第22話 山ちゃんへの説明(2)
カドカワ10周年記念長編コンテスト中間選考作品でございますm(_ _"m)
だから儂は山ちゃんへと。
「何で山ちゃんは大砲や銃の作り方を知っているんじゃ?」
と尋ねてみた。
「ああ、ミチノリさん、それはね? 儂は山登りや山菜集め畑仕事に川や海での猟の趣味だけではなく。モデルガンを集める趣味もあってね。砲の設計図や砲の歴史や仕組みが書かれた本も持っていてよく読んでいたんじゃよ。──だから猟銃の免許も所得したかったんじゃが、子供が持ちだしてでもしたら大変なことになるけぇ、と女房に反対をされて免許所得を断念したんじゃ……」
山ちゃんは儂へと苦笑いを浮かべつつ教えてくれた。
「そうじゃったんか、それはしらん、かったの……」
儂が山ちゃんに譲渡された《《最上級の鍛冶職》》の力に感心すれば。
「……山が薬草や山菜、キノコなどの見極め採取する能力が高いのも趣味のお蔭なのですね……」
仏さまも山ちゃんの薬草採取の能力だけではなく、食べて大丈夫な山菜やキノコを見つけ、見極める能力も優れていると感心すれば。
「山がその気になれば冒険者などしないで、荒れた大地を耕し田畑にする事も可能……。それで富を得る事も可能ですね……。それと大型のモンスター達を平気で解体することも可能ですよ……」と。
仏さまは最後に誰でも可能では? と思うことを山ちゃんへと感心した顔で告げたから。
「仏さま?」
「……ん? 何ですか、ミチ?」
「大きな怪獣を狩りして、食用肉として解体をすることは誰でもできることじゃ、ないんね?」
儂は仏さまへと首を傾げ尋ねた。
すると仏さまは儂の問いかけを聞き、目が点となり。
「……じゃ、ミチ? モンスター達の解体が簡単だとあなたは申すのならば。あなたじしんはモンスターの解体ができますか? 毛や皮、羽を取り除き、腹を裂き、真っ赤な血が大量に流れる中、臓物を取り出したりしないといけないのですよ、ミチ……。あなたにはそれが平然とできますか? ──魚とは違うのですよ。ミチ……」
仏さまは真っ青な顔で儂へと尋ねてきた。
でッ、当の本人である儂はと言うと? 直ぐに自分の脳内で熊や鹿、猪……。牛や豚等の解体を想像したが。
儂も仏さまと同じく自分の顔を青ざめながら。
「……儂も魚ならできるが、海でも大きな生物は無理じゃし。地上の生き物は小さい物でも無理じゃのぅ……」
と、仏さまに告げると。
「でしょう?」と言葉が返ってきたから。
「はい」と儂は頷いた。
◇◇◇
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