4-4 道を作ろう
「ナー(みなさんは、お土産あってよろしおますなー。)」
「ナー((神使を)生んだら生みっぱなしで、お土産もなし。 これは育児放棄ネグレクトなー。 児童虐待防止法違反の事案なー。)」
「ニャー(ナーにもお土産あるよ。 ほら イズモの発明品、電卓付きそろばん。 あきんど御用達。)」
「ナー(こ、これはっ! 猫神はん、これはいけまっせ! 明日はホームランやぁ!)」
ポフ。
「い、今のは何?」
「ニャー(御鳥、今のは見なかったことでお願い。)」
「わ、わかったわ。」
「ニャー(ということで、これからは 御鳥村と仲良く ということで、まず道を作って交流を深めるという方針で行きます!)」
「「おー!」」
「ニャー(では今日はここまで。 おやすみなさい。)」
「「えっ?」」
すばやく くまさん を抱き寄せ、寝る体制に入る猫神。
くまさんを狙って近づくねね子ちゃんには、イズモの萌えキャラ カンナちゃんぬいぐるみをあてがってけん制する。
ミーちゃんは くまさん の反対側から猫神にくっつく。
稲子おばあさんは社務所に帰る。
珊瑚は部屋の片づけをしている。
ジューCはずっと気絶している。
しかし猫神は失念していた。
今は自分が御鳥の抱き枕の対象になっているということを。
御鳥が くまさん とミーちゃんごと猫神を抱いて眠った。
その上にはクッションのおまけ付き。
暑い。 重い。 苦しい。
久しぶりのお社なのに、猫神はとても寝苦しい夜をすごしたのだった。
「ニャー(寝不足だ。)」
「ニャー!(なんでこうなった? 道なんか後回しだ! 快適な夜の構築が最優先事項だ!)」
「ニャー(今までは快適だった。 今までと違うのは御鳥様の存在。)」
「ニャー(かといってこれは排除できない。(恐いから) 結婚した責任もある。(恐いから))」
「ニャー(となるとほかのファクターは くまさん。 くまさんはオレのお気に入りだ。 排除はありえない。 ほかはミーちゃん。 ミーちゃんはオレのだ。 誰にも渡さない。 クッション。 クッションはどうでもいい。)」
「ニャー(結局排除対象は(クッション以外)ナシだと? このまま寝苦しい夜を過ごせというのか神様? 神様は自分だった。)」
「ニャー(待て待て、ここは発想を変えるべきだ。 必ず解決方法はあるはずだ。 たとえば・・・)」
「ニャー(そうか、くまさんだ。 お気に入りのくまさんを泣く泣くはずすのだ。)」
「ニャー(そうして御鳥様とミーちゃんとでぐっすり寝る。 夜は。)」
「ニャー(そしてくまさんとミーちゃんとでぐっすり寝る。 昼に。)」
「ニャー(夜しか寝ないと誰が言った? 一日2回の睡眠で全てスッキリ解決だ~♪)」
「ミャフ(・・・私のご主人様ってもしかしたらクズニート?)」




