幼女よ、そんなに見ても私のフライドポテトはやらんよ
「ルクナに……お願いがあるんだ。ルクナにしか頼めない事なんだ」
「そうですかぁ、お断りします」
「……姉さんの事で、ルクナに頼みがあるんだ」
「そうですかぁ、頼まれたくありません」
「あれから、人が変わってしまったようで……城では一切笑わなくなった……まるで氷のように冷たくなってしまったんだ」
「話聞いていた? やべえな」
「あぁ、エルナも落ち込んでいて……家族の心がバラバラになっていくのは見ていて辛いんだ……ルクナに、姉さんの心を、溶かして欲しい。お願いだっ! ルクナだけが頼りなんだっ!」
「家族の問題は家族でなんとかしろ。多分冷たいのあんたにだけだぞ」
「ルクナ……ルセアは私にも、冷たいの……」
そりゃあな。
己の胸に手を当てて考えてみれ、直ぐに答えが出るぞ。
王妃よ、王子とミルルが絡むとポンコツになるなよ……アルセイアが不憫だ。
「俺はもっと、家族を大事にしたい……でも、俺の想いは姉さんには届かなかった。王族に産まれたが、平民のような家族関係が俺の理想なんだ」
「ぅん、ぅん、そうよね……」
「平民になると殴り合い普通だぞ。王妃様、私がキレる前にその態度直してくれませんか?」
「……ごめんなさい。大丈夫かなって、思ったの」
「大丈夫じゃないですね。じゃあ夕方にまた来ます。ウルさん、行きましょう」
「王妃様、マーガレット様、ありがとうございました」
「待ってくれっ!」
「……お兄様、なんで居るんです?」
帰ろうとしたら、ミルルが戻って来た。ピンクのジャージが可愛さを引き立て、私があげた新しい髪留めを着けているのでめっちゃ嬉しい。
出会った頃のアルセイアと似ているから、可愛くて可愛くて堪らんな。
「っ……姉さんと、同じ眼……」
ゴミを見るような眼で王子を見ているのは、なんだかセイランが兄を見る眼と一緒だな。将来セイランみたいになったら泣きそうだ。
「ミルルちゃん可愛いねー。良いじゃん」
「へへへ、あの、もぅ、帰っちゃうの?」
「うん、また夕方に来るよ」
「……ルクナちゃん、お願いがあるの」
「なぁに?」
「お姉さまみたいな綺麗な魔法に憧れてて……私を、弟子にしてくださいっ!」
「私の弟子は親の了解が必要よ、王妃様に聞いてみて。良いって言われたら考えてあげる」
「ほんとっ? お母様っ! ルクナちゃんの弟子になりたいですっ!」
「…………」
無表情だから嫌そうだなー。
私の影響力を考えて、第二のアルセイアになるから嫌なのだろう。
それに弟子なんてなったらノースギアに連れて行かれる。それは色々と難題だ。
私もそれはわかっているから、敢えて王妃の判断に委ねた。答えはノーだろうからね。
ノーなら娘に悪者にされるから、王妃は不機嫌なのだろう。
マーガレットさんがクスッと笑い、王妃の肩を撫でた。
「王妃様、ルクナさんの弟子なんてヴァン王国では憧れ中の憧れですよ。ましてノースギアだったら想像出来ないくらいの大偉業だと思います。ミルエルナ王女殿下の将来にプラスになる事は考えなくてもわかるのでは?」
「……そんなのわかっているわ。エルナはまだ初等部なの。親として心配しかないわ」
「ルクナさんはこの国によくいらしているので、時間が合えばで良いじゃないですか。学院には今まで通り通えるし、ルクナさんにお稽古事の一部になるように言ってみては?」
