第21話 山ちゃんへの説明(1)
カドカワ10周年記念長編コンテスト中間選考作品でございますm(_ _"m)
「あっ、はははははは。ごめんなさいね。山……。ついついと話しが逸れて……。申し訳ない……。あっ、はははははは」
仏さまは御自身が大好きらしいラーメン、お好み焼きの話を花咲かせ、和気藹々と会話を儂やトラとしていたのを打ち切り、山ちゃんへと頭を下げ、笑い誤魔化すと。その後は……?
「フムフム、なるほど……」
と呟きつつ、山ちゃんの火の玉を見詰め……。それから数分経つから、儂とトラの火の玉は二人仲良く顔を見倭合わせ、無言で。
『仏さまはどうしたんじゃろぅ?』と言った顔をする。
「……山、あなたは車の工場へと長く勤めていたのですね」
儂とトラの二人が首を傾げていると仏さまが急に口を開き、山ちゃんへと尋ねた。
「ええ、そうですが……。それがどうかしたのですか、仏さま……? 儂がマツダの工場に勤めていたことに不都合がありましたか?」
今度は山ちゃんが仏さまに尋ねた。
「……ん? あっ! 別に山、あなたが自動車の工場に勤めていた事に関しては何の問題はありませんよ」
仏さまは山ちゃんの問いかけに対して微笑みながら答えると。
「ただ……」と呟く。
だから儂等三人は『ただ……』とは何だろう? 山ちゃんがマツダの工場に勤めていたことに対して、何か不都合でも遭ったのかの? と、各自各々が顔色を変えつつ思うと。
「山の鍛冶屋の能力は自動車工場だけではなく、旋盤加工工場や缶の製造工場……。その他諸々の工場勤めをしているために、ミチやトラよりも鍛冶屋としての能力も高いから強力な武器や防具を作ることも可能な上に鍋等の家庭用品も製造可能……。特に山が面白いのは川船や軍船などの設計図を引き作る事は不可ですが陸を走る乗物や兵器……。自転車や馬車……。特に面白いのは中華人民共和国の古代……。三国志時代にあの高名な諸葛孔明が考えて実用化したと言われる連弩や口から炎を吐く戦車の図面を引き制作することも可能な上に、それらを更に発展させ銃や大砲を備えた戦車と呼ばれる強力な兵器も作ることが可能でしょう……。何故か山の頭の中には単純な大砲や火縄銃の設計図はあるようですから……」と。
仏さまは山ちゃんへと鍛冶屋の能力が特に優れていると説明して最後に首を傾げた。
(お願い)
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