4-5 今回こそ道を作ろう
朝、快適な目覚め。
目の前にはミーちゃんのやわらかなふくらみ。 思わずパフパフ。
「ミー?(何してるんでちゅか?)」
「ピイピイ?」
背筋も凍るような冷たいミーちゃん+1の声が背後から聞こえる。 アレ?
ということはこの双丘は?
「ダーリンおはよう。」
御鳥様だった。 ですよねー。
「ニャー(ごめん、寝ぼけてた。)」
ここはこれで押し通すしかない。 通れ! 通れ! お願い! ってマージャンか!
「ミー(・・・朝ご飯を手伝ってきまちゅ。)」
「ピイピイ」
良かった。 (命が)助かった。 御鳥様がいるので致死性の攻撃はできないんだ。
御鳥様ありがとう。 助かりました。 ありがとう。 パフパフ。
「(子供作る?)」
「ニャー(目が覚めました。 きっちり覚醒しました。 おはようございます。)」
「ニャー(朝ご飯を食べたら早速御鳥村との街道計画の下見に行きましょう。)」
お土産が多すぎたので、朝ご飯はイズモまんじゅうの残りだった。
これってご飯? まあいいけど。
「まずは上空からルートを確認しましょうか。」
「ニャー(えっ? 空飛べるんですか?)」
「あのねえ、私を何の神様だと思ってるの?」
「ちなみに私の神力を分けたダーリンも飛べるはずよ。」
「ニャー(マジすか。 空飛ぶ猫。 ネバーエンディングストーリー。 違うか。)」
パタパタパタ。 かきかきかきかき。
「そんなに猫かきしなくても飛べるわよ。」
「ニャー(猫かきしないと落ちないか不安で。)」
でも上から見るとわかりやすいな。
最短コースの道を作ると、森を中央で分断かあ。
よく森の中を道が通るとか言うけど、道は森を二つに分断する。
道のせいで両サイドの交流はほぼなくなり、森は真っ二つに分けられるのだ。
分けられた親子は二度と会うことはなく、植物分布も各森で再調整されなければならない。
なので自然保護の観点からは熟考が必要だが、この異世界は自然がめっちゃ強いからまあいいか。
「ニャー(森の真ん中に1本と、北回り1本、南回り1本がいいですかね。)」
「将来的にはね。 まずは真ん中の1本を先に完成させましょう。」
ふふふ。 ここで猫神ねぶた号が再度活躍する。
手に持つボール(爆弾)部分はアタッチメント方式で、パーツを取り替えることにより、伐採車にもブルドーザーにもクレーン車にもなるのだ。 かっこいい!(?)
猫神ねぶた号・改、発進!
ワンダバダ ワンダバダ ワンダバダ ダン!