「……ルクナ、エルナの家庭教師として城に来てもらう形でどうかしら? 時間は融通を利かせる」
「私は融通して貰っても時間を守れません。そもそも絶対不可侵を雇うなんて王妃様がやってはいけませんよ」
「……じゃあっ……ごほん、では何なら良いの?」
「私は頼まれる側ですから、ミルルちゃんを応援する気が無いのなら駄目と言えば良いじゃないですか」
「……お母様……やっぱり、駄目なんですね」
「ち、違うのよ、まだエルナは小さいから……」
娘を頼みたいからなんとか時間を作って欲しいとか言えば良いじゃん。そういうところよ、思考が定まんないくらい疲れてんなら寝ろよ。
「ミルルちゃん、王妃様は疲れているみたい。視察先から徹夜で移動して来て、帰って少し寝ようと思ったら私を見付けてしまったから休めなかったのよ。私ってヴァン王国では知名度が低いけれど、帝国とノースギアでは女神みたいな扱いなの」
「お姉様から聞いたよっ。ノースギアでルクナ様って呼ばないと石投げられるんだよねっ」
「まぁ……うん、そうだね。だからちょっと休ませてあげよ。弟子の話はまだ先になるかもしれないけれど、王族のミルルちゃんでも入れる派閥に入ってみない?」
「派閥? 私も入れるの?」
そうそう、ちょっと失礼。はいピースっと……写真魔導具ごとデスゲートに入れると……ポイッとカードが出て来た。
デスちゃんが不在でもカードが出て来る辺り、デス眷属がファンクラブ会員証を作製している事がわかった。
ふむ、ミルルとジャージツーショットは良い感じね。
「これはルクナファンクラブ会員証。色々機能があって、わからない事があればここに魔力を込めながら質問してみて。例えば、私が今何処に居るとか」
「わぁ……えっと、ルクナちゃんは今何処に居ますか?」
『ヴァン王国、ヴァン城にてミルルちゃんとお話中』
「わぁぁぁ……すごぉい……」
「次に来るまでに使いこなしておいて。私以外の事も質問すればある程度答えてくれるから。弟子の話はまた今度、わかった?」
「うんっ!」
「じゃあ一旦帰ります。私への連絡はウルさんかミルルちゃんに言えば良いのでよろしくお願いします」
また引き留められそうだったが、ウルさんと共に足早に帰った。
いや引き留められていたが、無視して帰ったに近い。
リューメイ魔導具店に近付いた時に、ウルさんはやっと気が抜けたようで額の汗をハンカチで拭いていた。
私もぐるぐる眼鏡を掛けて、ホッと一息……夕方行きたくねぇな。
「ふぅー……なんか凄かったですねっ。王子様まだ好きっぽいじゃないですか」
「無関心の奴からの好意ほどウザいものはないですよ。まっ、王妃様とマーガレットさんとは少し仲良くなれたので、次は返事待ちですねー」
「仲良くというか、正面から力勝ちしましたね。流石はルクナ様」
「ノースギアじゃないから様なんてやめて下さい。まっ、帝国との交渉よりは良いですよ。無駄なお見合いパーティーが始まりますから」
「ルクナちゃんが恋とか情で引き留められるのなら、ずっとここに居ますもんね」
「そうですねー。あっ、ミカが居ますね。あれは友達ですか?」
「さぁ? ルクナ様の愛玩猫娘で有名ですから友達は多いみたいですよ?」
「へぇ~、可愛いですもんねー」
