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団塊世代のミチとトラ、山ちゃんの三人があの世へと行けば! 優しく対応してくれたのは神様、女神様ではなく、仏様でした!  作者: かず斉入道
第1章 団塊世代初の異世界へのお導きは女神様ではなく仏様でした

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第12話 仏さまからの説明は? (4)

 だからトラは儂の方へと向き。


ミチ兄さん(ミチのあんゃん)、死んだ親父や叔父貴たち……。爺さんが酒に酔えば言っていた嘘八百は全部ほんまじゃったんじゃねぇ」


 と驚きを隠せない顔で尋ねてきた。


「……う、うん、そうみたいじゃのぅ……。儂も子供の頃から聞いていた話はうそ、でたらめだと思っていたから、けっこうびっくりしちょぉるよ。トラ……」


 儂も驚きを隠せない顔でトラへと言葉を返せば。


「……トラも造船業に勤めていたようですから船細工のスキルと……。あなたはミチとは違い建設業も自営業でしていたようですから大工のスキルも譲渡してと……、それとあなたは料理人でもあったようですから、包丁などの刃研ぎもしていたようですから武器や防具も作れる鍛冶師のスキルも付属するみたいですよ。これもミチの薬師の能力と変わらないくらい素晴らしいものですよ~。トラ~!」


 仏さまはトラにも儂と変わらないぐらい素晴らしいスキルが譲渡されると褒め称えてくれた。


「──えっ! マジですか! 仏さま! 儂もミチ兄さん(ミチのあんゃん)と変わらん、ぐらい、凄いですか?」


 トラは仏さまの説明を聞けば、子供のようにはしゃぎながら尋ね返す。


「ええ、本当に素晴らしい能力ですよ。トラ……。しかしあなたの能力はこれだけではありません……。特に和食の料理の腕前の方は大変によいものなのに、何故生前にちゃんとお店の方を長く続けることをなされなかったのですか?」


 仏さまはトラの能力を更に調べ、料理人の腕は確かだと告げ、何故生前にちゃんと料理人として仕事をしなかったのか? と尋ねてきた。


 しかし当の本人であるトラの方は料理のこと……。自分が経営していたラーメン屋や姉ちゃん(姉やぁ)と弟が経営をしていた懐石・仕出し屋の方の仕事の方も何故直ぐに辞めてしまったのか? 大変に勿体ないと尋ねられ。


「う~ん、よう、わからん、です」と答え。


「自分が作る料理が美味しいなんて一度も思ったことがないから続かん、かったのですかね? ──それと儂が何でも飽き性だからかのぅ? あっ、はははははは」と。


 トラが苦笑いを浮かべれば。


「……まあ、トラにも色々な考えがあったのでしょうから仕方がないですね……」


 仏さまもトラの様子を見てこれ以上追及はしない。


 しかし儂はトラの叔父で兄貴分みたいなところがあるから、アイツに対してあまり気を遣うことは幼少期からない。


 だから儂はトラに気兼ねすることもなく。


「……仏さま?」

「……何ですか、ミチ?」

「……トラの作る魚料理や煮物……。握り寿司に巻きずし……。特にラーメンの味は広島の豚骨味じゃない、本当の屋台の味でのぅ、広島の名店と呼ばれてラーメン屋の味と比べても遜色ない味で、マジで美味いけぇ、一度仏さまも食べてみるとえぇ、けぇ」と説明をした。


「えっ! 本当ですか?」


 仏さまは儂のトラの得意料理を聞き驚嘆して、直ぐに尋ね返してきた。


「──仏さまはもしかして日本のラーメンが好きなんかのぅ?」


 儂は仏さまの表情を見て観察……。


 そう儂は若い頃から従弟から、お客さまの姓名判断や手相を見ながら、相手の顏の様子を注意深く見て、窺う訓練を受けていての。



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