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1-31  村祭り3   (※イラストあり)


ねね子ちゃんたちの奉納舞は思っていたよりずっと良かった。


紅をひいたねね子ちゃんがとってもかわいかった。


サラの周りに飛んでいた火の玉は幻想的だった。


稲子お婆さんが紅をひいていなけりゃもっと良かった。


猫神音頭を最前列で踊る村の青年団たちは、ときおり二人ずつ輪を抜けて茂みへと消えてゆく。


くそう土地神の前でイチャイチャしやがって。


子供が出来たらどうする? いいのか。 村の人口増やすんだったな。


名物 ねこ焼き という出店があった。 まさか、いやまさか。


丸まった猫の型で焼いた たい焼き だった。 ほっ。


よかった。 でもかわいいなこれ。 かわいそうで食べにくい。


ミーちゃんは猫のしっぽ型ポテトフライがお気に入り。 え? おすそ分け?


いいの、いいの、揚げ物はオッサンにはちょっと胃に重いの。 誰がオッサンか!


珊瑚は団子に耳が生えた、みたらし猫団子を食べている。 いいねえ。 猫団子いいねえ。


踊りの後のステージでは、村人一芸大会をやっている。


のど自慢、力自慢たちがみんなの前でパフォーマンスする。


優越を競うわけじゃないが、良かったら拍手、悪いとブーイング、もちろん飛び入り参加もOKだ。


およねちゃんが見事な歌唱を披露して大喝采。


なんて歌かは知らんけど。


舞台の袖から田吉の気配。


ストーカーは止めなさい。


豚平と小麦ちゃんは激しい社交ダンスを披露。


厳しい練習の後が見える素晴らしいテクニックは賞賛すべきだが、こいつらカップルだからなあ。


オレだけこっそりブーイングしておいた。


猪ノ子が芋太と米俵をそれぞれ片手で持ち上げていた。


軽い化け物だな。


そんなときいきなり村長が倒れた。


なにごとかと思ったら、それがきっかけのフラッシュモブで、村民全員でオレに恋チュンダンスを踊ってくれた。


やめろ。


頭をかかえていたら、後ろから人魚のマーちゃんが出てきた。


マーちゃん、歩けたの?


そして ローレライ を歌いだした。


マーちゃんしゃべれたの?


赤ちゃんの成長は早いなあ。 違うか。


ペコリとして帰ったあとは、サラが出てきた。


サラが無言で上を指差す。


みんなが見上げると、夜空に花火が上がった。


サラ、すげえなあ。


あ、スターマイン。


おまけイラスト

花火芸 (サラ)

挿絵(By みてみん)

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