店の入口付近でミカは黄色い猫耳をぴょこぴょこさせて、同じくらいの男女達の話を聞いていた。
雑談している様子で楽しそうに笑っているからそっとしておきたいが、声を掛けないと怒られそうだ。
でもせっかくの友達との楽しそうな雰囲気を壊すのは良くないので、ウルさんに目配せをしてそっと店に入った。
「サインお願いします……はい、お代はまとめて後日払いますね」
「お願いします。本日はありがとうございました」
「ふふふ、とても楽しかったです。今度、ノースギアへ行くのでまたそちらでもお願いしますね」
「こちらこそ。ノーザン公爵と会われるなら私も同席しますので」
「是非。ではご武運を」
取引も終わって一段落だ。
結局昼を過ぎて微妙な時間だな。フライドポテトでも食べるか……店から出るとミカはまだ喋っていたので、大通りを散策しよう。
討伐者ギルドや商業ギルドは相変わらず、武器屋が少し増えたなーという印象だ。
屋台でフライドポテトを2つ買って、何処かで座って食べようかと思い辺りを見渡すと……ん? パンケーキのお店『パンパン』期間限定店舗の案内看板を見付けた。
期間限定……ヴァンにも支店を出すのかしら。
案内に釣られて店の近くまで行くと……うゎっ、すっげー行列。ノースギアの比じゃねえくらい並んでいて、2時間待ちとか引くわぁ。
看板にはペア割りキャンペーンと書いていて、ぼっちの私には酷な内容だった。
「いらっしゃいませー。お待たせしましたー。あちらのスタッフの方までどうぞー。いらっしゃいませー、ご案内しますので少々お待ち下さいませー。いらっ…………」
店員さんが私を見て止まった。路上で芋を食べるお行儀の悪い女に驚いたか。
もうお腹空いてついつい食べているのだが、知り合いに見付かったら怒られる案件だな。
少しの間ぐるぐる眼鏡越しに目が合っていて、慌てたように中に入って行った。
トラブルかしら? まぁ良いや、行こう。
行列の中にミカが居た気がするが、邪魔しちゃ悪いのでそのまま行こう。
夕方まで暇だなぁ……グニアは学院だし、孤児院もみんなセイランの工場に住み込みで働いているし、あとルクナの知り合いは居ないか。
一旦帰るかなぁ……
おー、大きな宝飾店に高そうな馬車が停まっている。あの紋章なんだっけな、えーっと馬車に崩し字で書いてあんな。そうだそうだコングラート公爵家だ。
軍関係を纏めるラミアライ侯爵家の更に上で、法を司るオレイドス公爵家と双璧を成す家。
更に王妃の実家だと聞いたな。
前に同世代の子に話し掛けられた記憶が蘇るね。
という事は、アルセイアの母方の実家って事かぁ……近くに座れそうな場所を発見したので座って芋を食べよう。
ガラスのショーウインドウには宝飾品が飾られているので、職人としては見たい。
だがジャージでは入りにくい。
城にジャージで行っているクセに何を言っているんだと思うが、城では絶対不可侵が通じるからであって一般社会では馴染みが無いからね。
だから高級店から見たらジャージなんてトップクラスに来て欲しくない服装だろう。
着替えれば良いという声が聞こえて来そうだが、そこまでして見たいかと言われたら別に……なのだ。
「……」
幼女がこちらを見ている。
芋が食べたいのか? 知らん幼女にはやらんぞ。身なりの良い幼女だから公爵家の子か?
