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6話

ボキャブラリーが少ないので勉強しようと思います。小説家ってすごいなと、改めて感じましたw



では本編へ




俺たちは6時間目が終わってHRが始まるところだった。


「えー、今日は授業、お疲れ様でしたー。皆さんにとって初めての高校の授業でしたが慣れましたか?明日も通常日課です。それじゃあ終礼し、あ、終礼後如月くんと白石さんは職員室へ来るように。では終礼。」


先生がそう言うと、 また如月と妃奈さんかよー。あいつらなんか最近仲良いよなー。妃奈さんに至ってはアイドルだから恋愛感情とかあったらヤバイよなー、ってか、あったら如月恨むわ。とか、あ、俺確かネットで……。などとさまざまな声が飛び交った。俺は騒ぎを鎮めるために、


「皆んな!と、とりあえず終礼しよー!」


と声をかけた。すると、 あいつ逃げやがった。とか、話を逸らすってことはもしかして……!などと多くの声が飛び交ったがなんとか終礼することができた。そして俺と妃奈さんは逃げるように職員室へ向かった。



職員室に着くとそこには真面目な顔をしている先生が座っていた。俺はそれに気がつき気を引き締める。彼女も気づいて顔が真剣になっていた。俺たちが職員室に入ると先生が、


「如月くん、白石さんとりあえず座りなさい。」


っと俺たちを座らせた。

俺はさらに心を据えた。そして数秒後、先生が口を開いた。


「まず初めに今君達が直面している問題について話す。あまり騒がずに聞いてくれ。今度の雑誌で君達のスキャンダルが掲載される予定だ。何故なのかについては少し待ってほしい。」


俺は心を据えていたつもりだった。しかし、俺は驚きを隠せずにはいられなかった。きっと彼女の方もそうだろう。


ガチャ、キィーー、 失礼します。


俺があれこれ考えている間に誰か入ってきた。


「マネージャー……」


彼女のそんな言葉を聞いて驚く。さらに


「失礼します…。」


入ってきたのは俺の母親だった。俺は驚愕した。まさか親まで呼び出しをくらうとは思ってもみなかったからだ。


「取り敢えずこちらに座ってきださい。」


先生がエスコートして座らせる。今の状況はこうだ。机を挟んで俺と母親、その向かい側に妃奈さんとプロデューサーの方。その間に先生という構図だ。

そしてまず初めに妃奈さんのマネージャーが口を開いた。


「まず初めに私の方から自己紹介させていただきます。私はもうおわかりであると思いますが、 白石妃奈 のマネージャーをさせていただいている 花澤 飛鳥 (はなざわ あすか)と言います。」


花澤さんが自己紹介をし終えると、俺の母は少し焦ったようにして自己紹介した。


「わ、私の名前は 如月(きさらぎ) 絢音(あやね)と言います。えー、隣にいる如月優斗の母です。こちらから挨拶しなければならないところを……。本当にすみませんでした。」


花澤さんはいいですよっと伝え、そして話しだした。


「この度の件について、改めて話させていただきます。まず初めに前日、こちらの白石 妃奈がある集団に暴行を加えられそうになっているところをそちらの 如月優斗くんが助けてくださいました。この件については本当に感謝しても仕切れません。本当にありがとうございました。」


花澤さんは感謝の弁を述べてくださったことに、俺は少し安心した。俺はてっきりこっ酷く怒られた後に、損害賠償を請求されると思っていたからだ。


「いえ、当たり前のことをしたまでですので……。」


俺は思ってることを伝えると。花澤さんは少し驚いた目でこっちを見てきたがすぐに真剣な表情に戻り、そして話しだした。


「まず、如月優斗くん。あなたには行っておかなければなりません。」


俺はこれから発せられるであろう言葉を想像しながら心を据えた。

そして花澤さんが口を開いた。


「本当に申し訳ありませんでした!この度の件につきましては私の判断ミスが原因です。なのでこの件に関して責任を感じて欲しくはありません。」


俺は 貴方はとても抱えきれないくらいの責任を犯した などときつい言葉が来るだろうと思っていたが、違うことに少し驚きつつ、


「ハ、ハァーー。な、何故そう思われたのか教えてくださいませんか……?」


と花澤さんに聞いた。すると花澤さんは少し重い口ぶりで話しだした。


「実は如月優斗くん、いや、優斗さんが助けてくださったその日の夕方に学年主任の斎藤先生から一緒に帰ってやってくれと言われたと思う。実はそれは私の頼みを聞いてくださってのことなのです。そして本当に失礼だと思いますが実は私は優斗さんと妃奈がそこまで仲のいい友達になっているとは思っていませんでした。」


俺はこの言葉を聞き結構ショックを受けたが、冷静に考えてみると、その日にあった人と1日でそこまで仲良くなれるかと言われれば、仲良くならないと思う。だから俺は、花澤さんの気持ちを少しでも軽くしようと声をかける。


「花澤さん、大丈夫ですよ。それが普通の考え方です。実際に私が妃奈さんのマネージャーなら、普通に考えてその日で会った人と仲良くなれるとは思いません。なので、そこまで罪悪感を持たないでいただけないでしょうか?」


