062⚫️竹ぼうき
第2回、セキュリティ・コアとエンジェラム・ラボとの合同野球大会だ!
いやあ、2回目を開催できるとは、思わなかったぞ。
チーム分けは、今回もくじ引きで公平に。
セキュリティ・コアとラボのメンバーが、バランスよく混ざるように工夫された。
ベンチのムードもいい。
普段は交流がない部外者どうしだから、知らない話を互いに聞くことができる。
まあ、機密事項はだめだが。
ユニフォームは自由。
みんな思い思いの服装で参加していて、
グラウンドはまるで文化祭のような賑わいだ。
さすがに今回はコアの連中、スーツ姿はいないぞ。
ラボも白衣は混じってない。それなりの装備、いや、服装だな。
ただし、前回のことがあるので、
ココアとエイミー、俺とジンはピッチャーは禁止だ。
局長と所長がいろいろとルールを作ったからな。
俺たちがルールブックだ、なんていっていたよな。
ラボの連中は研究中心だから金属バット、
コアのエージェントは腕っぷしも強いから木製バット。
なるほど、普段の仕事の内容が反映されてるってわけか。
・・・だが、なあぜだあ!
俺たち4人は竹ぼうき!
これで打席に入るのかあ?!
体力・能力・スペックの差を考えれば妥当だと?!
ふざけるなあ!
白を基調としたユニフォーム姿のココアが、竹ぼうきを構えて打席に立つ。
カキーン!!
甲高い音と共に放たれた打球は、
一直線に外野を越え、遥かフェンスの向こうへ!ホームランだ!
見たか、局長!
ベンチからは歓声と笑い声が飛び交い、
局長がマウンドで膝をついてうなだれる。
よし、次は俺の打席だ!