芋を食べながらぐるぐる眼鏡越しに見つめ合っていると、若い執事っぽい人が幼女に駆け寄って私と幼女の間に入った。
「ハウリズン様、こんな物を見てはいけません。大事な眼が穢れてしまいます。おい、これをハウリズン様の視界から消してくれ」
「はっ! おいお前、今直ぐ消えろ」
「芋食べ終わってからで良い?」
「駄目だ。今直ぐ消えろ……なんだその口の聞き方は、これだから下民は」
「おー、下民とか久し振りに言われた。コングラート公爵家は選民思想が強いのだね、がっかりだよ」
「良いから消えろ。殴られたいのか?」
「おい、手荒な真似はするな。ハウリズン様が見たらどうする?」
「申し訳ありませんっ! 来いっ!」
執事の部下が腕を掴もうとしたが私の結界に阻まれ、ドンッと大きな音が鳴った。
きゃー怖い。怖いから条件反射で撮影しちゃうじゃないの。
今度はグーで殴り出したわっ。野蛮人だわっ。
「きゃー、痛いっ、痛いっ、たーすけてー」
「いたい、の?」
「おいっ、手荒な真似はするなと言っただろ。どうした?」
「こいつ……抵抗しています。コングラート家に刃向かう者です」
「いたいよー、いたいよー、ひどいよー」
「いたいって言ってる」
「ハウリズン様、こちらへ。それを拘束しろ。魔法を使う浮浪者なんて居ない、何者か吐かせろ」
「はっ!」
ガンッガンッと結界を殴ったり蹴ったり、臨場感のある映像は撮れているのだが……あんまり攻撃されるとデスちゃんの眷属が来て殺しちゃうからなぁ……大の大人2人が中学生相手に剣を抜くだなんて、私の知り合いが見たらあーやっちゃったなぁーって顔で見るじゃないのよ。
いや、普通に名乗れと言われたら名乗るのだが……どうしてもこの結界を壊したいみたいだ。
ならば待ってみよう。
野次馬が遠巻きに見ているのだが、私がボコボコにされているように見えるよね。
結構良い音が聞こえるので、店から違う人が出て来た。身なりの良いおばさん……いや王妃くらいの歳の女性だ。
「……なにごと? 何をしているの?」
「はっ! 公爵家に刃向かう者です! 魔法で抵抗されましたが直ぐに片付けますので奥様はお楽しみ下さいっ!」
「……そう。孤児相手に無能ね」
「……申し訳ありません」
……私ってそんなに孤児に見える?
ルビーババァも孤児って言っていたし、ジャージのせいか? いやあの時はジャージじゃなかった気がするから違うか。じゃあこのぐるぐる眼鏡のせいか? あの時もこれ着けていたし、孤児に見える効果でもあるのかね? そんなオーラ出ているとか?
考えている間も攻撃されているのだが、普通の女の子はこの攻撃で死ぬぞ。良いのかこんな大通りで女子を痛ぶって。
とりあえず飽きたから立ち上がって、店のショーウインドウでも見よう。
あんまり他人の作品って見ないけれど、高級店だけあって彫りが綺麗ねー。私のと似たような物でも値段は倍以上。
そりゃ素材調達から加工と仕上げまで私とデスちゃんでやっているのには敵わんか。
ショーウインドウ越しに幼女と目が合った。側面から攻撃を受け続ける私を見て何を思うのだろうか。
私を指差して隣に居た女子に話し掛けていた。あの女子は確か、コングラート家のお嬢様だな。
執事に事情を何事か聞いて、執事と共にこっちに来た。
きゃー睨まないでー。
「お前達、やめなさい。こんな人目の付く場所でやらないで。裏でやりなさい」
「はっ! ですがビクともしなくて……」
「ふっ、無能ね。ねぇあなた、目障りだから消えて」
「じゃあ君の名前を教えてくれたら消えるよ」
「……コングラート公爵家、トラナドール・コングラートよ。公爵家に楯突いた事を後悔させてあげるから、あなたの名を教えて?」
「うん、ルクナ・レド・ノースマキナだよ。じゃあ消えるねー」
私の名前はまだ浸透していないのかしら? のんびり散策しながら城まで行けば丁度良いかな。
セイランの後悔させてあげるよりは優しい感じだから、セイランよりは優しいと思う。
野次馬が邪魔なので、ひょいっと飛び越えて……あっ、可愛い食器屋さんを発見したので買い物しよう。
