」
「おう!!」
「うん!!」
巨大虎が最後の力を振り絞り、三人へと突進してくる。
「ガァアアアアアアアアッ!!」
俺は叫ぶ。
「如意棒──巨大化!!」
《バシュゥゥゥン!!》
トラは叫ぶ。
「草薙剣──風神斬撃!!」
《ズバァァァッ!!》
山ちゃんは叫ぶ。
「覇王弓──ダークショット!! 乱れ撃ち!!」
《ドシュッ! ドシュッ! ドシュッ!》
三人の攻撃が同時に虎へと叩き込まれ──
《ドォォォォォォォォンッ!!》
巨大虎は地面に倒れ込み、森に轟音が響き渡った。
「ガ……ガァ……」
虎は最後の咆哮を漏らし、そのまま動かなくなった。
◇◇◇
少女ランは俺へ駆け寄り、涙を浮かべながら抱きついた。
「お兄さん……すごかった……! 本当に……助けてくれて……ありがとう……!」
俺は顔を真っ赤にして固まる。
「い、いや……その……仙人だから……」
トラが叫ぶ。
「ミチのあんゃん!! また抱きつかれとる!! 儂にも抱きついてほしいんじゃけど!!」
山ちゃんは苦笑する。
「トラ君……落ち着いて……」
少女ランは俺の胸に顔を埋めながら、内心でほくそ笑んだ。
(ふふ……これで彼らとの距離はぐっと縮まりましたね)
観音菩薩さまは、「いっ、ひひひ」と薄ら笑いを浮かべ、シメシメと思うのだった。
◇◇◇




