表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
団塊世代のミチとトラ、山ちゃんの三人があの世へと行けば! 優しく対応してくれたのは神様、女神様ではなく、仏様でした!  作者: かず斉入道
第1章 団塊世代初の異世界へのお導きは女神様ではなく仏様でした

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

22/564

第22話 巨大虎との初戦闘! 仙人三人 VS 森の魔獣!

 巨大虎が地面を踏みしめるたび、森全体が揺れ、木々が悲鳴を上げる。


《ドォォォォォンッ!!》


「ガァアアアアアアアアッ!!」


 その咆哮は、鼓膜を破るほどの衝撃!


 地面の草が波打ち、鳥たちが一斉に飛び立つ!


 少女ランは俺の背中にしがみつき、震える声で叫んだ。


「お兄さん……怖い……!」


 俺は顔を真っ赤にしながら叫ぶ。


「俺も怖いわぁああああああああ!!」


 しかし──


 如意棒を手にした瞬間、俺の中で何かが変わった。



 ◆ミチノリ、如意棒を構え《《仙人の本能》》が覚醒する



「……よし。やるぞ!」


 神にさも近い男──俺は深く息を吸い込み、如意棒を握り直した。


 その瞬間──


 彼の背後に、孫悟空の影が重なるような《《仙人の気配》》が立ち上る!


 トラが息を呑む。


「ミチのあんゃん……なんか雰囲気変わったのぅ……」


 山ちゃんも驚愕する。


「ミチノリさん……仙人の力が……!」


 少女ランは胸の前で手を合わせ、内心で微笑んだ。


(ふふ……やっと本気になりましたね)



 ◆巨大虎、突進!


 巨大虎が地面を蹴り、

 10メートルの巨体が弾丸のように突進してくる。


《ズドォォォォォォンッ!!》


「ガァアアアアアアアアッ!!」


 俺は叫ぶ。


「如意棒──伸びろ!!」


《バシュゥゥゥン!!》


 如意棒が一気に巨大化し、虎の鼻先を横薙ぎに叩きつけた。


《ドガァァァァァンッ!!》


「ガッ!!?」


 虎の巨体が横に吹き飛び、木々をなぎ倒しながら転がる。


 トラが叫ぶ。


「ミチのあんゃん! やるじゃないか!!」


 山ちゃんも興奮する。


「すごいよミチノリさん!!」


 だが……


 巨大虎は、この辺りを根城にする《《ボスモンスター》》だから、まだ終わらない。



 ◆巨大虎、怒りの反撃!


「ガァアアアアアアアアッ!!」


 虎は怒り狂い、地面を爪でえぐりながら跳躍した。


《ドッ!!》


 その巨体が空中から俺へと襲いかかる。


「ミチノリさん!!」


 山ちゃんが叫ぶ。


 俺は如意棒を構えたが──虎の速度は予想以上に速い。


「くっ……!」



 ◆トラ、草薙剣を初使用!


「ミチのあんゃん!! 儂も行くでぇえええ!!」


 トラが草薙剣を抜いた瞬間──剣が青白い光を放ち、空気が震えた。


「草薙剣──薙刀形態!!」


《ギュオォォォォンッ!!》


 草薙剣が薙刀へと変化し、トラはそのまま虎の腹へ斬りかかった。


「うりゃぁああああああああ!!」


《ズバァァァァァッ!!》


 虎の腹に深い傷が刻まれ、血が飛び散る。


「ガァアアアアアアアアッ!!」


 虎が苦痛の咆哮を上げる。


 俺が叫ぶ。


「トラ!! ナイス!!」


 トラは鼻の下を伸ばしながら叫ぶ。


「ミチのあんゃんに褒められたら儂はやる気が出るんじゃけぇ!!」



 ◆山ちゃん、覇王弓と鍬を初使用!


「ミチノリさん! トラ君! 僕も行くよ!!」


 山ちゃんは覇王弓を構えた。


「覇王弓──風の旋風!! ウィンドウショット!!」


《キィィィィィンッ!!》


 矢が風をまとい、虎の肩へと突き刺さる。


《ドシュッ!!》


「ガァアアアアアアアアッ!!」


 虎がよろめいた瞬間──山ちゃんは鍬を構え、突進した。


「鍬──農耕パワー!! 土は友達ー!!」


《ゴッ!!》


 鍬が虎の足を打ち砕き、巨体がバランスを崩す。


 トラが叫ぶ。


「山ちゃん!! 鍬で戦うの似合っとるのぅ!!」


 山ちゃんは苦笑しながら叫ぶ。


「似合ってほしくはないけどね!!」



 ◆三人の連携攻撃!



 俺が如意棒を構える!


「トラ! 山ちゃん! 行くでぇ!!」


「おう!!」


「うん!!」


 巨大虎が最後の力を振り絞り、三人へと突進してくる。


「ガァアアアアアアアアッ!!」


 俺は叫ぶ。


「如意棒──巨大化!!」


《バシュゥゥゥン!!》


 トラは叫ぶ。


「草薙剣──風神斬撃!!」


《ズバァァァッ!!》


 山ちゃんは叫ぶ。


「覇王弓──ダークショット!! 乱れ撃ち!!」


《ドシュッ! ドシュッ! ドシュッ!》


 三人の攻撃が同時に虎へと叩き込まれ──


《ドォォォォォォォォンッ!!》


 巨大虎は地面に倒れ込み、森に轟音が響き渡った。


「ガ……ガァ……」


 虎は最後の咆哮を漏らし、そのまま動かなくなった。



 ◇◇◇



 少女ランは俺へ駆け寄り、涙を浮かべながら抱きついた。


「お兄さん……すごかった……! 本当に……助けてくれて……ありがとう……!」


 俺は顔を真っ赤にして固まる。


「い、いや……その……仙人だから……」


 トラが叫ぶ。


「ミチのあんゃん!! また抱きつかれとる!! 儂にも抱きついてほしいんじゃけど!!」


 山ちゃんは苦笑する。


「トラ君……落ち着いて……」


 少女ランは俺の胸に顔を埋めながら、内心でほくそ笑んだ。


(ふふ……これで彼らとの距離はぐっと縮まりましたね)


 観音菩薩さまは、「いっ、ひひひ」と薄ら笑いを浮かべ、シメシメと思うのだった。



 ◇◇◇

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