おっ、グニアから連絡だっ。買い物しよーぜー。みんなも? 良いよ良いよみんなで買い物しよー。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「ふんっ、私の手を煩わすなんて無能ね。リズン駄目よあんなのに手を振っちゃ」
「…………ノース、マキナ……お嬢様、今、ノースマキナと言いませんでしたか?」
「興味無かったから聞いていなかったわ。ノースマキナ? でも何処かで聞いた名前ね。あっお母様、ノースマキナって何処の家ですか?」
「やっと追い払ったか。ノースマキナ家はね、ノースギアの氷神巫女ウォル・ノースマキナ様のお家だよ。トラナが産まれる前に起きた大災害の時、ノースマキナ財団の支援でとても助かったの。なんとかお礼をしたくて何度も足を運んでいるけれど、とてもお忙しい方で叶わなかったわ……」
「……そう、なのですね。お母様、ルクナ・レド・ノースマキナを知っていますか?」
「もちろんよっ! ルクナ様は史上最年少でレドの最高峰グレイドに挑戦した超天才よっ! ノースマキナ家だと隠してレドになりグレイド試験にまで挑戦したのだから実力は凄まじいわっ! 更に帝国の大聖女ルーもルクナ様だったと聞いているのっ! しかも今っ、ヴァン城に来ているらしいのよっ! お会いしたいからなんとかミラお姉様にお願いして、返答待ちなの……でもトラナが人に興味持つなんて珍しいわね。トラナをも振り向かせるなんて、流石は氷神巫女様の娘だわっ!」
母親が熱く語っている間、執事の顔色が悪くなっていき、トラナドールも徐々に顔を引き攣らせていった。
ルクナ……トラナドールはアルセイア王女の親友の名前もルクナだと思い出し、どうすべきか考えたが混乱で頭が回らず母親にありのままを話す事にした。
「お母様……その、今の、女の子が、ルクナ、様です」
「………………はぁ? そんな訳無いじゃない。今、ルクナ様は城に居るのよ」
「いえ、確かに……ルクナと名乗りました。ねぇ、そうでしょ?」
「はい……ルクナ・レド・ノースマキナと、確かに名乗りました」
「…………偽物よ。きっとそう……でもあの服……グレイド試験で……いいえ、今から城に行くわ。ミラお姉様に直接頼むから買い物は中止よ。馬車を出しなさい」
「はっ!」
「おかーさま、わたしもいきたい」
「私も行きますっ!」
「……別の部屋で大人しく出来るのなら良いわよ。あっ、待って! ルクナ様にお土産を買うわっ! 急いで戻るわよ!」
トラナドールは母をここまで言わすルクナに興味を持った。母は有能な者にしか興味を持たない。そしてルクナには興味を超えて心酔しているようにも見えた。
噂程度の存在だったアルセイアの親友は、徐々にその名前が知られていったのだが……情報を集めていなかった事を少し後悔していた。
そして店に戻る直前、執事の部下二人が急に膝を付いた。
「ぅっ、ぁっ、がっ……」「くる、しい……助け、て……」
「おいっ! どうした! おいっ!」
「どうしたの? 何が起きたの?」
「急に二人が……嘘だろ……おいっ! しっかりしろっ! くっ……周囲を警戒っ! 何者かの襲撃だっ!」
一瞬にして殺された……何が起きたのかもわからなかった。
周囲を警戒したが、怪しいものは居らず魔力も何も感じなかった。
しばらくして警戒を解こうとした瞬間……執事の背筋を急な寒気が襲った。
『ケケケケケケケッ、オマエハ、イカシテヤル』
耳元で囁かれた言葉、死人が言葉を発したような正気の無い口調に、執事の汗が頬を伝った。
意を決して振り返ったが、何も見えなかった。いや、薄らと透明なものが見えた程度でスーッと消えていった。執事は子供のような影を精霊……いやあれはもっと禍々しいものだと思った。
執事は確信した……あれは本物のルクナ・レド・ノースマキナだと……
「奥様、失態を犯しました……私を処分して下さい」
「……先ず、何が起きたのか1から説明して。こいつらは何をしたの?」
「……攻撃、しました。彼らを殺したのは……恐らく、ルクナ・レド・ノースマキナの護衛です。私には、手に負える相手ではありません……申し訳ありません」
「貴方の処分は後回しよ。今はルクナ様に謝罪をしないといけないわ。謝罪さえ出来れば、繋がりが得られる……好機だと思うようにするわ」




