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七百年の眠り  作者: リィズ・ブランディシュカ
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03

 


 七百年目。

 七度目。


 村の端へ。

 でも、貴方はいない。


 それでも、私は貴方を。

 貴方が好き。


 だって、もうすでに貴方がいないなんて。

 そんな可能性考えたくない。


 この時までの、全てだったもの。

 七百年も生きる、理由だったの。


 なのに、私をだましたの?


 もうとっくに貴方は、

 人としての生を終えて、

 私でない誰かを伴侶として、

 子を成して、

 天寿を全うしてしまったというの?


 考えたくない。


 私は再び眠りについた。


 いつか会える日がくると信じて。







 同じころ、村の端で誰も眠りについていないとしても。







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