「その言葉が聞けただけで、少し心が軽くなりました。本当にありがとうございます。」


花澤さんは少し微笑みそして、真剣な顔に戻って続きを話し始めた。


「少々取り乱しました。すみません。では続きを話させていただきます。私は優斗さんを妃奈と一緒に帰らせることで優斗さんに妃奈を守ってもらおうと考えていました。本当に申し訳ありません。優斗さんには迷惑だったと思いますが。」


「いえ、私も一緒に帰れて嬉しかったので大丈夫ですよ。」


と俺は伝える。この言葉に妃奈は少し頬を染めていたのだがそれを俺は見てなかったのは、秘密だ。


「本当に優斗さん、ありがとうございます。えー、優斗さんのお陰がわかりませんが実際に妃奈は安全に帰宅することができました。しかし、ここからが問題で、その時にある写真がとられてしまったのです。」


花澤さんは写真を見せてきた。そこには俺が妃奈さんと抱き合っているように見える写真だった。

この写真を見たとき俺の母親の目はとても驚いていたが、とても申し訳なくなっていた。


「優斗、あなたこの状況について説明しなさい。そして、妃奈さん、花澤さん、うちの息子が本当に申し訳ありませんでした。」


俺の母親はそう言って、少し涙を浮かべいた。


すると妃奈さんが口を開いた。


「優斗君のお母様、あまり気にしないでください。あの時私もどうしたのかなぁと思いました。しかし、あんな行動をするのに理由がないとは私は思いません。だから優斗君の話を聞いてみましょう。」


俺は彼女に感謝した。そして俺は写真の時の状況を伝えた。


「あの時実は嫉妬の目のような目が向けられてきて、そして俺は嫉妬の目を向けてきているやつを妃奈さんのストーカーだと思い、妃奈さんのプライベートが侵されないように、うストーカーから見えないように上手く隠したつもりでしたが、まさかこんな形になってしまうとは思ってもいませんでした。身勝手な判断をしてしまい本当にすみませんでした。」


俺は精一杯伝えた。それをわかってくれたのか、みんなは俺を責めようとはしなかった。


「わかりました。やはり事情があったのですね。優斗君は善意から行動を起こしてくれました。それについては感謝します。それに優斗君のお陰でこの写真を見て妃奈さんと優斗君が一緒に帰っていたのは撮った本人しかわからない。だから、どうにかできると思います。なので、優斗君もあまり気落ちしないでください。」


花澤さんは俺を元気づけるために声をかけてくださった。俺はなんて優しい人達に囲まれてるのか再確認した。


そしてこれまでの説明を終えた花澤さんは俺たちに話しだした。


「もう起こってしまったことは無かった事にはできません。なので、これからについて話させて頂きます。今現状として、前日の朝、優斗君が男集団から助けたことがネットで出回っています。そしてそれが妃奈のスキャンダルへ繋がろうとしている。私はこのスキャンダルを防ぐために優斗君、君に頑張ってもらわないことがある。これは強制ではない。しかし、返答によっては妃奈のアイドル人生に関わることだ。だからよく考えて答えてください。母親と相談して……。」


「わかりました。その要件をお願いします。」


俺は一層真剣な眼差しで言った。

そして花澤さんは一呼吸置いて言った。


「結果的に言うと優斗君、君にはアイドルになり、そして俳優として妃奈と共演してほしいと考えております。」


俺は目を疑ったが、理由を聞くために冷静なると、花澤さんは説明しだした。


「今からする話は妃奈にもしていない話です。実は私は妃奈のマネージャーになる前はアイドルをやっていました。そこで私はある一人の一般男性に恋をしてしまいました。しかしそれはすぐにバレてしまいました。それからというもの、私の仕事は減っていき、遂には引退、そして好きだった一般男性の方は私をアイドルから降ろしてしたったことを後悔して結局別れることになった。私はたとえ、優斗君と妃奈が付き合ってないとしても、2人には悲しんでほしくない。そのためなら私はどんなことでもします。だから優斗君、どうかお願いします!」


俺は花澤さんがアイドルであると聞いて、俺は開いた口が塞がらなかった。また、こんなにも妃奈さんのことを考えているのが凄いと思ったし協力したいと思った。


しかし、俺はこれを即答できなかった。なぜなら、俺は、普通の生活を送りたいと思ったし、そして何より、もし俺が俳優になったら、家族に迷惑がかかると思ったからだ。俺はこれ以上家族には迷惑をかけたくなかった。それが俺にとっては本当の家族ではないとしても。

俺が悩んでいると母は俺の気持ちを読み取ったのか、諭すように言った。


「優斗、子供は親に甘える者なんだよ。優斗は記憶を無くして私たちにとても迷惑をかけてしまっていて、これ以上は迷惑をかけられないと思ってるんだよね?なら、心配しないで!子供のわがままを聞くのが親の役目だから…。だからこそ優斗、あなたが決めなさい。」


俺は母の言葉を聞き、涙が出てきそうになった。俺はとても心配だった。これ以上わがままを言っていいのか。でも今の言葉を聞いて気づいた。もっとわがままになっていいと。

俺はもう一度考え直して、花澤さんに言った。


「俺をアイドルとして、そして俳優として起用してください!」



こうして俺の人生は新しいレールへと乗った。



ご視聴ありがとうございました。


主は右目の調子が悪いです。少し心配です。だけど小説を書こうと思います!

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